京都に限らず、観光客が多いところでは、ホテルにチェックインするときや店舗に入ったときに、一緒の女性に対して「お連れ様」と言われることがあります。
どう見ても夫婦と見えるときには「奥様」と呼ばれることもありますが、夫婦かわからない、ひょっとすると夫婦でないのに一緒に泊まるというようなときは、安全を期した呼び方が使われます。
それが「お連れ様」です。
初めに訪れたときには「お連れ様」と呼ばれることがあっても、以前に訪れたことがわかると「奥様」という呼び方に変わります。何度も訪れているのに「お連れ様」と使われたことがあります。
これは常連に思われていないのか、何度も足を運んでいるのに常連と呼べるほどの金づかいでないからなのか、それとも「お連れ様」と呼ぶように教育(しつけ)をされているのか、そんなことを考えさせられるようなこともあります(というよりも、ありました)。
そのことを京都在住の知人に聞いたら、「お連れ様と呼ばれたくなかったら、一緒にフロントに行くといい」という即答がありました。
遠慮ぎみで離れたところに立って、チェックインが済むのを待っていると、夫婦に似つかわしい年齢、服装(ペアルックではないのにしても)であっても、これも安全を期して「お連れ様」と呼ばれてしまうということです。
では、歳の離れた夫婦はどうなのだろうと、京都の老舗ホテルのマネージャーと話をする機会に聞いてみたら、「お連れ様」と呼んでいるとのこと。
以前に歳の離れた夫婦と判断して、「奥様」と呼んだら、言われた女性が、すごく嬉しそうな顔をして、腕を組んで客室に向かうエレベータに行ったということがあり、それからは、できるだけ「お連れ様」を使うようにしていると話していました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