年齢に関係なく楽しめる健康スポーツは、それぞれのスポーツを続けることで心肺機能が高まり、体力がつき、健康度が高まっていくことが期待されます。その期待をかなえてくれるスポーツが存在している一方で、ゲーム性やコミュニケーションを重視して、身体的な健康度の向上を主とはしていないスポーツもあります。
どちらがよいということではなく、それぞれの希望や目的に合ったスポーツを選んで、楽しみながら続けることで達成感が得られることが重要と考えられています。というのは、スポーツを通じた心身の健康づくりに身を置くことによって、健康意識が高まり、それが日常生活の健康度を高める結果となることがあるからです。
スポーツそのものの身体の健康向上よりも、スポーツを実施する場所に向かうために歩くことが健康づくりにつながる、出かけようとするモチベーションが大切、区切りをつけた生活が認知機能を高めるという研究成果もあって、スポーツをすることだけでなく、その運営に関わること、応援することも健康効果につながっていきます。
健康スポーツを楽しんでいるときだけでなく、普段から健康に気を使い、食事や日常的な身体活動、睡眠、ストレスケアなどにも積極的に取り組むことによって、より健康効果が高まることも期待されます。
競技への対応力を高めるためには、体力や集中力を低下させないようにすることも大切で、そのために歩く時間が増えた、体操やストレッチをする機会が増えたという例も少なくありません。
健康スポーツというと、それぞれのスポーツをすることによる健康効果が語られることが多いのですが、スポーツを続けたい、楽しく結果を残したい、年齢よりも若々しく過ごしたいという意識が、スポーツをしているとき以外のモチベーションを高め、総合的な好結果につながっていくのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