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「焼ビーフンの日」ケンミン食品が2020年1月31日に焼ビーフンが世界一長く販売されているビーフンブランドとしてギネス世界記録に認定されたことから制定。

「愛菜の日」カゴメが野菜を愛することを愛菜として1をアイ=愛、31をサイ=菜と読む語呂合わせで制定。

「生命保険の日」MDRT日本が1882年1月31日に新聞紙面に初めて生命保険の保険料が支払われたニュースが報じられたことにちなんで制定。

毎月31日:「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)

赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用の研究成果は、国立栄養研究所(現在の国立健康・栄養研究所)の板倉弘重(医学博士)などによって1997年に発表されました。

同年に『第三の栄養学』、翌年に『赤ワイン健康法』が出版されてから、テレビや健康雑誌などで赤ワインの動脈硬化予防などの機能性が大きく取り上げられたことによって、広く知られることになりました。

『赤ワイン健康法』は私の知人が代表の出版社の発行で、担当編集者は後に一緒に出版を仕掛けることになった仲でもあることから、テレビや健康雑誌などのメディアへの登場にも関わらせてもらいました。

板倉先生は、初めて直接の取材をさせてもらったときには国立栄養研究所の臨床栄養部長でしたが、それ以前にも日本チョコレート・ココア協会の抗酸化の講習会にも関わらせてもらっていました、

チョコレートのカカオとココアには活性酸素を消去する抗酸化作用があり、その健康効果を業界あげてPRするための広報活動が行われていました。

そのおかげでココアが売れたのですが、主となって動いていた食品会社のココアの売り上げランキングが3位になり、他の会社の商品に比べて期待したように売れなかったということがあって、ブームになるところまではいきませんでした。

その後に、世界各地から赤ワインの輸入・販売を目論んでいた大手酒販メーカーが目をつけたのが赤ワインポリフェノールの抗酸化作用でした。

赤ワインはフランスのボルドー大学によって基礎研究が行われていましたが、それに続いて同大学ではフランスの南海岸に自生するフランス海岸松の内部樹皮に含まれるピクノジェノールの研究が始まり、抗酸化機能が確認されました。

しかし、内部樹皮は量が限られることから原材料が多くあるブドウの種が注目され、その抽出成分のグレープシードオイルの抗酸化作用について報告されました。

その後には、緑茶のカテキン、魚介類などの赤い色素のアスタキサンチン、ごまのセサミン、トマトのリコピン、マリーゴールドのルテイン、カシス、ブルーベリーなど、さまざまな抗酸化成分が登場しましたが、2001年に決定的とされるコエンザイムQ10が登場しました。

コエンザイムQ10は同年に医薬品成分から食品成分として用いることが許可され、抗酸化成分の代表としてだけでなく、糖質と脂質を代謝させる補酵素として広く知られるようになりました。

こういった流れもあって、赤ワインブームは落ち着きていきました。その流れの、ほぼすべてにメディア広報などに関わってきたので、活性酸素と抗酸化成分には詳しくなりました。この内容は「抗酸化アドバイザー講習テキスト」としてまとめて、希望する方に内容を伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

これまでの常識では「運動は20分以上しないと脂肪は燃えない」ということでしたが、メディアなどで新常識として言われるようになっているのは「少しの時間でも脂肪は燃焼する」ということです。

20分以上も運動をするのは大変だからと、短い時間の運動をしても長続きせず、結局は何もしないという人が多いことに対する警鐘の意味もあるようです。

その“新常識”が合っているのか、それとも非常識なのかということですが、それを考えるには脂肪が減っていく代謝について知ることが大切です。

脂肪細胞に蓄積された体脂肪(中性脂肪)は、運動をすることによって筋肉が動き、身体が温まることで、脂肪酸に分解されて血液中に放出されます。それまでにかかる時間は10〜15分とされています。

