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「日々修行」の連載コラムのきっかけは複数あるのですが、その一つに1年後には結果を出さないと今と同じところで同じことが続けられないということがあり、目標に向かって自分の過去と先々を考える覚悟を残しておく役割も持たせています。

「日々修行31」のアップは2024年9月30日で、目標とした日まで、あと10か月となります。その目標は、私がやってきたことの成果が出て、ちゃんと生活ができて、その成果を岡山の地で次につなげていくことの確信を得ることです。

今年の7月半ばに東京人脈の国の行政機関の方から連絡がありました。そのきっかけは、私と一緒に岡山に移住した義妹(妻の妹)が7年半の岡山での生活に区切りをつけて東京に戻ることを伝えて、もしも関わりがあることがあったら気にかけてほしいと伝えたことへの返事でした。

その返事は「了解」という簡単なものでしたが、それに続いて「あなたは、いつ戻ってくるのか?」との言葉がありました。その行政(霞が関というか永田町というべきか)の方には、来年4月から義務化される65歳定年時代の健康づくりの支援を岡山で実践することと、岡山で進めてきた発達障害がある人の支援については、以前から伝えていました。

その方の所属する部門でも、同様のことを考え、計画を進めてきていたとのことです。同じ考えに至るのは、ある意味では当たり前のことで、私の計画は国の方針と過去の成果に基づいたことを岡山の地で実施しようとしていたからです。

それと同じこと(少しだけ違っている)を全国に東京から発信することを考えていることを聞かされ、そのサポートをする団体に加わることを提案されました。仕事と生活の場を提供されるとのことで、それを受け入れると東京にUターン移住することになります。

この年齢(あと半年で70歳)で、役割をいただくのは有り難いと感じる一方で、岡山の関わりが一点集中から47分の1になる、場合によっては岡山に力を注ぐことができなくなるという思いもあって、1年間の猶予を申し出ました。

それは8月からの1年間(2025年7月末まで)で、岡山に暮らしながら、岡山を全国のモデルケースにする活動をするということです。これは岡山のことだけを考えて走るだけでなく、常に国全体のことを考えながらの行動で、定期的な情報交換も求められているので、心身ともに負担がかかることです。

もしも1年後に岡山での活動が今後も続く状況、私が食べていける状況になっていなかったら、東京に戻るということを条件としての1年間の猶予です。この2か月は何もしていなかったわけではないものの、あと10か月後には成果が出ていて、岡山で暮らし続けられるという確信が得られるところには届いていません。

これからの10か月間は、もっともっと厳しい日々修行になるだけに、その思いの一端を書き残すことにしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

腸内には1000種類以上、約1000兆個もの腸内細菌が棲みついていて、その重量は1~1.5kgにもなります。以前は100種類以上、約100兆個と言われていた時期がありますが、それが300種類以上、約300兆個とされ、新たに発表されるたびに増えていきました。

これは日本人の腸内細菌を実際に数えた結果ではなくて、一定の部位の腸内細菌の種類と数を測定して、それを全体の部位に合わせて計算した結果です。実際に、どれくらい腸内細菌がいたとしても、重要なことは善玉菌と悪玉菌の割合です。

腸内細菌は100兆個にしろ1000兆個にしろ、総数は決まっています。善玉菌が増えると、その勢いに押されるように悪玉菌が減り、逆に悪玉菌が増えると善玉菌が減るという関係になっています。

腸内細菌は善玉菌と悪玉菌が主には紹介されていますが、もう一つ日和見菌と呼ばれるグループがあります。日和見菌は腸内の環境によって善玉菌の働きも悪玉菌の働きもします。バランスがよい腸内環境では「善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%」の割合になっているとされています。(日和見菌については次回、説明します)

善玉菌はビフィズス菌やフェカリス菌、乳酸桿菌などの乳酸菌類が代表的なものとなっています。悪玉菌はウェルシュ菌や大腸菌、腸球菌、赤痢菌など数多くの種類があります。

善玉菌は発酵を進めて腸内の酸性傾向を強めていきますが、悪玉菌は酸性の環境に弱く、アルカリ性の環境には強いために善玉菌が多くなるほど悪玉菌は減っていきます。逆に悪玉菌が増えてアルカリ性の環境に傾くと善玉菌が減っていくようになります。

