ダブルブッキングは二重に予約を入れることですが、自分の予約を優先させてくれるなら、ダブルブッキングであってもトリプルブッキングであっても構わないことです。ところが、予約をしていても、ダブルだトリプルだといってキャンセルさせるほうにしたら、たまったものではありません。
わざわざ時間調整をして、時間と金をかけて出向いたのに、ブッキング相手と現場で鉢合わせして、自分が選ばれなかったときはショックでした。直接会って話ができなくても、オンライン会議もあれば、他の通信手段で文章でやり取りはできるものの、そんな目に遭わされたときには、用件自体をキャンセルすることにしています。
それで相手が懲りたら、二度とダブルブッキングでキャンセルされることはなくなる、少なくともダブルブッキングをしたときには、こちらを優先してくれるようになります。突然のキャンセルというのは何度でも経験していて、病気や事故なら全部がキャンセルになるので納得できても、病気だったはずなのに、その日、その時間に打ち合わせをしたことが後になってわかって、気まずい思いをしたことがあります。こちらではなくて、先方が、です。
オーバーブッキングという言葉もあって、これは過剰予約という訳語が明確にされているほど大量に予約を入れる業界では当たり前に行われています。飛行機の予約では起こりやすいことで、キャンセル分を見越して多めに予約を取っています。だから、予約が取れたからと安心して空港に行ったのに、別の飛行機に乗ることになったというのは普通に起こることです。
通常のオーバーブッキングは過去の実績に合わせて予約数を決めているので、大幅に乗れないということは起こりにくいものの、事故や天候不順などで運休便が出たときには、どうしても乗れない人は増えてしまいます。メンバーカードやマイレージでお得意様を優先させる、著名人を優先させるということはあるのですが、ダブルブッキング、トリプルブッキングで選択されなかったときには、自分はお得意様でないということで、打ち合わせに持ち込もうとした企画は、お得意様扱いしてくれるところに優先して使ってもらうようにしています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)