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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、摂取源と摂取時間について示しています。

摂取源は、食事として経口摂取される通常の食品に含まれるエネルギーと栄養素を対象としています。ただし、耐容上限量については、いわゆる健康食品やサプリメント(以下「通常の食品以外の食品」)由来のエネルギーと栄養素も含むものとしています。

耐容上限量以外の指標については、通常の食品からの摂取を基本としますが、通常の食品のみでは必要量を満たすことが困難なものとして、胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減のために、妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性、妊娠初期の女性に付加する葉酸に限り、通常の食品以外の食品に含まれる葉酸(folic acid)の摂取について提示しています。

摂取期間は、食事摂取基準は習慣的な摂取量の基準を与えるものであり、それを「1日当たり」を単位として表現したものです。短期間(例えば1日間)の食品の基準を示すものではありません。

これは、栄養素摂取量は日間変動が大きいことに加え、食事摂取基準で扱っている健康障害がエネルギーと栄養素の習慣的な摂取量の過不足によって発生するためです。

栄養素摂取の不足や過剰に伴う健康障害を招くまでに要する期間は、栄養素や健康障害の種類によって大きく異なります。

例えば、ほぼ完全にビタミンB₁を除去した食事を与えると2週間後に血中ビタミンB₁濃度が大きく減少し、欠乏に由来すると考えられる様々な症状が4週間以内に出現したとの報告があり、これは1か月間以内での栄養管理の必要性を示しています。

一方、ナトリウム(食塩)の過剰摂取は加齢に伴う血圧上昇に相関するとの報告があり、これは数十年間にわたる栄養管理の重要性を示しています。このように、健康障害を招くまで、また改善させるまでに要する期間は、栄養素の種類や健康障害の種類によって大きく異なります。

一方、栄養素などの摂取特性、すなわち日間変動の点からも習慣的な摂取の期間を具体的に示すのは困難です。極めて大まかなものですが、エネルギーおよび栄養素の摂取量の日間変動を観察した研究結果に基づくと、ある程度の測定誤差・個人間差を容認して、日間変動が非常に大きい一部の栄養素を除けば、習慣的な摂取を把握するため、または管理するために要する期間はおおむね「1か月間程度」と考えられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「初午いなりの日」全日本いなり寿司協会が初午に稲荷神社で五穀豊穣を願う祭りがあることにちなんで初午から近い祝日の建国記念の日を制定。

「わんこそば記念日」わんこそば全日本大会運営委員会(岩手県花巻市)が開催日に合わせて制定。

「出雲そばの日」出雲そば商組合(島根県出雲市)と松江そば組合(島根県松江市)による出雲そばの日記念日登録実行委員会が信濃国松本藩の城主の松平直政が出雲国松江藩に国替えを徳川家光から命じられた1638年2月11日にちなんで制定。

「仁丹の日」森下仁丹が仁丹の発売日の1905年2月11日にちなんで制定。

毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

酒呑みの生態を表現するときに「酒が酒を飲む」という言葉が使われることがあります。これは酒呑みが理性を失って大酒を飲む状態を指していて、酒の酔いが回ってくるに従って、ますます大酒を飲むようになります。

酒を飲んでいるときには、飲みすぎてはいけないという理性のブレーキがかかっているのですが(中には初めからブレーキが効かない人もいるものの)、そのブレーキを踏むタイミングを酔いによって逃してしまい、限界まで飲み続けるということにもなります。

酒の酔いというのは脳神経を麻痺させることで、それが一部の麻痺であれば支障なく過ごすことができます。初めに酔うのは大脳の新皮質で、これは理性を司っている部分です。ここが酔うことで余計なストレスが弱められて、リラックスができるようになります。

この状態になるのは、いわゆる“ほろ酔い”状態で、日本酒換算では1〜2合くらいとされています。これを超えると新皮質の奥の旧皮質が酔うようになります。旧皮質は本能を司っていて、ここが酔った状態が理性を失うという段階です。日本酒換算では3合ほどの量となります。

そして、さらに酔いが進むと今度は脳幹が麻痺するようになる酩酊状態となります。日本酒換算では4〜6合くらいの量です。

脳幹は脳の中央の中枢神経系を構成する部分で、生存のために欠かせない自律神経の働きを制御している重要なところであり、睡眠・覚醒レベルの調整、姿勢・運動制御も行っています。“鯨飲”をして足元が乱れる状態といえます。

