自分が習う立場だけであれば、合格点に達するだけの知識の取得でも足りるかもしれません。ところが、学んだことを覚えて、他の人に伝えなければならないという立場だと、学ぶときの覚悟から違ってきます。教えるほうとしたら、正しいことを正しく伝えてほしいので、しっかりと全部を理解してほしいところですが、少なくとも間違った覚え方をして、間違いのまま伝えることだけは避ける必要があります。
これが茶飲み話のレベルなら、少々の間違いはあってもよいのでしょうが、伝言ゲームのように次々と伝えられ、広まっていくことを考えると、初めの段階で間違って覚えることなく、正確に覚えてほしいのです。
ということで、うろ覚えにならないように、話す内容をそっくりそのまま文章にしたような講習テキストを作成しています。だから、気になるところは、何度でも見直して、しっかりと頭に刻み込んでほしいのです。それでも覚えきれなかったら、講習テキストを持ち出して話をするようにしてほしいのですが、学んだことを、そのまま伝えていく講習スタイルなら、少なくとも間違った伝わり方はしないはずです。
メディカルダイエットの資格認定講習は、3段階方式を採用して、初球講習を学んで認定を受けた初級認定者は、次に中級講習を学んで中級認定者となると、初級講習を開催することができます。一つ上の資格認定者になると、自分が学んだ下位の講習内容を話せばよいということで、その段階では初級の講習テキストの内容は完全に把握しているはずです。その上の上級認定者も同じ形で、中級講習会を開催することになります。
メディカルダイエット講習の講師を務めるためには、科学的なメカニズムの理解も、生活習慣病対策などの医学的なメカニズムの知識も必要になります。メディカルダイエットは自分や家族のためから始まり、自分の仕事に活かすため、地域の健康づくりに活用するためと、受講動機が変化していくことを想定しています。それに対応できるように、講習内容もステップアップさせています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)