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11月1日
「すしの日」全国すし商環境衛生同業組合連合会が新米の時期で、魚の脂がのっておいしい時期であることから制定。
「紅茶の日」日本紅茶協会が1791年11月1日にロシアのエカテローナ2世から日本人で初めて大黒屋光太郎が茶会に招かれて紅茶を飲んだことにちなんで制定。
「低GIの日」日本Glycemic Index研究会がグリセミックインデックス(GI)の血糖値が上昇しにくい低GI値の普及のために、体にいい(11)の語呂合わせと、IndexのIを1に見立てて制定。
「いい医療の日」日本医師会が設立日の1947年11月1日と、いい(11)医(1)療の語呂合わせで制定。
「ラジオ体操の日」かんぽ生命保険が1928年11月1日にラジオ体操が初めて放送化されたことから制定。
「ソーセージの日」横芝光町商工会(千葉県横芝光町)が1917年11月1日に日本初のソーセージが博覧会に出たことにちなんで制定。
「野沢菜の日」野沢温泉観光協会(長野県野沢温泉村)が野沢菜の蕪主総会が11月1日に開催されることから制定。
「ビフィズス菌ヨーグルトの日」森永乳業が森永ビフィズス菌ヨーグルトの発売日の1978年11月1日にちなんで制定。
「井村屋カステラの日」井村屋グループがカステラをカットした形が1に見え、横から見ると焼き目の入った上面、真ん中の黄色い部分、下面の3層が111に見えることから制定。
毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)、「もったいないフルーツの日」(ドール)

11月2日
「いい血圧の日」カゴメが、いい(11)血圧(けつあつ=ツー)の語呂合わせで制定。
「習字の日」「書道の日」日本習字教育財団が、いい(11)文字(02)の語呂合わせで制定。
「北海道たまねぎの日」全道青果物取扱対策会議玉ねぎ取扱対策会議とホクレン農業協同組合連合会(北海道札幌市)が、いい(11)オニオン(02)の語呂合わせで制定。

11月3日
「みかんの日」全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省が、昔は蜜柑(みっかん)と呼ばれていたことから、いい(11)みっかん(3日)んの語呂合わせで制定。
「いいお産の日」日本助産学会、日本助産師会、日本看護協会、全国助産師教育協議会が、いい(11)お産(3)の語呂合わせで制定。
「ほるもんの日」日本内分泌学会がアドレナリンを発見した高峰譲吉博士の誕生日(嘉永7年11月3日)にちなんで制定。
「高野豆腐の日」全国凍豆腐工業協同組合連合会が高野豆腐を食べて新年を迎えてほしいとのことから高野(58)の語呂合わせで新年まで58日である11月3日を制定。
「アロマの日」日本アロマ環境協会が文化の日を制定。
「オゾンの日」日本オゾン協会と日本医療・環境オゾン学会がオゾンの化学式がO3で、いい(11)オゾン(03)の語呂合わせで制定。
「調味料の日」日本野菜ソムリエ協会が、いい(11)味(3)の語呂合わせで制定。
「難聴ケアの日」岡野電気(埼玉県さいたま市)が、いい(11)耳(3)の語呂合わせと、難聴ケアを文化にしたいという思いも込めて文化の日を制定。
「国際健康カラオケデー」日本音楽健康協会が健康カラオケを国際的な文化としてもらいたいとの思いから文化の日を記念日として制定。
「高野豆腐の日」全国凍豆腐工業協同組合連合会が「高野(こうや)=58」と読む語呂合わせから新年まで残り58日の11月3日を制定。
毎月3日:「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

11月4日
「かき揚げの日」味のちぬや(香川県三豊市)が、かき揚げが麺に乗せて食べられることからカレンダーで11月11日の「めんの日」の上の11月4日を制定。
毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