個人差はあるものの、人によっては15分で運動を終えたら、脂肪酸に分解されて、血液中に放出されたのに、脂肪が燃焼しなくなり、余計な脂肪として再び脂肪細胞に蓄積されるだけ、というのが“非常識”だと言っている方々の根拠の一つです。

身体を動かせば、安静時(動かないできる時)と比べるとエネルギー代謝は高まっています。脂肪細胞の中の体脂肪は減らないとしても、血液中の脂肪は筋肉などで使われて減っていくので、脂肪細胞に蓄積される体脂肪は結果として減らされていくようになります。

ただし、運動の効果を効果的に得ようとしたら、それなりの工夫は必要です。

「20分以下の運動でも脂肪は燃焼する」と言われても、実際の効果が出にくいようであったら、運動をしようとするモチベーションは高まりません。

思ったほどの効果がなければ、“新常識”と言うようなことではないわけで、モチベーションが高まる運動法を伝えてこそ、“新常識”と胸を張って言えることとなります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「汚名挽回」という言葉を聞いて、すっきりしない、わかったようでも受け入れ難いという人は少なくないはずです。というのは、単に言い間違い、誤用といったことではなくて、「汚名挽回」は言い間違いではないと主張する人が少なからずいるからです。

「挽回」は、失ったものを取り返すというのが一般的な感覚かもしれませんが、元の状態に戻すという意味もあります。「劣勢を挽回する」という使い方が、これに該当します。

辞書的には「挽回する」は、劣勢、遅れと組み合わせて使われていますが、書き言葉の状況を詳細に見ることができる検索システムで調べてみると、「汚名を挽回する」という例が出てきます。

これを根拠として「汚名挽回」は間違いではないと言い出す人もいるわけですが、言葉づかいに厳しいNHKが一風変わった調査を実施しています。それは以下のような質問をしています。

『「汚名」は「悪い評判」、「挽回」は「取り戻す」という意味なので、「汚名挽回」は「破る評判を取り戻す」ということになってしまうから間違った言い方である、という指摘があります。これについて、お考えに最も近いものをお答えください。』

選択肢のうち「このような指摘は聞いたことがあるし、そのとおりだと思う」と「このような指摘はいま初めて聞いたが、そのとおりだと思う」は【そのとおりだと思う】という肯定派としています。こちらの回答は47%となっていました。

これに対して、「このような指摘は聞いたことがあるが、そうは思わない」と「このような指摘はいま初めて聞いたが、そうは思わない」は【そうは思わない】という否定派としています。こちらの回答は42%で、わずかな差かもしれませんが、肯定派に軍配が上がりました。

全体としては、肯定派が多いものの、関東と関西で比較してみると、関東では肯定派が多く、関西では否定派が多いという結果になっていました。

さて、「汚名挽回」は正しい使い方なのかということの解答ですが、これは言い間違いであって、正しい使い方は「汚名返上」です。

「汚名返上」は、新たな成果をあげて悪い評判を取り除く(退ける)ことを意味しています。マイナスになった評判をゼロに戻すことでは終わらず、プラスにするという勢いのある言葉ということになるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

栄養学教育の祖である佐伯矩(ただす)医学博士が医学から栄養学を独立させたこと、その基本が100kcalであったことは前回(100kcal栄養学7)紹介しました。

佐伯博士は、大正3年(1914年)に世界に先駆けて私立の栄養研究所を設立しました。この功績が認められて、大正9年(1920年)には国立栄養研究所が設立されて、佐伯博士は初代の所長に就任しています。これは後の国立健康・栄養研究所(現在は国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所)につながります。

昭和6年(1996年)に、国立栄養研究所は、最初の食品成分表『日本食品成分総覧』を刊行しました。これが現在の「日本食品標準成分表」につながる初めの取り組みと言えるものです。この中で国際的に使用できる方法として、100kcal単位の栄養成分表が採用されています。

