教室なび2「小規模な教室の応援」

コロナ禍でよいことは一つもなかったという人が数多くいることは承知していて、あえて書かせてもらいますが、一つだけよかったことがあるとしたら、オンラインの活用が進んだことで、遠く離れていても話ができて、講習も実施できるようになったことです。
自分の趣味や特技を活かそうと頑張っていた女性を応援する事業があります。以前は各地の小規模な教室をネットで紹介して、教室の受講者に合わせたサンプリングをする形で事業を行っていました。ところが、コロナ禍で狭い空間に多くの人が集まることが避けられるようになり、教室も数が減ったり、規模の縮小が起こりました。それに対応するために、オンラインレッスンのシステムを構築して、教室に提供することに切り替えました。
これは助かる仕組みではあるものの、オンラインレッスンまで踏み込めないところも多く、教室を紹介するサービスが縮小されたことで、講習ができにくくなったこともあります。
健康や美容などの分野では対面しないことには伝わらないことも多く、多くの人が集まることができない状況の中、参加者を絞った小規模なサロン形式の講習が増えてきました。
これによって趣味や特技を仕事にする教室が運営できるようになったものの、講習を実施・継続するには規模に関わらず必要なことがあります。それが整わないために、せっかくの専門知識が活かされていないという状況があることを見聞きしてきました。そして、不足している部分を補うことができれば、希望どおりに順調に進められる事業者などが数多くいることもわかってきました。
そこで小規模の教室を運営する方々、中でもコロナ禍で大きな被害を受けている女性の運営者を応援する活動を始めることにしました。健康と美容の知識と情報は、元気に活動していくために必要なことであり、それを頑張っている方々に伝え、その教室から多くの頑張っている女性に伝わっていくことを願っての活動です。
(女性応援「教室なび」応援団・小林正人)