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京都の方に「考えとくわ」と言われて、これを真に受けて、考えがまとまるまで待ち続けていたら、何も考えられていなかった、初めから考えるつもりもなかったというのは、京都人の気質を知っている人には当たり前にも思えることです。

「考えとくわ=お断り」という独特の言い回しが理解できていれば、間違った対応をすることはなくなるところですが、京都人の全員が同じ反応をするわけではありません。そのため、「考えておく」と言って、本当に考えていた場合には、そのチャンスを逃すことにもなります。

このようなことは、特に間違いやすい言葉づかいには注意に注意を重ねて対応しないと、とんだ間違いをしかねません。

こう言った間違いやすい言葉づかいの実態を明らかにしている媒体といえば文化庁の「国語に関する世論調査」が最も有名です。

この調査で浮かび上がってきた言葉づかいの中で、京都の方々との付き合いで失敗談が多く報告されているのが「やぶさかではない」です。

「やぶさかではない」は「やぶさか」と「ではない」の2つの言葉で構成される表現です。「やぶさか」(吝か)は、ケチ、物惜しみをする、やりたくない、気が進まない、ためらうといった思い切りの悪い状態を表す言葉です。

物事に対して、消極的で後ろ向きの様子を意味する「やぶさか」を「ではない」と否定している「やぶさかではない」は前向きに対処する、喜んで対処するという積極的に行うという意味になります。

ところが、「やぶさかではない」を仕方なくする、納得していないが承諾するというように本来の意味とは異なる(間違った)使い方をしている人が多く存在しています。

「やぶさかではない」が「国語に関する世論調査」で初めに取り上げられたのは2013年のことで、正しい意味(喜んでする)で捉えているのは33.8%であるのに対して、間違った意味(仕方なくする)で捉えていたのは43.7%にもなっていました。

全国平均でも、この多さであるので、本音を出さない気質がある人については、どのような感覚であるのかを確認しておかないと、思いもしないような読み間違いをすることになりかねないということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「バスケットボールの日」バスケットボール解説者の島本和彦氏がアメリカで正式ルールのバスケットボールの初試合が開催された1891年12月21日にちなんで制定。

「酒風呂の日」高橋助作酒造店(長野県信濃町)が冬至は杜氏を連想させることから酒風呂で健康増進をしてほしいと制定。

「はんぺんの日」東京都蒲鉾水産加工業協同組合が冬至の日に「ん」の字が2つ以上ある食べ物を食べると運が向上して無病息災に効果があると言い伝えられていることから制定。

「大洗濯の日」ライオンが年末の掃除や洗濯の準備を始めるのが12月の第3週が多く、取り組みやすい土曜日を制定。

毎月21日:「木挽BLUEの日」(雲海酒造)、「漬物の日」(全日本漬物協同組合連合会)

目を閉じると何も見えなくなるのは普通のことで、「目を閉じて何も見えず」という谷村新司の「昴」の歌詞のような状態になるのは当たり前のことです。

ところが、「目を閉じてもモザイクが見える」ので、目を閉じて休んでいても血流が回復するまでは、ずっと見えたままです。

この状態となっている閃輝暗点については前回(日々修行112)、書かせてもらいました。

こればかりは他の人が、どのように見えているのかを想像することはできないことで、閃輝暗点が出たら対処しようがありません。講習の途中でも、モザイクのために講習テキストに書かれていることが充分に見えなくなっても、そのまま講習を続けています。

自分で作った講習テキストなので覚えているということもあるのですが、テキスト通りに話をしなくても、後で読み返してもらえれば理解できる“読めばわかるテキスト”にしてあるからです。

閃輝暗点は脳の後頭葉の血流低下が原因であることがわかっていても、そこから先のこと、つまり改善法はわかっていません。改善法がわかれば、治療もできるということになるわけですが、そのことを期待することはできません。

このことを体質と呼ぶことはできないのですが、まるで体質のように受け入れるしかありません。

血流の低下を改善する方法はあるものの、入浴をする、運動をする、マッサージをする、血液をサラサラにする薬や健康食品を使うという、どの方法を使っても得られるのは部分的な効果、一時期な効果だけです。