これを超えたのが泥酔状態で、言語がめちゃめちゃになる、意識がはっきりしない、まともに立てないといった命の危険が近づいて行きます。

こういった変化は「人が酒を飲む」「酒が酒を飲む」と呼ばれ、最後は「酒が人を飲む」という困った状態になります。この変化を利用して、自分にとって良い結果につなげようとする人もいます。

酩酊状態になると、さすがに交渉も何もあったものではなくて、「酔っていて何も覚えていないうちに契約書に印鑑を押してしまった」「勝手に捺印されても、覚えていないので反論できない」というようなことにもなりかねません。

これは法律上では、酩酊状態になったことを証明できれば契約は無効とすることもできるのですが、それができなくて大失敗した人の例も随分と見聞きしてきました。

そんなことにならないように、私は交渉の場と取られるような飲み会ではビール以外は飲みません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

栄養バランスというのは、言うのは簡単ですが、実際に何を、どれくらい食べればよいのかということになると非常にわかりにくく、自分の食事内容はバランスが取れていると自信を持って言える人となると、簡単に数えられるほどになるかもしれません。

栄養バランスというと、糖質、脂質、たんぱく質に、ビタミン、ミネラル、食物繊維を加えた六大栄養素が基本とされていますが、私たちは少し違った目線で考えています。

それは歯の形と本数から噛むことの重要さを考えることで、歯の意味からバランスを考えています。

歯は歴史的に食べてきたものに相応しい形と本数になっています。

人間の歯(永久歯)は上下ともに前歯(門歯)が4本、犬歯が2本、臼歯が8本で、上下合わせて32本となっています。

前歯は野菜や果物を切る歯であるのと同時に、穀類や豆類などを粗く噛んで細かくする役割をしています。犬歯は肉や魚を切り裂く役割があり、臼歯は粗く噛んだものをすり潰す役割があります。

これに対して、犬の歯は42本あって、切歯(前歯)12本、犬歯4本、前臼は16本、後臼歯10本で構成されています。上下の歯の位置がずれていることから臼歯も刃物で切るように働き、肉類を食い千切り、噛み砕くのに適した形状となっています。

草食動物の牛は上側の切歯と犬歯がなくて、上側に12本、下側に20本ある歯は穀類や野菜を食べるのに適した形状の大きな臼歯になっています。

人間の場合には雑食であることから、草食動物と肉食動物の両方の特徴がある形状となっていて、すべての食品を食べてきたことで現在の形と本数になっています。これは猿人から原人に進化したときに雑食になったからだとされています。

猿の歯は人間と同じく前歯、犬歯、臼歯の組み合わせで合計32本となっているのですが、歯の形は犬歯が大きいなど人間とは少し変わっています。

この違いは人間が、すべての食品を食べることができる生物の頂点に立ったからで、雑食に相応しい形に変化してきた結果といえます。健康の基本となるのは、歴史的に食べてきたものと同じ食生活をすることで、それだけでは不足するものを補っていくことです。

何を、どれくらい食べるかについて歯の種類と数から考えると、現状の食事では犬歯が上下に4本ずつあってもよいような状況になっています。また、あまり噛まずに済む食生活では臼歯の本数が少なくてもよいような状況ともなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

京都に限らず、観光客が多いところでは、ホテルにチェックインするときや店舗に入ったときに、一緒の女性に対して「お連れ様」と言われることがあります。

どう見ても夫婦と見えるときには「奥様」と呼ばれることもありますが、夫婦かわからない、ひょっとすると夫婦でないのに一緒に泊まるというようなときは、安全を期した呼び方が使われます。

それが「お連れ様」です。

初めに訪れたときには「お連れ様」と呼ばれることがあっても、以前に訪れたことがわかると「奥様」という呼び方に変わります。何度も訪れているのに「お連れ様」と使われたことがあります。

これは常連に思われていないのか、何度も足を運んでいるのに常連と呼べるほどの金づかいでないからなのか、それとも「お連れ様」と呼ぶように教育(しつけ)をされているのか、そんなことを考えさせられるようなこともあります(というよりも、ありました)。

