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スポーツは得意なほうではあったのですが、球技だけは苦手感があって、仕事として依頼がなければ、自らが喜んで行きたいような世界ではありませんでした。団体の機関誌を手掛けているときに、知り合いの編集者から手助けをしてほしいという依頼があったのが「月刊バレーボール」の増刊号の編集でした。

当時はバレーボールブームといってよい状況で、国際大会が日本で開催されることが多くて、その結果を1日でも早く発行することで販売部数が増えるというので、一時的に総動員がかけられました。

ライバルの出版社も同じように進めているので、絶対に遅れることはできないという、いつ編集部の電気が消えるのだろうという状態が、何年も続きました。編集部の机では間に合わなくて、営業部や時には役員室の机も使って、最後には近くのビジネスホテルも編集スペースになりました。

そのときに動員されたメンバーは、忙しい時期が過ぎると解散状態でしたが、なぜか私だけは通常の月刊誌の編集にも助っ人として呼ばれるようになり、作業をするのは出掛けている編集部員の机を使ってということで、室内ジプシーを経験していました。

これと並行して「月刊バスケットボール」の増刊号も手伝うようになり、月刊誌の手助けもしていましたが、「月刊テニスクラシック」が創刊され、月刊バレーボールの副編集長が編集長になったために、こちらも手伝っていました。

スポーツ専門誌といっても、バレーボールとバスケットボールはクラブ活動の関係から学校が購入することが多く、記録を小さな大会のものまで全部を掲載するということから、記録との付け合わせ、学校名、選手名と学年、大会名など一つもミスができないということで、その面倒な仕事ばかりが回されてきました。

出版社の代表はバレーボールの全国協会の役員も務めていて、それもあって全記録が入手できる状態だったのですが、その関係で大会で配布する資料の編集も回ってきました。そのうちバレーボールだけでなく、球技の各団体の仕事も回ってきて、これが本業だったらよかったのにと思うこともありました。

アルバイトのような仕事は長く続かないことはわかっていたので、球技3誌の仕事をしながら、業界誌、業界紙の仕事もして、さらにゴーストライターの仕事もしていました。

よく周り(家族や知人など)から言われていたのは、「仕事ですか、勉強ですか」ということでした。仕事で書くこと以外に文(雑誌、書籍など)を読むのは、仕事か仕事のための勉強で、少なくとも趣味で読んでいる時間はないという状態が3年間は続きました。

書籍は書店に並んだばかりのときに買っておかないと、読める状況になってから求めようとしても手に入らないということがありました。スポーツ専門誌の仕事から離れたときには、1000冊を超えるページもめくっていない書籍が積み上げられていました。この書籍の全部に目を通すことができたのは10年後のことでした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

現在のようなデータ社会、システム社会では、システム障害は避けなければならないことで、システム障害が起こったとしても即座に解消されることが求められます。例えば、コンビニでポイントが使えなくなったとしても、しばらく待っていれば使えるようになる、1店舗だけの問題なので他の店に行けばよいとの期待があり、それが通用することが普通に求められます。

ところが、2023年から2024年は、さまざまなシステム障害が起こり、しかも従来の障害とは違ったことが発生して、その原因がわからず、解決まで時間がかかった例も数多くあります。

かかったのが時間というレベルではなくて、“期間”と呼んだほうがよいこともありました。長くかかった末に元の通りに戻ったと発表されて、これで一安心と考えるのが普通の感覚かもしれませんが、そうはいかないこともあります。

これは正式には世間には公表されないことがほとんどで、回復したというのは目先のことで、根本的なところは改善されていなくて、完全解決ではない、また起こるということも少なくないのです。

システム障害があると、「システム更新のときの技術上のミス」「プログラムのミス」ということが、ここのところ原因として発表されることが続きました。これが本当のことなのかは明らかにはされていません。

これまでシステム障害の原因究明は、それぞれのシステムを構築した企業や、企業にシステムを販売する専門会社によって行われてきました。しかし、そのような目先の対応ではなく、根本的な解決をしておかないと対応できなくなるとされているのが、このコラムのテーマである「昭和100年問題」です。

その重要部分については、これまでの連載の中で紹介してきました。システムの基本中の基本である年数表示が、日本だけが元号を基本として西暦と照らし合わせて使われていて、昭和元年から99年も経過した2024年も採用され続けています。

システムの試験は、実際に懸念されているのと同じ状態にして、問題が起こるのか、どのような問題が起こるのか、起こったときに早期に回復させる対処法が探られていきます。その対処に期間がかかり、簡単に回復できない状態を想定して、社会的な対処法について考察するのも「昭和100年問題」のプロジェクトの目的の一つです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が発表されました。

以下に、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の「良質な睡眠のための環境づくりについて」に続く、「よくある質問」のQ&Aの後半を紹介します。

〔よくある質問と回答〕
Q パソコンとスマートフォンでは、どちらの方が光の影響が大きいですか?