私の場合は、そもそも血流が少ないので、他の血流を低下させることが少しでも重なると、閃輝暗点が起こってしまいます。その理由は心臓弁膜症です。心臓弁膜症というと、なんだか恐ろしい印象があるかもしれませんが、心臓の弁の老化でも異常によるものでもありません。

心臓の拍動を調整している洞結節(身体に備わったペースメーカーのような器官)から発せられる電気信号の流れの一部にバイパスができています。そのために弁が閉じ切るタイミングの前に拍動が起こって、血液の一部が逆流しています。

これも原因がわかっても治す方法がないということで、受け入れるしかない、そのような血の巡りが悪い状態であることを意識して、無理をしないで過ごしていくだけです。

もうすぐ古希が迫っているので、やるべきことは全部やっておきたいのに、それができない心理的なプレッシャーとの戦いは、おそらく寿命が尽きる直前まで続きそうです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

前回(100kcal栄養学2)は2001年(平成13年)の「健康づくりのための食生活指針」から栄養バランスについての考えについて紹介しましたが、それに続いて2000年(平成12年)に厚生省(現厚生労働省)から発表された「食生活指針」を取り上げます。

従来の食生活指針は厚生省によるもので、「健康づくりのための食生活指針」とあるように健康が最重要とされていました。新たな「食生活指針」は厚生労働省に加えて、農林水産省、文部省(現文部科学省)との連携で、各省庁の取り組みとして発表されました。
その中から栄養バランスに関わるものをピックアップして紹介します。

従来の「健康づくりのための食生活指針」で重視されていた「目標は1日30品目」が外されて、以下のようなことが示されています。

「食生活指針」
3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを
  ・多様な食品を組み合わせましょう。
  ・調理方法が偏らないようにしましょう。
  ・手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。

5.野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて
  ・たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。
  ・牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを十分にとりましょう。

新たな「食生活指針」は意義あるものではあったのですが、いろいろな食品を食べることがすすめられたことから、実際に何を食べればよいのかということは他に振られた形です。

それもあって、厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」の中で、バランスの取れた食事の具体的な数字を発表しています。この内容については次回(100kcal栄養学4)、PFCバランスとして紹介します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の状態は専門医による診断によって判断されます。診断基準を超えた状態であれば発達障害と診断されるわけですが、その診断基準に達していなくても、発達障害の特性が見られる場合にはグレーゾーンと判断されます。

これは一般的な疾患とも同じことですが、診断基準に満たない場合には疾患(この場合には発達障害)ではないことになるため、支援を受けることができません。発達障害児であれば相談をすることもできて、子どもの行動などの特性について理解を得ることもできます。

ところが、グレーゾーンの場合には、支援が受けられず、相談先もなく、理解を得にくいという特有の困りごとがあります。グレーゾーンは一般にも使われるようになってきましたが、医学的な診断名ではなくて、予備群のようなものであるため、困難さは本人と家族で乗り越えていくしかないというような困った状況にあります。

一般的には発達障害は困難さが強くて、グレーゾーンは、それに比べると困難さが弱いと認識されがちですが、困難さは周囲の対応によって大きく違ってきます。周囲の理解があり、困難さを感じずに済むような対処ができていれば、発達障害もグレーゾーンと変わらない状態にもなります。

また、グレーゾーンであっても、周囲の理解や対応ができていなければ、発達障害と同様な、場合によってはそれ以上の困難さを抱えてしまうことになります。大切なことは、周囲の理解であり、発達障害に悩む人を作り出しているのは周囲の人間だということを知っておくべきです。

発達障害者支援法の第2条(定義)では、発達障害者(子どもは発達障害児)は発達障害があると同時に社会的障壁によって日常生活や社会生活に制限を受けている人のことを指しています。

社会的障壁がなければ、発達障害であっても日常生活や社会生活に制限を受けることはないということで、社会的障壁をなくす行動、まずは発達障害の実情を理解することが重要になってくるということです。