そのことを京都在住の知人に聞いたら、「お連れ様と呼ばれたくなかったら、一緒にフロントに行くといい」という即答がありました。

遠慮ぎみで離れたところに立って、チェックインが済むのを待っていると、夫婦に似つかわしい年齢、服装(ペアルックではないのにしても)であっても、これも安全を期して「お連れ様」と呼ばれてしまうということです。

では、歳の離れた夫婦はどうなのだろうと、京都の老舗ホテルのマネージャーと話をする機会に聞いてみたら、「お連れ様」と呼んでいるとのこと。

以前に歳の離れた夫婦と判断して、「奥様」と呼んだら、言われた女性が、すごく嬉しそうな顔をして、腕を組んで客室に向かうエレベータに行ったということがあり、それからは、できるだけ「お連れ様」を使うようにしていると話していました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

学校の授業は、自律神経の交感神経の働きが盛んになる時間帯に実施されています。これは自律神経の交感神経の働きが日中に盛んになり、夕方以降は副交感神経の働きのほうが盛んになって、交感神経の働きが抑えられるという通常のリズムを基本とした考えです。

ところが、発達障害の特性があると、大人も子どもも関係なく、日が昇っても交感神経優勢な状態に切り替わらず、そのために通常の起床時間になっても起きられない、起きられても脳の機能が高まらずに学習にも積極的に取り組めないということが起こります。

学習時間に交感神経の働きを整えるためには、しっかりと熟睡すること、そのために早寝をすること、運動をすること、夕方以降は交感神経を刺激するブルーライトを避けるためにスマホもパソコンもテレビも避けること、といったアドバイスがされます。

これらを実現させたとしても、基本的な身体機能を調整するための栄養が摂取できていないのでは、なかなか続かないということにもなります。

自律神経の調整のために必要なホルモンとしてセロトニンがあげられます。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる脳内ホルモンで、感情や精神面、睡眠などの機能に深く関わっている神経伝達物質です。

セロトニンは脳が緊張やストレスを感じると多く分泌されます。この分泌量が不足していると、緊張もストレスも続き、興奮状態から解放されないために交感神経の働きが続くことになります。

セロトニンが分泌されると神経を興奮させるノルアドレナリン、快感を増幅させるドーパミンといったホルモンの働きを抑えて、自律神経の調整を整えるように作用します。

ストレスがたまった状態で、ぬるめの温度で入浴したり、軽い体操をするとリラックスができるのはセロトニンが増えた結果です。

セロトニンは脳内と腸内で作られていますが、材料がなければ作ることができません。セロトニンの材料となるのは必須アミノ酸(体内で合成されないために食品から摂る必要があるアミノ酸)のトリプトファンです。

トリプトファンが直接的に効果を発揮するのではなくて、トリプトファンはセロトニンとなったあとに、睡眠を促進するメラトニンに変化します。このメラトニンによって睡眠の質が高まり、自律神経が調整されるようなります。

トリプトファンは大豆製品(納豆、豆腐、味噌など)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)のほかに、バナナ、卵、ピーナッツ、ごまにも含まれています。

肉や魚にもトリプトファンは含まれているものの、動物性たんぱく質に含まれるBCAA(必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシン)はトリプトファンの脳内への取り込みを阻害する作用があるため、植物性食品から多めに摂ることがすすめられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2月11日
「初午いなりの日」全日本いなり寿司協会が初午に稲荷神社で五穀豊穣を願う祭りがあることにちなんで初午から近い祝日の建国記念の日を制定。
「わんこそば記念日」わんこそば全日本大会運営委員会(岩手県花巻市)が開催日に合わせて制定。
「出雲そばの日」出雲そば商組合(島根県出雲市)と松江そば組合(島根県松江市)による出雲そばの日記念日登録実行委員会が信濃国松本藩の城主の松平直政が出雲国松江藩に国替えを徳川家光から命じられた1638年2月11日にちなんで制定。
「仁丹の日」森下仁丹が仁丹の発売日の1905年2月11日にちなんで制定。
毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

2月12日
「レトルトカレーの日」「ボンカレーの日」大塚食品が1968年2月12日に日本初のレトルトカレーのボンカレーが販売されたことにちなんで制定。
「黄ニラ記念日」全国農業協同組合連合会岡山県本部が黄ニラの最盛期で、にっこり(2)いいニラ(12)の語呂合わせで制定。
「乳酸菌のくすりの日」ビオフェルミン製薬が創立記念日の1917年2月12日にちなんで制定。
毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

