Medical Diet70 太るための早食い

「早食いは太る」というのは昔から言われてきたことです。早食いでも、ゆっくり食べても食べる量が同じなら太る、やせるは関係がないようにも思われます。どんな食べ方をしてもエネルギー量は変わらないからです。
エネルギー量が同じであれば、同じ結果というのは一般的なダイエットの考え方で、メディカルダイエットでは食べる量がすべてではありません。食べる順番(運動の前に食べるか後で食べるか)や食べるときの条件(入浴の前か後か)という条件で、吸収が変わってくるからです。その手法をメディカルダイエットと表現しています。
早食いをすると太るのは、血糖値が上昇して満腹中枢が働く前に食べ終えてしまい、お腹が満たされない感じになって、余計に食べすぎてしまうからです。実際には多くの量を食べていて、エネルギー量的にも多くを摂取していても、食べ始めてから血糖値が上昇して満腹中枢が働くまでには15分ほどはかかります。
だから、ゆっくりと食べて、食べている途中で血糖値が上昇するようにするのは通常の太らない方法となります。それとは逆に太るためには、ただ早食いするだけでなく、摂取エネルギー量を増やして、食べた量の割には脂肪が蓄積されるようにすることです。
同じ重量であっても脂肪はエネルギー量が高くて、1gあたりで比較すると糖質とたんぱく質は約4kcalであるのに対して、脂肪は約9kcalにもなっています。糖質もたんぱく質も余分に摂ったものは肝臓で脂肪に合成され、その脂肪は脂肪細胞に蓄積されていきます。
その働きを促進するのは膵臓から分泌されるホルモンのインスリンで、インスリンの分泌を増やすのは血液中のブドウ糖です。膵臓に入るブドウ糖が多くなると、インスリンの分泌量が増えていきます。
ということで、太るためには脂肪とブドウ糖を同時に摂ることで、例えばお菓子でいえば、糖質が中心の和菓子よりも、糖質と脂肪がともに含まれている洋菓子のほうだということになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)