Medical Diet99 良質なたんぱく質vs.デトックス

良質なたんぱく質というと、体内で合成されない必須アミノ酸がバランスよく含まれている食品のことで、それに該当するのは肉、魚、乳製品、卵、大豆・大豆製品です。これらのものを多めに食べていれば健康が保たれるように思われがちですが、その内容によっては健康によいとは言えないことがあります。
獣肉というと牛、豚、鶏が多く、これらは輸入された餌を多く食べています。その中には遺伝子組み換えの大豆やとうもろこしも含まれています。牛肉にはホルモン剤が使われることがあります。魚は養殖の餌が輸入されていることがあり、天然のものは海洋汚染から水銀などの有害ミネラルが多く検出されます。牛乳には脂肪分も多く、脂肪の中に農薬や有害ミネラルが溶け込みやすくなっています。
卵なら大丈夫かと思ったら、卵黄の色を濃くするための卵黄着色剤という食品添加物が使われたものがあります。大豆は輸入されたものには残留農薬と遺伝子組み換えの不安がつきまといます。
となると、少しでも安全な食品を選ぶか、体内の有害物質を排出することを考えなければなりません。有害物質を排出することはデトックスと呼ばれていて、細胞の中の有害物質を排出することで細胞のエネルギー代謝を高めて、ダイエットにつなげることがすすめられています。
デトックスの方法というと、遠赤外線による発汗での排出が盛んにすすめられているのですが、体外への排出で最も多いのは便で、約75%を占めています。尿から約20%で、皮膚から汗として排泄される量は約1%、毛髪と爪は、それぞれ約1%ずつとされています。便通をよくすることが最大のデトックス法ということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)