資格認定は認定組織が重要という話

当法人はダイエットとサプリメントに関する資格認定講習を実施しています。他の団体や企業の認定資格のテキスト提供や、資格の発行元になることもありますが、たまに資格認定者が「内閣府認定の資格」とサイトやブログに掲載していることがあり、これには注意をしています。当法人は内閣府が認証した特定非営利活動法人(NPO法人)で、その当法人が認定する資格であるのに、短くしたのか、それともわざと内閣府認定としたのか、そこのところは判断しにくいのですが、このことは他の法人の資格認定でもよく見かけます。
前に「厚生労働省認定」という資格を見ました。厚生労働省は直接、個人を認定することはなく、資格を発行している団体の講習の中身を認定しているので、個人が名乗っていたら、これ間違いです。
厚生労働省認定の講習を「国家資格」と説明している団体や認定者にも会ったことがありますが、国家資格は、それを実施するための法律が存在している資格なので、そのような法律があるのかを調べれば間違いであることは簡単にわかります。
資格認定団体が異なっていても、同じ認定資格名称もあります。商標を取っていない限り、他の団体が同じ名称の資格を出すことができます。○○協会認定○○アドバイザーといった書き方で別の団体の資格という見分けがされていますが、認定団体を外して名刺やネームプレートに書かれたら見抜けなくなります。疑問を感じたときには、認定団体を確認するようにしています。
ちなみに当法人の認定は、他の団体の認定名称とは重ならないものとしています。