A 端末の設定条件にもよりますが、一般的にスマートフォンの方がより近距離で画面を直視します。このため、パソコンよりもスマートフォンの方が眼に入る光の量は多いと考えられます。

Q 冬はからだが冷えるので、熱い風呂に長く浸かるようにしていますが、問題ないでしょうか?

A 就寝の約1〜2時間前の入浴は、入浴後の熱放散を促進し、入眠を促す効果が期待できますが、極端に湯温が高いと、交感神経の活動が亢進し、かえって入眠を妨げる可能性もあります。

Q 寝ている間の音は自覚できませんが、睡眠に影響するのでしょうか?

A 睡眠中も、覚醒からの刺激は脳に伝達されて、自律神経系やホルモン分泌に影響する可能性が指摘されています。また、騒音によるストレスは、睡眠障害のみならず、高血圧症と心血管疾患の発症と関与しているという報告もあります。

Q 幹線道路沿いに住んでおり、夜間も車の騒音や照明が室内に入ります。眠りが浅い気がするのですが、騒音や照明は睡眠に影響するでしょうか?

A カーテンを防音や遮光の機能があるものに取り換え、寝床の位置をできるだけ窓から遠くに移動させることで眠りが改善する可能性があります。その他にも、寝室の温度、湿度、照明強度の調整も有効です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が発表されました。

以下に、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の「良質な睡眠のための環境づくりについて」に続く、「よくある質問」のQ&Aを紹介します。

〔よくある質問と回答〕
Q 良い睡眠のための光環境は、どのような点に注意したら良いですか?

A 「明るさ(照度)」「波長(ブルーライト)」「時間帯」に配慮した光環境が重要です。起床後から日中はできるだけ明るい光を浴び、就寝前はできるだけブルーライトを含む明るい光を避けることが、良い睡眠につながります。ただし、加齢に伴い、早寝・早起きの傾向が強まるため、高齢者で夕方に眠気が訪れるのが早くて困っている人は、早朝に日光を浴びると、さらに朝型を強める可能性があり、注意が必要です。

Q 光の色を変えることができるLED照明がありますが、暖色系に調光していれば、夜中につけていても大丈夫ですか?

A 現在使われているLED照明は青色発光ダイオードを使用していることから、調光しても短波長光(ブルーライト)が多く含まれます。夜間の使用時は明るすぎないように調節することが必要です。また、就寝時には照明は消すように心がけましょう。

Q こどもの方が光の影響を受けやすいと聞きましたが、本当ですか?

A 加齢とともに眼の水晶体(レンズ)は白く濁っていきます。10歳代のレンズの光透過率は、白内障と診断されていない70歳代よりも5倍近く高いことは報告されており、光の影響は若年者で大きいと考えられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「熟成烏龍茶の日」日本コカ・コーラが熟(10月9日、19日)の語呂合わせで制定。

「医療用ウィッグの日」グローウィング(大阪府大阪市)が病院のマークが漢字の十に似ていることから10、ウィッグ(19)の語呂合わせで制定。

「洗濯を楽しむ日」パナソニック(ランドリー・クリーナー事業部)が10月19日を1019として、せん(1000)とく(19)=たくと読む語呂合わせで制定。

「いか塩辛の日」小野万(宮城県気仙沼市)が、いかの10本足から10月、熟(19)成された味から制定。

「おかやま米の新米記念日」JA全農おかやまが収穫最盛期の10月第3土曜日を制定。

「中性脂肪の日」中性脂肪学会が10月第3土曜日に学術集会を開催することから制定。

毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

通常の単行本は原稿用紙(400字詰め)で300枚というのが基本的な分量です。これだけ書けば220ページ前後の書籍にすることができます。団体機関誌では1号あたり、A4用紙で100枚というのが一応の目安で、1枚あたり原稿用紙で3枚に相当するので、初めて単行本の執筆をゴーストライターとして引き受けることになったときも、それほど驚くような分量と感じることはありませんでした。