また、この年に刊行された『食餌療法綱要』(青木袈裟美編・陸軍軍医団刊)、『対症食餌学』(佐々廉平編・診断と治療社刊)にも「100kcal食品」の付表が添付され、100kcal単位の食品成分表が評価されています。

戦後では、昭和23年(1948年)に、『日本食品表』(香川綾編)に「100kcal食品」が附記され、昭和27年(1952年)には、『日本内科全書』の「食餌療法」(森憲太編)に100kcal食品が紹介されました。

この流れをみると、日本の栄養学が100kcalを基本として進められてきたことがわかります。しかし、現在の栄養学の基本は80kcalが採用されていて、これが栄養学をわかりにくいものにさせている要因の一つにもなっています。このことについては次回(100kcal栄養学9)に紹介します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「おからのお菓子の日」おおむぎ工房(栃木県足利市)がイソフラボン、大豆サポニン、大豆オリゴ糖の入ったおからを原料とした菓子の普及を目的にイソフラボン(1)、大豆サポニン(3)、オリゴ糖(0)の語呂合わせで制定。

「節々の痛みゼロを目指す日」ひまわり(東京都江戸川区)が、いた(1)み(3)ゼロ(0)の語呂合わせで制定。

毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)

今回のお題の「赤ワインとの付き合い」は、私が初めて飲んでから今までの変遷、どんな種類の赤ワインを飲んできたか、ということではなくて、赤ワインと健康に関わることとの付き合いのことです。

日本で赤ワインブームが始まったのは1998年のことで、それはフレンチパラドックスの研究が根底にありました。フレンチパラドックスは、フランス人は飽和脂肪酸が多い食事をしているにも関わらず、心臓病(中でも虚血性心疾患)に罹患することが比較的少ないという逆説的な観察を指しています。

虚血性心疾患は、動脈硬化や血栓で心臓の中の血管が狭くなり、心臓に酸素と栄養が行き渡らなくなり、前胸部などに痛み(いわゆる心臓の痛み)や圧迫感といった症状が生じる状態です。

動脈硬化の最大の原因は悪玉コレステロールとも呼ばれるLDL(低比重リポタンパク質)であることは日々修行152で書かせてもらいました。

赤ワインを飲むと動脈硬化を予防することができるという話題があり、赤ワインの健康成分はポリフェノールだということから“赤ワインポリフェノールブーム”と呼んだほうがよいかもしれません。

この時期は脂肪の過剰摂取で動脈硬化が増えていたこともあり、その当時の死因は心疾患が第2位で、それは今も続いています。脂肪を減らすのか、動脈硬化を抑える効果があるものを摂ればよいのかという論議があり、楽な方法としてメディアなどでポリフェノールの摂取がすすめられるようになりました。

赤ワインの健康成分を摂るには何を選べばよいか、という発想をしてもらえばよかったのですが、飲酒習慣がない人が健康のために赤ワインを飲んで、かえって健康を害したということも起こりました。

ポリフェノールは植物の苦味、渋み、アクなどの成分で、紫外線を浴びた結果の光合成によって作られます。

赤ワインのアントシアニンやレスベラトロール、緑茶のカテキン、チョコレートのカカオマスポリフェノール、大豆のイソフラボン、りんごのりんごポリフェノール、コーヒーのクロロゲン酸、烏龍茶のウーロン茶重合ポリフェノールなど400種類以上も発見されています。

強い抗酸化作用(活性酸素を消去する働き)があり、色素が多いほど抗酸化力が強い特徴があります。ロゼワインにもポリフェノールは含まれるものの、色が濃い赤ワインのほうが抗酸化力が強いというので、味わいではなくて色の濃さだけで選ばれるようなこともありました。

ポリフェノールの正しい情報について知りたいとの思いがあって訪ねたのが、赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用の研究の第一人者の板倉弘重先生(医学博士)でした。
その話については次回(日々修行154)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

