食品に含まれるたんぱく質は20種類のアミノ酸によって構成されていますが、体内で合成される非必須アミノ酸(アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、チロシン、システイン、アスパラギン、グルタミン、プロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸)と、体内では合成されない必須アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、リシン、フェニルアラニン、トリプトファン、スレオニン、ヒスチジン)に分類されます。必須アミノ酸がバランスよく含まれる食品は良質なたんぱく質と呼ばれ、これに該当するのは肉類、魚類、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品です。
ビタミンとミネラルのバランスを取るためには、推奨量(日本人の食事摂取基準)を満たす必要があります。成人の1日あたりの摂取量は、脂溶性ビタミンのビタミンAは男性が800〜900μg、女性が650〜700μg、ビタミンDは男女ともに5.5μg、ビタミンEは男性が6.5ng、女性が6.0mg、ビタミンKは男女ともに150μgとされています。水溶性ビタミンのビタミンB₁は男性が1.0〜1.2mg、女性が0.9〜1.1mg、ビタミンB₂は男性が1.1〜1.3mg、女性が1.1〜1.2mg、ナイアシンは男性が13〜15mg、女性が10〜12mg、ビタミンB₆は男性が1.4mg、女性が1.2mg、ビタミンB₁₂は男女ともに2.4mg、葉酸は男女ともに240μg、パントテン酸は男性が5mg、女性が4〜5mg、ビオチンは男女ともに50μg、ビタミンCは男女ともに100mgとされています。
ミネラルの1日あたりの摂取量は、カルシウムは男性が650〜800mg、女性が650mg、マグネシウムは男性が340〜370mg、女性が270〜290mg、リンは男性が1000mg、女性が800mg、鉄は男性が7.0〜7.5mg、女性が6.0〜6.5mg、亜鉛は男性が9〜10mg、女性が7〜8mg、銅は男性が0.9〜1.0mg、女性が0.7〜0.8mg、マンガンは男性が4.0mg、女性が3.5mg、ヨウ素は男女ともに140μg、セレンは男性が30μg、女性は25μg、クロムは男女ともに10μg、モリブデンは男性が25〜30μg、女性が20〜25μgとなっています。