歩くだけでもサーキットトレーニングになる

テレビ番組の提案としてノルディックウォーキングを紹介しましたが、ノルディックウォーキングなら歩くだけでサーキットトレーニングにすることができます。ポールを用いたノルディックウォーキングでなくてもサーキットトレーニングにするのは可能です。その場合には1分間の“超早歩き”をすることから始めます。会社や学校に遅れそうだと必死になって歩くスピードでの歩行速度です。運動をしなれていない人にとっては、歩くといっても有酸素運動ではなく、無酸素運動のレベルになります。
これだとジョギングよりもエネルギーが消費されますが、脂肪を燃焼させるために筋肉の中に多くの酸素が送り込まれます。そのあとに普通のスピードで歩くと酸素が多い状態で有酸素運動をすることになるので、脂肪の燃焼効率がよくなります。
普通速度のウォーキングを5分間続けたあとに、また1分間の超早歩きをします。これを繰り返すことで無酸素運動と有酸素運動を繰り返すサーキットトレーニングと同じ効果が得られるようになります。5分間のウォーキングで体力が回復してきたら、1分間の超早歩きを行うわけですが、体力がついてきたら4分間、3分間と短くしていきます。
これは口で言うのは(文章に書くのは)簡単なことであっても、超早歩きをすることも普通の速度のウォーキングで体力を回復させるのも、なかなか大変なことです。そこでノルディックウォーキングの出番となるわけですが、ポールの支えがあるので早く、勢いよく歩くことができます。また、ポールの支えがあるので、普通に歩いているときに体への負荷が少ないので、長く歩くことができる、歩きながら回復しやすいということもあります。
つまり、スピード調整がしやすく、有酸素運動と無酸素運動の切り替えも容易で身体強度も変えられるので、サーキットトレーニングの効果が得やすいということです。