サプリ概論163 インスリン分泌促進のエラグ酸

ダイエットサプリメントの素材として人気が高まっているものにエラグ酸があります。ダイエットサプリメントは新たな成分、他とは異なるメカニズムのものが選ばれる傾向があります。エラグ酸は膵臓から分泌されるインスリンの働きを高めることで血糖値(血液中のブドウ糖の量)の上昇を抑える作用があり、血糖値が低めになることによって、継続的にインスリンが分泌されるのを防ぐことによって、肝臓で合成される脂肪酸を減らすという仕組みがあります。
インスリンが多く分泌されると肝臓での脂肪合成が進みそうに思われるところですが、インスリンを多く分泌させることで、全身の細胞に取り込まれるブドウ糖を増やすことで血糖値が下がり、それ以降のインスリンの分泌を減らすというのが新しい仕組みと認識されて人気が出ています。
エラグ酸は天然のポリフェノールで、サプリメントにはアフリカマンゴノキの種子に含まれるものが主に使われます。体内にはインスリンの分泌を阻害する生理活性タンパク質のレジスチンがあるのですが、レジスチンの分泌を抑える作用がエラグ酸にはあります。
エラグ酸は1996年に医薬部外品として許可され、2003年に食品添加物としても使用が許可されています。抗酸化作用があり、美白効果、抗菌・抗ウイルス効果なども報告されています。食品では、ザクロ、イチゴ、ベリー類、ナッツ類に含まれ、特に多いのはブラックベリーです。
摂取タイミングとしては、血糖値が上昇している30~60分間に摂ることで効果を発揮するので、成分が肝臓に届くまでの30分ほどの時間を考慮して、食事の前後に摂ります。
このほかにもインスリン分泌促進作用のある素材としては、カイアポイモ、クロム、バナジウム、バナバがあります。