そのための活動として私たちは「児童発達サポーター」の推進に協力しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

12月21日
「バスケットボールの日」バスケットボール解説者の島本和彦氏がアメリカで正式ルールのバスケットボールの初試合が開催された1891年12月21日にちなんで制定。
「酒風呂の日」高橋助作酒造店(長野県信濃町)が冬至は杜氏を連想させることから酒風呂で健康増進をしてほしいと制定。
「はんぺんの日」東京都蒲鉾水産加工業協同組合が冬至の日に「ん」の字が2つ以上ある食べ物を食べると運が向上して無病息災に効果があると言い伝えられていることから制定。
「大洗濯の日」ライオンが年末の掃除や洗濯の準備を始めるのが12月の第3週が多く、取り組みやすい土曜日を制定。
毎月21日:「木挽BLUEの日」(雲海酒造)、「漬物の日」(全日本漬物協同組合連合会)

12月22日
「ジェネリック医薬品の日」ジェネリック医薬品協議会がジェネリック医薬品承認のための科学的根拠を厚生労働省(当時は厚生省)が定めた1997年12月22日にちなんで制定。
「スープの日」日本スープ協会が温かいスープをより温かく感じることができる冬で、いつ(12)もフーフー(22)とスープを飲むという語呂合わせで制定。
「冬のごちそう『ゆめぴりか』の日」北海道米販売拡大委員会(北海道札幌市)が高級ブランド米の販売促進のために12月第4日曜日を制定。
毎月22日:「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「夫婦の日」(毎日新聞、味の素など)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)

12月23日
毎月23日:「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)

12月24日
毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)

12月25日
毎月25日:「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)

12月26日
毎月26日:「風呂の日」(東京ガス)、「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)

12月27日
「寒天発祥の日」伏見寒天記念碑を建てる会が12月末に寒天の元となるところてんが伏見で提供されたとの資料から12月とふしみ(24+3=27)から制定。
毎月27日:「ツナの日」

12月28日
「身体検査の日」1888年12月28日に身体検査を実施する訓令を文部省が発したことから制定。
毎月28日:「にわとりの日」(日本養鶏協会)、「ニワトリの日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

12月29日
「福の日」紀文食品が正月行事本来の意味を知って福を招いてもらうことを目的に、お正月前の12月、29で福(ふく)の語呂合わせで制定。
毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

12月30日
毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)

12月31日
毎月31日:「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)

「ブリの日」ブリは師走(12月)の魚で、ブ(2)リ(0)の語呂合わせで制定。

毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)

他の人に見えないものが見えるということを講習などの場で話すと、なんだか怖い話のように思われることがあるのですが、霊や妖怪の類の話ではありません。

普段は見えていないというか、他の人と同じ景色しか見えていないのですが、ある条件が重なると視界に別のものが重なって見えるようになります。

それは閃輝暗点(せんきあんてん)という症状で、視界に輝きのようなチカチカが現れるのが閃輝、視界の一部が暗く感じるようにあるのが暗点です。

主に現れる症状は閃輝のほうで、頭をぶつけると視界に星が飛んでいるように見えるのと同じメカニズムで起こっています。

どのようなメカニズムかというと、目で見たものを画像化する脳の後頭葉の血流が低下するために、正常な画像が描かれなくなってしまいます。

今のデジタルのテレビやパソコンの画面では見られなくなったので想像しにくいかもしれませんが、液晶画面が出始めた頃には画面の一部が正常に再現されずに、もしくは情報伝達が遅いために正常な画面になるまで一部がモザイク状になったりしていました。

閃輝暗点が起こったことがある人に話を聞くと、チカチカがほとんどですが、私の場合は視界の一部がモザイク状になって、その部分はよく見えなくなります。モザイクがよく現れるのは左の下側で、視界全体の4分の1ほどになります。

左側に現れると言うと、左目にだけ症状が出ているのではないかと思われることもあるのですが、右目を閉じても左目を閉じても同じところにモザイクが出ています。両目を閉じたらモザイクは現れなくなるのではないかと聞かれることもあるのですが、完全に目を閉じてもモザイクが現れています。

