発達障害と勘違いされやすい口腔機能発達不全症について、前回に続いて17種類の口腔機能の評価項目について説明します。
口腔機能発達不全症チェックリスト(離乳完了後)
機能 分類 項目
食べる 咀嚼機能 歯の萌出に異常がある
機能的因子による歯列・咬合の異常がある
咀嚼に影響するう蝕がある
強く咬みしめられない
咀嚼時間が長すぎる、短すぎる
偏咀嚼がある
嚥下機能 舌の突出(乳児嚥下の残存)がみられる
食行動 哺乳量・食べる量、回数が多すぎたりムラがある等
話す 構音機能 構音に障害がある(音の置換、省略、歪み等がある)
口唇の閉鎖不全がある(安静時に口唇閉鎖を認めない)
口腔習癖がある
舌小帯に異常がある
その他 栄養 やせ、または肥満である
その他 口呼吸がある
口蓋扁桃等に肥大がある
睡眠時のいびきがある
上記以外の問題点