11月5日
「ごまの日」全国胡麻加工組合が、いい(11)ご(5)まの語呂合わせで制定。
「いい酵母の日」日健協サービス(埼玉県鴻巣市)が、いい(11)酵(5)母の語呂合わせで制定。
「縁結びの日」神話の国・縁結び観光協会(島根県松江市)が、いい(11)ご(5)縁の語呂合わせで制定。
「予防医学デー」北里大学北里研究所病院(東京都港区)が予防医学で寄与することを目的として北里柴三郎が北里研究所を設立した1914年11月5日にちなんで制定。
「おいしいあなごの日」あなご専門店の松井泉(大阪府堺市)が1年を通じて最も脂が乗っておいしい時季の11月と、おい(1)しい(1)あなご(5)の語呂合わせで制定。
毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

11月6日
「いいもち麦の日」石橋工業(福岡県筑後市)がいい(11)麦(6)の語呂合わせで制定。
「アリンコのロールケーキの日」パティスリードパラディ(東京都文京区)はロールケーキ専門店ARINCO(アリンコ)を運営しており、いい(11)ロール(6)ケーキの語呂合わせで制定。
「巻寿司の日」あじかん(広島県広島市)が節分(立春、立夏、立秋、立冬の前日)に巻寿司を丸かぶりすると幸運が訪れるといわれていることから制定。
毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

11月7日
「もつ鍋の日」丸協食産(長崎県佐世保市)が、いい(11)もつ鍋(7)の語呂合わせで制定。
「腸温活の日」フジッコが食物繊維の入った温かい食事をする腸温活の普及のために立冬の頃ということで11月7日を制定。
「いいおなかの日」タカナシ乳業がヨーグルトでいいおなかを心がけるきっかけにしてほしいと、いい(11)おなか(7)の語呂合わせで制定。
「ソースの日」日本ソース工業会が設立の1947年11月7日と、ウスターソースのエネルギー量が100gあたり117kcalであることから制定。
「釧路ししゃもの日」釧路地域ブランド推進委員会が、ししゃもフェアの初日で、いいな(117)の語呂合わせで制定。
「あられ・おせんべいの日」全国米菓工業組合が立冬に合わせて制定。
「鍋と燗の日」日本酒がうまい推進委員会が二十四節気の立冬に合わせて制定。
「夜泣きうどんの日」トリドールホールディングス(丸亀製麺)が立冬に夜泣きうどんを食べてほしいと制定。
「鍋の日」ヤマキ(愛媛県伊予市)が立冬の日を制定。
「ココアの日」森永製菓がココアは体が温まる飲み物であることから11月上旬の立冬を制定。
「立冬はとんかつの日」比呂野(愛知県名古屋市)が立冬にとんかつを食べて活力をつけて冬を乗り越えてもらおうと制定。
毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)

11月8日
「いい歯はならびの日」日本矯正歯科学会が、いい(11)歯(8)の語呂合わせで制定。
「いいお肌の日」ユニリーバ・ジャパンが、いい(11)肌(8)の語呂合わせで制定。
「歯ぐきの日」佐藤製薬が、いい(11)歯(8)ぐきの語呂合わせで11月8日と9日を制定。
「いい菌バランスの日」オハヨー乳業(岡山県岡山市)が、い(1)い(1)バ(8)ランスの語呂合わせで制定。
「堅あげポテトの日」カルビーが堅あげポテトが発売された1993年11月8日にちなんで制定。
「徳島県れんこんの日」徳島県蓮根消費拡大協議会(JA全農とくしま)が、いい(11)は(8)すの語呂合わせで制定。
毎月8日:「お米の日」、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)

11月9日
「換気の日」日本電機工業会が、いい(11)く(9)うきの語呂合わせで制定。
「いい靴の日」いい靴の日プロジェクトが、いい(11)く(9)つの語呂合わせで制定。
「IT断食の日」ドリーム・アーツ(東京都渋谷区 )が、いい(11)空(9)気の語呂合わせで制定。
「タピオカの日」安曇野食品工業(長野県松本市)がタピオカミルクティーを2002年11月に日本で初めてチルドカップ容器で製造販売したことと、この商品がQ−PONと呼ばれたことからQ(9)と組み合わせて制定。
「歯ぐきの日」佐藤製薬が、いい(11)歯(8)ぐきの語呂合わせで11月8日と9日を制定。
毎月9日:「クレープの日」(モンテール)

