文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
(イ)当該教科で指導することが考えられる例
*健康の保持増進には、1日の生活の仕方が深く関わっており、1日の生活のリズムに合わせて、運動、食事、休養および睡眠をとることが必要であることを理解できるようにします。
*運動、食事、休養および睡眠などの学習したことと、自分の生活とを比べたり、関連づけたりして、1日の生活の仕方や生活環境を整えるための方法を考えます。その際、学校給食などは、学校全体で計画的に行われていることを取り上げ、保健活動の大切さを気づかせたり、考えさせたりします。
*体をよりよく発育・発達させるための生活について、学校給食の献立のように多様な食品をとることができるような、バランスのとれた食事が必要であることを理解できるようにします。その際、体をつくる基になるたん白質、不足しがちなカルシウム、不可欠なビタミンなどを摂取する必要があることについても触れるようにします。
*体をよりよく発育・発達させるための生活について、学習したことを自己の食生活と比べたり、関連づけたりするなどして適切な解決方法を考えるようにします。
*体の発育・発達について、自己の発育・発達や体をよりよく発育・発達させるために考えたことを、学習カードなどに書いたり、発表したりして伝え合えるようにします。