腸内の状態はトイレで、自分で確かめることができます。善玉菌が多い人は腸内での発酵が進むために、便の色は黄色くなり、臭いも弱くなります。また、便の量も増えて、便も軟らかくなります。

それに対して悪玉菌は腸内での腐敗を進め、アンモニアや硫化水素、スカトール、インドールといった有害物質を多く作り出しています。便の色が黒く、臭いが強く、便の量も少なく、便が硬くなり、悪玉菌が多いと便秘や下痢を起こしやすくなります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

人間の生活のリズムは自律神経によって整えられています。自律神経は呼吸、血液循環、体温調節、消化、吸収、排泄、内臓の働き、免疫、生殖などの機能をコントロールするために24時間働き続けている神経系です。

昼間や活動しているときに活発に働く交感神経と、夜間やリラックスしているときに活発に働く副交感神経の2種類があって、身体の機能を調整しています。

自律神経の働きは波のような強弱があり、交感神経の働きが盛んになっているときには副交感神経の働きが抑えられ、逆に副交感神経の働きが盛んになっているときには交感神経の働きが抑えられるという関係になっています。

自動車にたとえると、アクセルを踏み込んだときにはブレーキがかかりにくく、ブレーキを踏み込んだときにはアクセルが効きにくくなるのと同じ関係性になっています。

交感神経と副交感神経の波に合わせて日常の社会生活のパターンが決められていて、自律神経の波に合わないことをすると生活に支障が出ることになります。

身体を休めようとしている時間帯に運動をしたり、脳を激しく使おうとしても思った以上の効果が出にくくなります。逆に、身体の活動が盛んなときに身体を休めようとしても思ったよりも疲労が取れないということになります。

このリズムが乱れていると、活動や学習をする昼間の時間帯に集中できない、活動や勉強をすると非常に疲れるということになり、その逆に夕方以降に疲れを回復させようとしても興奮して心身ともに休めないということになってきます。

自律神経は消化、吸収、循環、代謝、排泄という生命を維持していくために欠かせない部分を調整しているだけに、発達障害児に多くみられるように自律神経の調整が乱れていると生きていくための当たり前の機能が低下することにもなります。

逆にいうと、食事に関係する消化、吸収、排泄という胃腸で起こっていることを調整することで、自律神経の働きを整えていくことができるようになります。これが整うことで集中力が高まっていくようになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「とっとり0929(和牛肉)の日」鳥取県牛肉販売協議会が、わ(0)ぎゅう(9)に(2)く(9)の語呂合わせで制定。

「招き猫の日」日本招猫倶楽部が来る(9)福(29)の語呂合わせで制定。

毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

「仕事を断らないでこれたのは妙な才能があったから」と言われたことがあります。“妙な才能”というのは、依頼された仕事は断らないということで、どんな無理なことでも耐えてこなしていくという修行のような感覚がありました。

出版やテレビ番組は“貸し借りの世界”がまかり通っていて、出版(書籍や雑誌など)では新たに仕事を依頼してくるのは何か事情があってのことです。その事情の中には切羽詰まった事情もあります。

その依頼を受けることは、仕事が少ないときには書かせてもらって助かるという気持ちもあるのですが、依頼してきた人にとっても助かることだというのは、よくわかっていました。引き受けてくれる人を探すことを依頼されたことがあり、それが大変なことであることは身をもって経験してきました。

新たな仕事をもらうということは、新しい経験をして、これまでとは違う修行の場を与えられるということで、「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言われるのは、まさにその通りだと思っています。これは若い時だけでなく、今も継続している感覚です。

ただ、同じ仕事をしているなら、その量が増えたとしても限界はあって、新たな仕事を入れようにも入れられないということはあります。ところが、別の世界の仕事をしていて、それぞれの人脈が重なっていないと、融通が効かないことになるので、それこそ“寝る暇がない”というのは当たり前のように経験してきました。

まだまだ体力と気力が充分にあった50代までの話ですが。今では寝る時間を完全に確保して、そのために断るしかないということもあるのは年齢的に仕方がないことです。

自分が関わってきたことは、いつ仕事がなくなるかわからないという不安定そのものの仕事であったので、常に3つの活動を並行して進めていないと、それこそ不安で不安で仕事が手につかないということになりかねいという気持ちがありました。

