「学びの伴歩」の活動を岡山市で始めるきっかけとなった岡山自主夜間中学校は、岡山市の中心地の表町商店街のビルの一角にあります。
表町商店街は岡山城の城下町として420年以上の歴史がある県内最大の商店街であり、全天候型の総延長1.4km以上のアーケード付き商店街です。その中心部には2025年3月に開店100年を迎えた百貨店の天満屋(岡山本店)があり、賑わいの中心となっています。
創業から100年を超える店舗も数多くあり、天満屋バスステーションは市内・近郊からのバスが必ず通るという好立地になります。アーケードの北端には岡山シンフォニーホールがあり、南端の隣接地には岡山芸術創造劇場ハレノワがあるという県内随一の文化発信地域ともなっています。
学びの伴歩(ばんぽ)は岡山市で、というよりも表町がスタート地点というのが正確な表現で、歩いて回ることができる立地だけに、さまざまな活動に活用できる、まさに伴歩向けの地域といえます。
岡山自主夜間中学校は専用教室を設けて、週に3回、夜間中学校の名のとおり、学びの時間は夜間です。開校時間以外の有効活用ということで話をされていたのですが、ただ他の用途での活用、教室の貸し出しということではなく、画期的なアイデアが求められていました。
まだ画期的と言えるかどうかわからないところがあるものの、単独の活動ではなく、同じ方向を見て、同じ歩みができる複数の団体が集い、一つの目的に向かって、それぞれが特性(得意分野)を活かして役割分担をしながら対等な立場で取り組んでいく協働活動の提案をしました。
協働活動として初めに取り組むのは児童発達サポーターの養成講習で、教室の活用は部分的なことで、発達障害の社会的な理解の促進は、自主夜間中学校の理解と支援とで、重なる部分が多くあったことです。
また、お互いに不足している部分があり、それを補うことができるパーツが不思議なくらいマッチしていたことがあります。
このマッチングは、これから連携していく活動団体でも大切な要件となっていて、現状では2つの活動があがってきています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