発達栄養学188 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校8

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
⑤展開(4時間)
〔主な学習活動〕
*1週間分の給食の献立(写真)を見て、気づいたことを話し合う。
・たくさんおかずがあるね。
・毎日たくさんの食品が使われているね。
・ごはんやパンは必ずあるね。
*給食の献立の主食、主菜、副菜に使われている食品を調べ、三つのグループに分け、気づいたことを話し合う。
・どのグループにも食品があるね。
・主食には「主にエネルギーのもとになる」食品が含まれているね。
〔指導上の留意点〕
*給食の献立を取り上げ、1食の食事にはたくさんの食品が使われていることやご飯やパン、めん類などの主食が必ず含まれていることなどに気づくことができるようにする。
*食品を三つのグループに分けることにより、主食には「主にエネルギー」となる食品、主菜には「主に体をつくるもとになる」食品、副菜には「主に体の調子を整える」食品が含まれているため、主食、主菜、副菜を組み合わせることで、三つのグループの食品がそろった献立になることを理解できるようにする。
・栄養教諭が給食の献立などを活用し、主食、主菜、副菜の組み合わせにより、栄養のバランスがよくなることを確認する。