11月10日
「トイレの日」日本トイレ協会が、いい(11)トイレ(10)の語呂合わせで制定。
「いい頭皮の日」パナソニックが頭皮ケアの重要さをアピールすることを目的として、いい(11)頭(10)皮の語呂合わせで制定。
「断酒宣言の日」全日本断酒連盟が1963年の11月10日が設立記念日で、もう飲ベンバー(ノヴェンバー=11月)、酒、止まる(10日)の語呂合わせで制定。
「ヒーターの日」デロンギ・ジャパンがヒーターを準備して寒い冬を暖かく過ごしてもらうことを目的として、ヒー(11)ト(10)の語呂合わせで制定。
「下半身痩せの日」Style A 芝公園(東京都港区)がスラッとした美脚をイメージする11と痩せてはいないイメージの10から制定。
「かりんとうの日」全国油菓工業協同組合が、かりんとうの形を11、砂糖の糖を10と読む語呂合わせで制定。
「和紅茶の日」Kigg(兵庫県神戸市)が紅茶をおいしく感じられる11月と10を横にするとソーサーとカップに見えることから制定。
「佐伯ごまだしの日」佐伯ごまだし暖簾会(大分県佐伯市)が、11(いい)、10が主原料の魚(とと)を表すとともに、すり棒(1)と、すり鉢(0)に見立てて制定。
「カリカリ梅の日」群馬県の梅加工業者5社(村岡食品工業、コマックス、梅吉、大利根漬、赤城フーズ)が組織する群馬の梅を応援する会「うめのわ」がカリカリ梅が初めて販売された1971年11月と歯応えを表現する、いい(11)音(10)の語呂合わせで制定。
「希少糖の日」希少糖普及協会(香川県高松市)が、いい(11)糖(10)の語呂合わせで制定。
毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

「出雲ぜんざいの日」出雲観光協会が、ぜんざい発祥の地とされる出雲地方では旧暦の10月を神在月と呼んで、神在(じんざい)もちを振る舞ったことから神在月(出雲以外では神無月)の10月で、ぜん(10)ざい(31)の語呂合わせで制定。

毎月31日:「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)

「病院の経営者は自分の病院に入院して実際の食事を食べてみればいい」とアドバイスするのは、病院給食がおいしくないと言われていることを承知している経営者・経営陣だけでなく、自分のところの病院の給食は問題ないと思っている経営者なども含めています。

問題がないと思うだけでなく、周囲に言い切っていた院長が体験入院を2日間した後に、これまで栄養管理部門から要望を出しても聞き入れられなかった病棟への電子レンジの導入が、すぐに決まったということがありました。

これは民間経営の病院の話ですが、公立病院、中でも国立病院は電子レンジの導入は夢の世界と言われていた時期がありました。院長などが入院体験をして電子レンジが必要ということがわかっても、これを自治体や国に要望しても、なかなか聞き入れてもらえなかった時期が長く続きました。

これが急に大転換した時期があります。そのきっかけとなったのは、国立病院に厚生労働省の幹部の家族が入院して、「冷たくておいしくない」という声が直接届いたことでした。翌年の予算に全病院の各病棟への電子レンジの導入が決まりました。

そして、電子レンジが届けられたのですが、すぐには使うことはできませんでした。業務用の電子レンジであったため、通常のコンセントでなくて200ボルトに対応するための工事が必要で、これにも予算がついて使えるようになるまで,さらに数か月がかかりました。

食事のおいしさの評価には、温度も重要な要素で、温かい料理は温かいまま食べることでおいしく感じるということは前々回(日々修行60)に書きました。おいしく感じる温度は、体温との温度差が25℃以上とされています。温かいものは62℃以上、冷たいものは12℃以下となります。

温かいものは、あくまで温かいという範囲であって、70℃以上となると温かいから熱いという感覚になります。
食中毒の原因となる菌が増殖しやすい温度帯は35〜40℃であるので、温かいものを温かいまま提供するのは、安全な食事を提供することとイコールだったのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「目は口ほどにものを言う」というのは、自分の気持ちを伝えるには口に出して言うよりも情のある眼差しのほうが、はるかに相手の心に訴えるものがあるという意味で使われます。このことは世界に通じることとされています。