ただ、違っているのは月刊の機関誌であれば30日で書き上げればよいのに対して、単行本は発行時期が決まっているので、わずか1週間で仕上げなければならないこともありました。それでも1日あたり原稿用紙で10枚、A4用紙で3枚と少しなので、思ったほどの分量ではありません。

これも1か月に1冊のペースならではのことで、1981年から1955年までに書いた150冊では、1か月に3冊の仕事が重なるということがありました。そのときばかりは、寝る暇もない、だんだんと何を書いているのかわからなくなる、書き上げた後に編集者から問い合わせがあったときに書いた内容を覚えていないという悲惨な経験しました。

それでも続けることができたのは、いつも新たな世界と巡り合い、それに合わせた書き方をするという、前と同じことをしないでよいという独特の世界であったからです。このおかげで書くテクニックだけは身につけることができましたが、自分自身の人間性を磨くことができたのかというと、それには疑問もあります。

1995年は1社の出版社で手がけた最後の1冊が発行された年で、その後の34冊のゴーストラーターとしての仕事が始まった初めの年でもありました。また、健康科学情報センターという大仰な名称の任意団体を設立して、複数の団体の機関誌を並行して手がけた年でもありました。

こんなことができたのも、Windows95の登場によって情報収集・発信が以前に比べて非常に簡単になった年でもあって、打ち合わせや原稿の提出、編集などがパソコンによってできるようになって、執筆に時間をかけられる状態になったことが大きかったです。

といっても、私が使っていたのは、ずっとMacintoshだったので、私が変わったというよりも世の中が変わったということでした。

そのときには、「無理なく無駄なく」のモットーの通りに仕事ができるようになったと喜びもしたのですが、今にして思うと、仕事が途切れなくなり、まさに修行のような執筆が始まった機会でもありました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

“体質”は便利な言葉です。健康や医療の世界では、不調の原因がわからないときに、精密検査をして原因を追求することもなく、詳細な問診(聞き取り)をすることもしないで、“体質”のせいにすることがあります。

「あなたは冷え体質だから身体を温めるものを食べるように」とか「身体を冷やさないように」と医師などの専門家から指摘されて、それぞれの専門家が得意分野の治療や療法などを実施してきます。体質の改善ということで、病名も告げられないまま治療薬を出されたという例もあります。

患者に告げないだけで、医薬品の処方には病名を書き入れなければいけないので、そこには「体質」ではなく、それなりの病名が書かれます。中には「病名が明らかではないので、とりあえず」と言って書き入れる医師がいるのも事実です。

体質は、「遺伝的素因と環境要因との相互作用によって形成されるもの」であるので、悪いことばかりではないのですが、「体質だから仕方がない」といった感じで悪いことを示すときに使われることが多いことから、あまりよい印象の言葉ではないと感じている人もいます。

体質についてのコラムの連載を始めることを親しい医師に伝えたときにも、「イメージのよくないことを書くのか」と言われました。その医師には、20年前にメディカルダイエットの研究を始めたときにも「ダイエットという言葉にはよくない印象がある」と言われたことを思い出しました。

確かに医療の専門家からは、虚弱体質、アレルギー体質、特異体質、風邪をひきやすい体質といったマイナスイメージの言葉がよく聞かれます。医療の世界のイメージが引きずられていて、他の世界でも腐敗体質、隠蔽(いんぺい)体質、金権体質、談合体質といったように悪いことのイメージで使われています。

そして、よくなるために“体質改善”がすすめられるわけですが、これも悪いことを抑えていくというスタンスで、よい体質を高めていこうということを、あまり見聞きしたことはありません。

「シン・日本人の体質」の“シン”は、「真、新、深、親、進」ということを意味していて、悪いことに合わせるという意味ではなくて、よい体質とすること、持って生まれた体質を活かしていくというスタンスで書いています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

牛乳は健康のためによいのか、それとも悪いものなのかという議論は、これまでにも何度もされてきました。健康によいという理由は、あまり変わりがなくて、良質なたんぱく質であること、カルシウムが豊富に含まれること、高いエネルギー源であること(コップ1杯で100kcal)があげられます。

これに対して健康によくないと理由は、時々によって変化していますが、よくあげられるのは「子牛が飲むもので人間が飲むものではない」ということです。牛乳は母牛から子牛に与えるものであるのは事実ではあるものの、だからといって人間が飲んで健康効果が得られないというわけではありません。