これは眼球の問題ではなくて、画像化する後頭葉の問題だからです。

視界にモザイクが出て、それが頻繁に起こり、出ている時間も長くなったために、安全のために運転免許を返納しました。地方で自動車の移動ができないのは困難ではあるものの、そのおかげで発達障害の感覚過敏の困難さが近い感覚で理解できるようになったことも、発達障害の支援に力を注いでいくきっかけとなりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

カルシウムの摂取量が少ないと血液中のカルシウム濃度も低くなると想像されがちですが、想像とは逆にカルシウム濃度は高くなります。この現象はカルシウム・パラドックスと呼ばれています。

血液中のカルシウム濃度は比較的狭い範囲(8.5〜10.4mg/dl)に保たれていて、カルシウムの摂取量が少ない状態になってカルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンが多く分泌されるようになります。

副甲状腺ホルモンには骨からカルシウムを溶け出させて、血液中のカルシウム濃度を保つ作用があります。不足した分だけ溶け出させるように分泌量が調整されていればよいものの、微妙な調整ができないことから副甲状腺ホルモンが多く分泌されて、不足しているよりも多くのカルシウムが溶け出してしまいます。

これがカルシウム・パラドックスの原因で、血液中のカルシウム濃度が高くなるということは骨から溶け出るカルシウムが多くなっているということで、骨密度が低下するようになります。この状態が長く続くと、骨がスカスカの状態になる骨粗鬆症のリスクが高まります。

血液中で濃くなったカルシウムが再び骨に蓄積されればよいのですが、濃くなったカルシウムは余分なものとして腎臓を通して尿に混じって排泄されます。カルシウムの継続的な不足状態は、骨にカルシウムが蓄積されにくくなるだけでなく、さらに骨のカルシウムが排泄され続けることになるのです。

血液中のカルシウムが過剰になると、尿路結石の可能性が高まります。尿路結石は、腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる疾患です。結石のある部位によって腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分類されます。

結石の元の成分はカルシウムで、シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、尿酸カルシウムといった結晶になります。

そのため、カルシウムの摂りすぎが尿路結石の原因と考えられがちですが、実際は逆で、カルシウムの摂取不足が原因になっているということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害は、2003年当時の調査では小学生・中学生の中では3万人強という状態でした。それが最新データでは16万人を超えています。文部科学省が2022年に実施した『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』の結果では、約8.8%程度の割合で通常の学級に発達障害児が在籍していると報告されています。

現在の人口は小学生が約605万人、中学生が約318万人であるので、これから計算すると80万人の該当者がいても不思議ではない状況です。

先のデータは、すべての発達障害児を把握したものではないわけですが、10%に達しているということは以前から言われてきました。発達障害は子どもだけの状態ではなく、その特性は生涯にわたって続きます。

社会を生き抜くどころか、社会に馴染むことができない、コミュニケーションも限られた人とだけしかできないということも見られる発達障害が、国民の10人に1人の割合で存在するという事実があります。

その事実を知ったら、「もともと特別なonly one」であり、「誰とも代わることがない尊い存在」である子どもたちを支援は、特性があっても活躍ができる社会を構築することであり、それ以前に発達障害の実態を知ってもらう活動だと強く認識しています。

発達障害は、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」(第2条)と定義されています。

発達障害は、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3つに大きく分類されています。このほかにトゥレット症候群、チック障害、吃音(症)なども発達障害に含まれます。

発達障害の特徴が重なり合っている場合も多く、どのタイプにあたるのか発達障害の種類を明確に分けて診断するのは難しいとされています。年齢や環境によって目立つ特性が違うことから、診断された時期によって診断名が異なる場合もあります。

これらは、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しています。同じ人に、いくつかのタイプの発達障害があることも珍しくなくて、そのため同じ障害がある人同士でも、まったく似ていないように見えることがあります。個人差が非常に大きいという点も発達障害の特徴といえます。

また、複数の状態が重なり合って現れることもあり、そのために発達障害の種類を明確に分けて診断することは難しく、早期発見が遅れることにもつながっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