目の表情は気持ちを伝えるには重要なことだとされているものの、目の表情が見えにくいサングラスをかけている人と対峙していても、それほど不安を感じることがないのは目以外に現れる表情を見抜くことができるからだ、というのが欧米の感覚です。これは微表情の研究にも繋がっています。

日本人は目の表情を重視するところがあるため、それ以外に現れる表情は馴染みがない人が多く、微表情について説明されてもわかりにくいところがあります。そのために、相手の心の中が見抜きにくく、これが人間関係の失敗にもつながりかねません。

このことは従来は、あまり気にされることはなかったのですが、急に注目度が高まることがありました。それは3年間にも渡って継続したコロナ禍のことで、マスクによって口元が見えないことの結果でした。

目の表情を重視する日本人にとっては、サングラスは不安感を与えるものとなっています。サングラスは目の表情が見えないために不安感を与えるということから、日本では警察官は長らくサングラスをかけずにきました。

それは夏場の強い日差しの時期が長くなり、しかも以前に増して強い紫外線を浴びる環境になってきたことから、サングラスの着用が徐々に広まってきました。日本では、まだ夏場の対策であって、当たり前のこととして受け入れられるのは、まだまだ先のこととなります。

この目の表情といっても、眼球や瞳孔だけのことではなくて、目の周りの筋肉の動きに現れる微表情も含めて判断がされています。そのことに気づくと、目の周りと口元、その間の鼻の周りの動きもわかるようになります。

サングラスによって目の周りの表情がわからないことは、他の表情に頼るしかなくなり、これが微表情の研究へとつながっていったということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

肥満や生活習慣病によって食生活の見直しを指示される人は、お菓子の摂取を制限されることが多くなっています。菓子類の摂取を制限(場合によっては禁止)されるのは太る原因になっているからですが、制限をされても手が伸びてしまうのは甘さのせいです。

甘いものは脳に幸福感を与えるもので、少しの量を食べるだけで満足するはずと考えられる一方で、食べすぎることがあります。さらに甘いものがきっかけとなって、その後に食欲が高まることにもなります。

それは菓子類に含まれる作用が血糖値を一気に上昇させるからで、血糖値が上昇すると膵臓から血糖値を下げる作用があるホルモンのインスリンが多く分泌されます。インスリンによって血糖値が下がると、食欲が増して、食欲の連鎖が止まらなくなることもあります。

砂糖はブドウ糖と果糖が1対1で結びついたもので、最もブドウ糖の割合が多いものです。血糖は血液中のブドウ糖のことで、血糖値が高いということは、血液中のブドウ糖が多い状態です。血液中のブドウ糖が多くなると、余分なエネルギー源として肝臓で脂肪酸に合成されます。これが中性脂肪に合成されて、脂肪細胞の中に蓄積されていくのです。

お菓子を禁止されたり、極端に減らすことを指示された人は、他の甘いものを食べようとすることが多く、そこで求められるのは菓子パンです。パンは主食の一つであって、これを禁止されることは、あまりありません。

医師や栄養士に菓子の摂取を制限された人が、指示に従っていると報告をしたとしても、代わりに菓子パンを食べていることを報告することはほぼありません。

では、菓子パンはパンに含まれることから、問題はないのかということですが、その結論を出す前に菓子パンの定義を紹介します。食品表示法の食品表示基準では、パンは食パン、菓子パン、その他のパンに分類されています。菓子パンは甘い味をつけたり、甘味のある具材を入れたパンを指していて、あんパン、ジャムパン、クリームパンが日本の三大菓子パンとされています。

もう少し詳しく見ていくと、食品表示基準では菓子パンは「あん、クリーム、ジャム類、食用油脂等をパン生地で包み込み、もしくは折り込み、またはパン生地の上部に乗せたものを焼いたものであって、焼かれたパン生地の水分が10%以上のもの」とされています。

糖分だけでなく脂肪分も多く、100gあたりのエネルギー量をみてみると、あんパンは253kcal、ジャムパンは285kcal、クリームパンは286kcalとなっています。チョココロネは321kcal、メロンパンは345kcalにもなります。

