文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
〔主な学習活動〕
*グループで見直した1食分の和食の献立の調理計画を立てる。
・主食、主菜、副菜の調理の手順を調べる。
・グループで調理の分担を話し合う。
*作成した調理計画を基にグループで調理実習のシミュレーションを行い、調理計画を見直す。
〔指導上の留意点〕
*調理の手順については、コンピュータなどの情報手段や調理カード、デジタル教材などを活用して調べたり、地域の人材に助言してもらったりすることも考えられる。
*既習の調理計画の学習や生徒の生活経験と関連づけて考え、具体的に計画を立てることができるよう助言する。
*調理実習のシミュレーションを行うことで、熱源や包丁・まな板など使用状況や分担を再確認し、複数の調理を効率よく行うことができるようにする。