発達栄養学205 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・中学校12

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
〔主な学習活動〕
*安全と衛生や作業能率に留意して、1食分の和食の献立の調理を行う。(2時間)
*示範を見て、だしの取り方について確認する。
*調理計画に基づいてグループで調理を行う。
*実習について振り返り、評価する。
・実習を通して考えたこと
・実習を通して学んだこと
・次の学習や生活に生かしたいこと など
*全体で実践を発表し合う。
〔指導上の留意点〕
*だしの取り方を示範し、調理のポイントを理解できるようにする。
*食品の適切な洗い方、切り方、加熱方法、調味方法、調理器具の安全で衛生的な取り扱い方について助言する。
*調理実習の際にも、地域の人材を活用し助言を得ることで、安全に作業を進めることも考えられる。
*実習の振り返りを通して、生徒が課題を解決できた達成感や実践できた喜びを味わわせ、次の学習に主体的に取り組むことができるようにする。