認定講習の諺もじり19「端より談合」その2

メディカルダイエット講習は3段階方式を採用していて、以前の大手エステの会長と話をして、まずは講師クラスのエステティシャンが受講することになりました。初級、中級、上級に分かれていて、中級に認定されると初級の講習を実施することができる方式で、講師は教えながら受講料の一部が得られる仕組みで、これは今も踏襲しています。
大手の会社だったので、試しに講師エステティシャンが中級まで取得して、それに続いて店長クラスが初級、中級と受講するという話でまとまっていたのですが、実際には講師エステティシャンが1人だけ中級になり、初級講習を実施するという結果になりました。
これは仕組みとしては真っ当な方法で、どれだけエステティシャンがいても中級認定者が1人だけで、ほかのエステティシャンに初級講習をしても問題はありません。一度に講習ができる受講者の数にも制限がなかったので、これも問題なしでした。大手なので、レベルアップのためにと話していた会長の言葉を真に受けて、多くの中級受講者が出るものと期待していたのに、期待どおりにならなかったというだけのことです。
結局は1人の中級認定者が初級講習だけを行い、初級認定者が数多く誕生しました。収益は少なくても認定者が出れば、それだけ稼ぎにはなったものの、なぜ会長が話していたことと違う結果になったのか、関係者に聞いていました。
その結果は、初めから1人が中級認定者になって、初級認定講習だけをするという話だったということでした。今回のテーマの「端より談合」があったわけで、この結果が「花より団子」というメリットを、その会社に与えたということです。
前回の「端より談合」その1でも書いたように、「メディカルダイエットアドバイザー(初級)」とネームプレートに書くのが正式名称であったのに、こちらの会社も(初級)は外して、「メディカルダイエットアドバイザー」として、ダイエットのアドバイスを行っていたことを後になって知りました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)