これに対して食パンは100gで248kcalですが、5枚切りの厚めの食パンは1枚が約200kcalです。200kcalというと、ご飯なら茶碗1杯分に相当します。

菓子パンを食べた分だけ、食事の主食(ご飯、パン、麺類)を減らせばよいのでしょうが、菓子は食事とは別、菓子パンも食事とは別と考える人が多くて、なかなか減らせないということが多いのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「香りの記念日」石川県七尾市が1992年10月30日に開催された世界の香りフェアIN能登を記念して制定。

「リラクゼーションの日」日本リラクゼーション協会が総務省の日本標準産業分類にリラクゼーション業(手技を用いるもの)が新設された告示日の2013年10月30日にちなんで制定。

「たまごかけごはんの日」日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会が第1回シンポジウムの開催日の2005年10月30日にちなんで制定。

「健康に役立つ咀嚼の日」小西デンタルクリニック(大阪府泉大津市)が10月は食欲の秋で、健康のためには一口30回噛むことが推奨されていることから制定。

毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)

病院給食がおいしくないと言われる要因の一つに塩味の薄さがあります。塩味は、「しおあじ」と読むのは塩でつけた味の意味で、「えんみ」と読むのは料理の塩の味加減を意味します。塩分は、おいしさの左右する重要な要素となっています。

健康の維持増進を目的とした食事では、摂取する塩分を減らすことが求められますが、それは塩分(ナトリウム)の過剰摂取によって血圧が高まるからで、塩分を減らすことで血圧が低下することがわかっています。

日本人の1日の平均的な塩分摂取量は10gほどですが、厚生労働省の目標量は1日あたり男性が7.5g、女性が6.5gとされています。これは健康な状態の人の場合で、血圧測定で基準値を上回っている場合には1日6g未満が目標とされます。

これを普及・推進するために国立循環器病研究センターでは、「かるしおプロジェクト」によって、塩分が少ない食品、減塩レシピなどの普及に努めています。

塩分制限をしても、おいしいと言われる病院給食は管理栄養士・栄養士にも調理師にも重要なテーマとなっています。その成果を学会で発表した大学病院があり、取材に行ったことがあります。

入院患者に合わせて塩分を微妙に調整することは、大量に調理をする給食では難しいことで、見た目は同じでも塩分量が異なる料理を提供するのは困難だとされているのに、その大学病院では1g単位で患者に合わせているということでした。

取材をしてみたら、最低限の塩分で調理をして、患者によって塩の小袋を食器の横につけて出していました。自分で塩を加えて、個人に合った塩分量にして食べてもらおうということです。

塩分量は同じであっても、いつ加えるのかによって味は変わってきます。塩分量を微妙に変えているということは入院患者の身体にはよいことであったとしても、料理として成り立たないような塩味の使い方は決して誉められるものではありません。

塩分を減らしても、おいしくする方法は複数の方法があります。塩味が薄いということで不評であった病院で、実験的に塩を増やさずに、おいしく食べてもらえることに挑戦したことがあります。簡単に言うと、出汁をたっぷりと使っただけなのですが、塩分を減らしても濃くておいしいとの評価が得られました。

また、汁物は同じ味が続くと、おいしく感じられなくなることがあることから、同じ料理でも醤油味、塩味、味噌味と変化をつけることで評価が高まります。同じ味噌味であっても、白味噌、赤味噌、合わせ味噌と定期的に変えていくことで、変化が生まれて、おいしく感じてもらえます。

さらに塩分が少なくても、酸味、焦げ味を加えることで、おいしく感じてもらうことができるので、いかに工夫に頭を使うか、努力を続けるかということをアドバイスしています。そのアドバイスのために、今でも研究を重ねています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「聖域なき構造改革」が経済政策スローガンとして掲げられたのは小泉順一郎内閣でのことです。この考えは安倍晋三内閣にも受け継がれて、野党から返り咲いて総理大臣になったときの初の会見で「構造改革を加速させ、補強していく」と語ったことで、構造改革の路線は引き継がれました。