2月13日
「土佐文旦の日」土佐文旦振興対策協議会(高知県土佐市)が、ぶんたん(2)とさ(13)の語呂合わせで制定。
「伊達のあんぽ柿の日」ふくしま未来農業協同組合が、あんぽ柿の最盛期が冬で、普及に携わったのが13人であったこと、発祥地の福島県伊達市梁川町五十沢(いさざわ)の13(いさ)にちなんで12月13日、1月13日、2月13日を制定。
毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)

2月14日
「チョコレートの日」日本チョコレート・ココア協会がバレンタインデーにちなんで制定。
「セカンドオピニオンを考える日」ティーペック(東京都台東区)が二番目(2)の医師(14)の語呂合わせで制定。
「予防接種記念日」予防接種は秋月藩から始まったキャンペーン推進協議会が1790年2月14日に初めて天然痘の予防接種が行われたことから制定。
毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

2月15日
「次に行こうの日」国立音楽院が学校に馴染めない子どもが音楽活動から次の一歩を踏み出すきっかけとなることを目的に次に(2)行(1)こう(5)の語呂合わせで制定。
毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

2月16日
「寒天の日」長野県寒天水産加工業協同組合が2005年2月16日に寒天の健康効果がテレビ番組で紹介されたことから制定。
毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)

2月17日
「千切り大根の日」こだま食品(広島県福山市)が千切り大根の生産が2月に最盛期で、千の字が二と1、切りを七に見立てて制定。
毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)

2月18日
「嫌煙運動の日」嫌煙権確立をめざす人々の会が1978年2月18日に嫌煙運動を始めたことから制定。
毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

2月19日
「チョコミントの日」チョコミントの日を制定しよう!プロジェクトが全米菓子協会のチョコミントの日に合わせて制定。
「信州・まつもと鍋の日」おいしい信州ふーど・信州まつもと鍋開発プロジェクトチーム(長野県松本市、松本大学、JA松本ハイランド、JA松本市)が温かい鍋がおいしい冬の12月、1月、2月で、食の語呂に合わせて19日を制定。
毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

2月20日
「キヌアの日」日本キヌア協会が国連で2013年2月20日に国際キヌア年の開幕式典があったことから制定。
「尿もれ克服の日」患者団体ひまわり会(大阪府大阪市)が尿(2)も(英語でtoo=2)れ(0)の語呂合わせで制定。
毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)

「ばい菌ゼロの日」エーワン(愛知県名古屋市)がウイルス・ばい菌が2→1→0と減ってゼロになる様子から制定。

「みやざき地頭鶏の日」みやざき地頭鶏事業協同組合が、じ(2)とう(10)の語呂合わせで制定。

「フードの日」日本野菜ソムリエ協会がFOOD(食べ物)と風土からフー(2)ド(10)の語呂合わせで制定。

「フットケアの日」日本フットケア・足病医学会がフッ(2)ト(10)の語呂合わせで制定。
「豚丼の日」ソラチ(北海道芦別市)が、ぶた(2)どん(10)の語呂合わせで制定。

「ギョーザの日」味の素冷凍食品が中国の旧正月に餃子を食べる習慣があることから制定。

「福寿の日」琉球福寿(沖縄県那覇市)が福寿人生の発信を目的として福(29)寿(10)の語呂合わせで2月9日と10日を制定。

毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

町おこし、地域おこしは、私の場合は岡山に移住するきっかけの一つにはなっていたのですが、一般に言われる地域おこしとは一風違った活動を東京・虎ノ門で経験しました。

私が51歳まで住んでいたところの住所は港区虎ノ門で、最寄駅は東京メトロ日比谷線の神谷町駅でした。虎ノ門の北側は霞が関と面していて、霞が関にある厚生労働省までは私の住まいから歩いて12分という近さでした。

虎ノ門の南側は、今では麻布台ヒルズもあって、神谷町駅から地下道でつながっています。神谷町駅から北上すると突き当たりはホテルオークラで、私のワインの師匠(日々修行161)の仕事場のレストランも近い距離でした。

