日本メディカルダイエット支援機構の支援は間接支援を指していて、直接的に支援をする人を支援するのが自分たちの役割だと認識しています。私たちの支援を受ける人たちには教育や情報発信という直接的な支援なのですが、団体などを通じて最終的に支援を受けている人にとっては間接支援となります。
フードバンクを例にあげると、食品の安全性の知識は食品を寄付する人にも、その寄付を受けて配布する人にも、そして配布される人にも知っておいてほしいことですが、時間的にも物理的にも難しいというのが実態です。そこでフードバンク事業に直接的に関わっている方々に情報を提供して、その方たちが講習や情報発信ができるようにする活動は間接支援となります。
支援の現場は、福祉を例にあげるまでもなく大忙しで、もっと勉強や情報収集が必要だということをわかっていても、学びに行く時間がない、情報検索をする時間がないという人には、それを代わりに実施しています。間接支援といっても間接の間接になることもあり、現場の方々に届ける情報を、その団体の上の方に伝えるということもしています。
できることなら間接支援といっても、話を伝えるべき人には直接の教育や情報の支援をしたいのですが、感染症対策が必要な時代には、どうしても間接支援のための間接支援となってしまうのは仕方がないことです。
介護や教育などの支援に携わる人は、健康を維持して仕事を続けてほしいということから、職場内で「健康であれ」と言われることがあります。健康でいるのは当然のことで、自分でできる健康づくりに取り組み、感染症を防ぐ努力もしてほしいのですが、ただ言うだけでは実施することも継続することもできません。そこで職員などの健康を求めるなら、雇用する側が情報を得て、発信することが重要で、そのための間接支援が必要なら、それに応えるのも私たちの役割だと認識しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)