「聖域なき構造改革」の聖域は、既得権を指していて、国が直接手がけていたことを民営化させるときの合言葉のように使われました。郵政民営化、道路関係四公団(日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団の特殊法人)の民営化などによって、公共サービスを民営化させる「官から民へ」が第一にあげられました。

また、「中央から地方へ」もスローガンとされて、国と地方の三位一体の改革として、国と地方公共団体に関する行財政システムの3つの改革(国庫補助負担金の廃止・縮減、税財政の移譲、地方交付税の一体的な見直し)が始まりました。

「聖域なき構造改革」を表す言葉として語り継がれているのは、「今の痛みに耐えて、明日を良くしようとする米百俵の精神こそ、改革を進めようとする今日の我々に必要ではないか」との小泉首相の所信表明演説の言葉です。

小泉首相は「構造改革なくして景気回復なし」と発言して、構造改革によって景気回復を図る骨太の方針を発して、これに反対する国会議員や官公庁を抵抗勢力と呼んで対立していくことになります。

郵政民営化に反対する有力議員は除名、選挙区への刺客の擁立などもあって、小泉下ろしが起こったものの、「郵政民営化に賛成するか反対するか」というわかりやすい争点を掲げた“小泉劇場”によって、総選挙に大勝した歴史は記憶に強く刻まれていることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

野菜の摂取量を日本とアメリカで比較すると、日本人のほうが多く食べているような印象があります。昭和50年代までは日本人は野菜に多く含まれる食物繊維の摂取量が多いために、大腸がんは少ないものの胃粘膜を傷つけやすいために胃がんが多くなっていました。アメリカでは逆に胃がんが少なく、大腸がんが多くなっていました。

しかし、日本人では野菜の摂取量が年々減少傾向にあることに対して、アメリカ人では健康志向の高まりから増加傾向にあります。そして、1990年に1人あたりの摂取量が逆転してからアメリカ人は増加、減少を繰り返していますが、それでも日本人よりも多くなっています。

人間の歯のバランスに合った食事が最もよい栄養バランスということは前回(発達栄養学13)紹介しましたが、これに合致しているのは昭和30年から40年前半の日本人の食事だったといいます。平均寿命が大きく延びる中にあって、生活習慣病が少ない理想的な状態だったわけです。

こういった考えから、若い世代が好んで食べている食品をみていくと、あまり噛まないでも食べられる食品は、子どもの健康を考えると食卓にのぼる機会を減らしたほうがよい料理に多く使われています。

それをわかりやすく並べたものが「オカアサンハヤスメ」という言葉です。オはオムライス、カはカレーライス、アはアイスクリーム、サンはサンドイッチ、ハはハンバーグ、ヤは焼きそば、スはスパゲッティ、メは目玉焼きを指しています。どれも、あまり噛まずに飲み込める料理ばかりです。

これに対して、身体によい食品を並べた言葉は「まごわやさしい」といいます。まは豆、ごはごま、わはワカメ、つまり海藻、やは野菜、さは魚、しはシイタケ、つまりキノコで、いはイモを指しています。

噛むのに時間がかかる食品が多く、料理に手間もかかるので、子どもが小さく、忙しい家庭では使われる機会が減っています。しかし、栄養バランスを考えて、できるだけ食べる回数を増やしたい食品ばかりです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「国産とり肉の日」日本食鳥協会が国産とり肉のPRのために干支の10番目が酉であることから10月、肉(29)の語呂合わせで制定。

「トニックの日」花王が育毛ト(10)ニック(29)の語呂合わせで制定。

「ドリアの日」ニューグランド(神奈川県横浜市)がドリアを考案した初代総料理長がスイスから来日した1927年10月29日にちなんで制定。

「てぶくろの日」東和コーポレーション(福岡県久留米市)が、て(10)ぶ(2)く(9)ろの語呂合わせで制定。

「ジビエ(獣肉)の日」サンセイ(大分県宇佐市)、宇佐ジビエファクトリー、日本ジビエアカデミーが獣(10)肉(29)の語呂合わせで制定。

毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)