文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
⑤展開(5時間)
〔主な学習活動〕
*地域または季節の食材やそれらを用いた調理のよさについて話し合う。
*事前のインタビューや広告などを基に、身近な地域で生産されている食材についてグループで調べる。
・家の周りでは、○○が育てられていたよ。
・スーパーには地元で生産された○○が売っていたよ。
・給食の献立表にも書いてあったね。
*地域または季節の食材を用いた料理や通気に伝わる料理についてグループで調べる。
・地域の祭りのときにいつも食べている料理があるね。
・私の家では、お母さんがおばあちゃんから教わったと話していたよ。
*学級全体で、グループで話し合ったことを発表し合う。
〔指導上の留意点〕
*栄養教諭が、給食に取り入れている地域または季節の食材やそれらを用いた調理について説明する。
*事前にインタビューなどを行うことで、地域の食材に関心をもたせ、主体的に学習に取り組めるようにする。また、地域のお店の広告なども活用して調べることができるよう助言する。また、地域のお店の広告なども活用して調べることができるよう助言する。さらに地域の人材を招いたり、インタビューのVTRを視聴したりすることも考えられる。
*学級全体で話し合ったり、カードなどでまとめたものを提示したりして、地域の食材や地域に伝わる料理について、生徒が共有できるようにする。