虎ノ門地域は霞が関のお役所も近く、森ビルも林立していて、外資系の会社も多く、夕方は“飲める店”は大盛況でした。ところが、混雑しているのは、いわゆる初めの飲み会の時間だけで、次に行く店が少ないことから急に閑散とするという地域でした。

ここに“二次会”の居場所を作ろうというプロジェクトが立ち上がり、そのコーディネーター役が知人の出版社の代表であったので(その出版社の事務所の上の階が私の事務所という関係)、私の人脈も加わっての活動となりました。

ホテルオークラの関係もあって、そのレストランの料理も楽しめるようにしました。当時は虎ノ門パストラル(東京農林年金会館)があって(現在は東京ワールドゲート・虎ノ門トラストタワー)、全国の食材が楽しめるレストランもあって(パストラルは田園の意味)、この食材も使わせてもらいました。

虎ノ門パストラルのレストランは、当時は週の半分はランチに通っているほどの近さで、知人が東京農林年金会館を運営していた農林年金(農業漁業団体職員共済会)の理事長でした。

その方は、私が子どものときに住んでいた新潟県の山村の隣の家のお兄ちゃんで、全国農業協同組合中央会の広報部長も務めていたので、農業の表も裏も学ばせてもらいました。

また、ランチ営業は夜の集客につながるということで、ホテルのレストランで仕込んだカレーを運んで、通常のランチの価格でホテルのカレーが食べられるということで、案の定の人気となりました。

二次会の居場所は成功して、虎ノ門ヒルズの再開発で立ち退きをするまで続きました。

私は近くに住んでいたこともあって、店に私の知人(お役人、メディア、酒造会社など)が来店すると呼び出されるということがあって、行けば飲まされるということで休肝日を作れない日々が続いていました。

このときの経験は、地域おこしで役立ったのか、それともアルコール飲料と健康的に付き合う方法を身につけることになったのか、その答えは次回(日々修行165)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

あまり好きではない(どちらかといったら嫌いな)言葉の一つの「坊主丸儲け」は仏教の寺院は儲かっているというイメージを植え付けるのに使われていいます。

確かに、宗教法人は収益に対しての納税義務がなく、お布施などにも定価があるわけではないので、そのような丸儲けと思われることもあるでしょう。

しかし、それは他の宗派ではあったとしても、浄土真宗には“本来は”当てはまらないことです。わざわざ“本来は”と書いたのは、そうでもない寺院・僧侶がいることは事実であるからです。

ここで浄土真宗の違いを、実際に経験することがあるであろうことから見ていくと、浄土真宗には地獄が存在していないので、四十九日の法要で地獄に堕とされないように必死に願うということはありません。

ただ、四十九日は葬式とセットだと感じている方もいるので、その日に法要は行うものの、あくまで故人を偲ぶ集まりです。

亡くなった人の魂は、この世に残っているわけではないので、お墓は祖先を偲ぶ場です。そのため、墓で祈りを捧げるとお盆に魂が現世に戻ってくることもありません。お盆は他宗では迎え火と送り火が行われますが、浄土真宗では送り火も迎え火もありません。

また、戒名が書かれる位牌も作りません。浄土真宗では戒名とは言わずに、法名(ほうめい)がつけられます。他宗の豪勢な戒名とは違って、お釈迦様の弟子を示す釈○○という法名だけです。

浄土真宗には、寺社につきもののお札もお守りもおみくじも、また御朱印帳もありません(これも本来は、ですが)。

葬式の際には「末期の水」がつきものですが、これは亡くなった人が安らかにあの世に旅立ってもらうための儀式で、浄土真宗では末期の水は行われません。

葬式のときの香典の表書きは「御霊前」と書かれるのが一般的なところですが、浄土真宗では亡くなった人は、すぐに成仏して霊はいないので、「御仏前」と書かれます。他の宗派では四十九日の前には「御霊前」で、四十九日が過ぎたら「御仏前」となりますが、そのような使い分けはありません。

喪中や忌中は一般には亡くなった人への弔いの期間で、めでたい行事は慎んで静かに過ごすのが通常のことですが、浄土真宗では喪中も忌中もありません。

一周忌の前の年賀状は控えることが当たり前とされる中、年賀状を送っても構わないのが浄土真宗なのですが、それだけは避けるというのが世間とのお付き合いのためには必要なことのようです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