また、牛乳を多く飲んでいるアメリカ人のほうが骨粗鬆症になる人が日本人よりも多いということを理由としてあげている人もいます。それは事実ではあるものの、骨密度を高めるためのカルシウム源、たんぱく源は牛乳だけではありません。

骨密度を低下させる栄養素もあって、中でもリンはカルシウムと結びつくとリン酸カルシウムとなって排泄されるようになります。

それでも健康にはよくないと発言する例は多くて、有力な説になっていることとして、「日本人は乳糖分解酵素が少ない」ということがあります。乳幼児では乳糖分解酵素が多いものの、年齢を重ねていくと減っていくのが日本人の特性です。これは歴史的に乳製品を多く摂ってこなかったことが関係しています。

変性たんぱく質の問題もあります。これは殺菌のときの加熱によって起こることです。世界的に主流となっている低温殺菌牛乳は60℃で30分加熱するので、たんぱく質の変性は起こりにくくなっています。

それに対して日本で主流となっている超高温殺菌は、生乳を120〜150℃で2〜3秒間加熱殺菌します。たんぱく質は60℃を超えると変性するので、体内で分解されにくい性質になります。

牛乳アレルギーは、たんぱく質によって起こるとされています。体内に存在するたんぱく質か、歴史的に摂ってきたたんぱく質を免疫システムは味方と判別しますが、未知のたんぱく質が入ってくると病原菌や有害物質と判断して、これは排除しようとします。

食物アレルギーの多くは、未知のたんぱく質が入ってきたか、通常のたんぱく質であってもセンサーが乱れるか過剰に反応することによって起こると考えられています。牛乳アレルギーは、超高温殺菌が原因かもしれません。実際に、低温殺菌牛乳に変えたことで改善された例は数多くあるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「冷凍食品の日」日本冷凍食品協会が冷凍のトウ(10)から10月、冷凍食品の世界共通の管理温度がマイナス18℃以下であることから制定。

「ドライバーの日」物流産業新聞社が交通や流通などで活躍するプロドライバーに感謝することを目的としてド(10)ライバ(18)ーの語呂合わせで制定。

「世界ウェーブストレッチリングの日」日本ウェーブストレッチ協会がウェーブストレッチリングが発売された2005年10月18日にちなんで制定。

「ぴーなっつ最中の日」米屋(千葉県成田市)が、ぴーなっつ最中の発売開始の10月と、101が餡を挟んだ最中の形、8が落花生の形に似ていることから制定。

「天津飯の日」大阪王将が、てん(10)しん(1)はん(8)の語呂合わせで制定。

毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

大学4年生のときから始めた厨房業界の団体機関誌『月刊厨房』も編集を、卒業後に引き受けることになったときには、社団法人の職員として雇ってもらえるのかと一瞬期待もしたのですが、編集担当がいなくなったためのワンポイントリリーフであることは、専務理事の口振りから、すぐにわかりました。

職員でもなく、アルバイトでもない立場でしたが、急に責任がある仕事を任せられることの高揚感もあって、先のことを考える暇もなく引き受けました。編集のアルバイトは1年間ではあったものの、厨房業界は法律や規制との関係が深くて、大学で学んだこととは違ったのですが、法学部で条文を読んで理解することに慣れていたので、これは役立ちました。

また、幼いときに過ごした寺院での経験、割烹と料亭でアルバイトの経験(日々修行48で書いたこと)を組み合わせれば、なんとかなるのではないか、という期待感もあって、毎月50〜80ページ(B5判)の原稿書きと編集を了解しました。

編集といってもレイアウト程度で、今では当たり前のデザインではなくて、才能はなくても時間さえかければ、なんとかなるというレベルでした。そのような内容だったので、その後に付き合った複数の団体の機関誌も、中身こそ違いはあっても、同じ感覚でこなすことができました。

取材先は業界団体なので、機械関係の役所でよいだろうと思っていたのですが、社団法人が設立から20周年ということで、記念誌の発行と、機関誌の内容を変更することが、いきなり決まりました。変更は、関連する役所の記事を全部入れることで、現在の役所の名称でいうと経済産業省、総務省、農林水産省、厚生労働省、文部科学省、防衛省です。

まだ、省庁再編の前の時代だったので、霞が関では10の省庁を巡っていました。このおかげで、霞が関を回って情報を得ることは、後々の仕事に役立ちました。

また、厨房の専門職の資格認定も始まることになり、厨房設備士の立ち上げから参加させてもらいました。このときの経験が、その後に8団体で資格認定制度を立ち上げるのにも役立ちました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