情報発信が多様化している時代には、正しい情報を発信したとしても、それを見てもらい、理解してもらえないことには、せっかくの情報が活かされないことにもなります。ネット情報しか見ない人には、テレビ番組で放送される内容は存在していないのと同じことになります。

それどころか、テレビが存在していないに等しいという人が徐々に増えてきていて、動画はネットを通じて、いつでも手元のスマホで見ているという人もいます。そこで気になるのは、情報量と情報の質が充分なのかということです。

新聞の情報量は1面が15段で、1行が12文字、1段が70行という通常の形態で計算すると1ページの文字数は1万2600文字となります。朝刊が40ページとすると50万4000文字で、これは400字詰め原稿用紙では1260枚に該当します。

単行本1冊には原稿用紙で300枚が基本とされているので、4.2冊の量となります。このような計算は、単行本のゴーストライターをしているときからしていて、自分の場合はゴーストライターだけで184冊(公式では)なので……。(時間があったら計算してみてください)

新聞の情報量に比べると、ネット情報は、いくらでも蓄積ができて、検索をして見ることが可能なので、実際の蓄積情報量は雲泥の差があります。しかし、その情報に行き着くことができなければ、情報量は少なくなります。

検索に時間をかけたとしても、第一次段階情報として見ることができる範囲は限られているので、全部の情報を見ることはできなくなります。第一次段階の情報が、すべての情報を網羅したもの、情報の凝縮版であれば全体像を把握して選択することも可能です。

しかし、トップ画面や第二層の情報が、発信側によって選択されていると、全体を見ているようであっても、実は違っているということにもなります。

その選択も何かの意図があって実施されていると、初めからミスリードを起こすような選択をさせられていることにもなります。

情報リテラシーは、正しい情報の中から、正しい情報を選択して、これを実施することを指していますが、その初めから間違っていたら、情報リテラシーを向上させることができなくなります。

その情報リテラシーこそが、健康情報学として研究すべき重要ポイントとなります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の学習障害は、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害とともに、三大発達障害と呼ばれています。学習障害は単独で現れるとは限らず、他の発達障害によっても起こりやすくなります。

〔自閉症スペクトラム障害〕
自閉症スペクトラム障害は、物事の理解の仕方や感覚の感じ方が異なり、対人関係・社会性の障害がみられ、パターン化した行動やこだわりがあるという特徴がみられます。

学習面では、自分の話したいことだけを一方的に話す、臨機応変な対応が苦手で急な予定の変更や突発的な出来事に適応しづらい、独特のこだわりがあり、その秩序が乱れると混乱するといったことがあることから、そのことを周囲に指摘されたり、感情の高まりがあると自分の席に座り続けることが辛くなり、教室から抜け出そうとすることがあります。

座席に座り続け、学習に集中をさせるためには、その子どもの感情の変化を注視して状況を把握すると同時に、変化を察知したら、できるだけ早く声かけをして、対応することが求められます。

〔注意欠陥・多動性障害〕
注意欠陥・多動性障害は、多動・衝動性では、座っていても手足をもじもじする、席を離れる、しゃべりすぎる、順番を待つのが難しいなどの特徴があり、授業中に席に座っていることが難しく、教室をウロウロしたり、教室の外に出ていくこともみられます。

多動・衝動性の行動を理解して、教室内を歩き回る、教室から出て行くということがあっても行動を止めることなく、本人がやりたいように行動をさせて、気分や感情が治まって席に戻るまで待つことが本来の対応となります。

学習中に守るべきルールを言い、頭で理解しても行動が抑えられない場合も少なくありません。イライラ感が高まり、座り続けることが難しい子どもであっても、別の刺激があると、それに集中して感情を抑えられることもあります。

その方法としては、机の下側に刺激があるもの(人工芝など)を貼り、それを手で触れることによって刺激を得て、感情をコントロールする手法が有効になることが知られています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)