このことについては、次々回(日々修行32)に続きとして書くことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「昭和100年」というタイトルを掲げていると、記念日の広報を得意としている私のことだけに、楽しげな感じを期待するかもしれませんが、「昭和100年」は記念日イベントのような楽しい話ではありません。

デジタル社会はインターネットの普及からパソコンと通信機器、通信ソフトがあれば楽に情報を受け取れることから始まりました。それ以前も通信を用いて情報を発信する方法はあったものの、専門家だけが使えるもので、インターネットにしても初期段階では研究機関の情報交換の手段としての普及でした。

同じ業界の研究者が、どんな研究を、どこまで進めているのかを知ることによって、無駄なことをすることなく、また無理をすることなく、効率的に仕事を進めていくための情報交換の機会でした。

その段階では一方通行の情報発信であり、キャッチボールに例えると、投げられたボールの中から気に入ったものを選んで受け取るだけでした。そのあとボールを、どのように扱うかは受け取った側の自由で、ボールを投げた側(情報発信者)は受け取ってくれたのかもわからないという状態でした。

それが大きく変化したのはWindows95の登場後で、パソコン通信ができる環境があれば、情報を自由に受け取ることができるようになり、相互通信も可能となりました。現在のインターネット環境との違いを表すために、前の一方通行の時代をWeb1.0、今の状態をWeb2.0と呼ぶようになりました。

相互通信が進むにつれて確立されたのは中央集権体制です。便利なサービスを扱うことができるのは特定の大手企業のおかげであって、サービスを自由に使えるようになった反面、大手企業が独占したサービス(情報網)の中でしか動けない状態となりました。
それはGoogle、Apple、Meta(旧Facebook)、Microsoft、Amazonで、パソコンやスマホのOSは、これらの企業の製品を搭載していて、そのシステムの中だけで自由にやり取りをしているという状態です。

これらは世界企業であって、世界共通の西暦の年表示が使われていますが、それを使ってユーザーが受け取るサービスが日本のものである場合には、日本特有の元号の年表示システムとなっています。

元号表示の問題点については前回(「昭和100年」3)紹介しましたが、最新機器やサービスが提供されるたびに急激な変化と進歩を遂げているのに、いまだに日本のデジタル時計は元号が基本となっています。

しかも、その元号が令和でもなく平成でもなく、99年前から始まった昭和のままであることが、昭和100年問題を懸念させる要因となっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

筋肉は強い負荷がかかる運動をするほど太くなっていきます。筋肉は筋繊維と呼ばれる筋肉細胞が束になった状態になっていて、筋肉が太くなるということは、それぞれの筋繊維が太くなっていくということです。

筋繊維の本数は生まれたときから変わりがなくて、筋肉が太くなっていくときに筋繊維の数が増えるわけではなく、筋肉が細くなっていくときに筋繊維の数が減るわけでもありません。

ということは、筋肉を太くするための運動をすれば、何歳になってからでも筋肉の量と機能を保つことができるということです。機能というのは筋収縮力、筋持久力、筋代謝力を指しています。

筋肉が太くなるためには、タンパク質を筋繊維が吸着することが必要です。そのためには負荷がかかる筋肉運動によって筋繊維が傷つき、その周りに修復のためのサテライト(衛星)細胞が集まってきます。サテライト細胞はタンパク質を取り込み、このタンパク質が傷ついた筋繊維に送られていきます。

運動をして傷つくことによって、筋肉は一時的に細くなり、サテライト細胞のタンパク質を取り込むことによって太くなっていきます。傷つく前よりも太くなることは“超回復”と呼ばれています。

超回復のためには、筋肉を傷つけるような運動は控えることが必要で、運動を毎日するにしても、負荷が強くかかる運動をしたら、次の日は負荷を弱めにするといったように、適度に休みを入れていくことが大切になるのです。

ただし、“超回復”は3日で終了するので、休むとしても1日、長くても2日だけにしておかないと、せっかくの筋繊維を太くする機会が失われることになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

運動による筋肉の強化は、計算式的には「強度×時間」というのが原則で、強い負荷がかかる運動を短くやっても、弱い負荷の運動を長くやっても同じ結果になると考えられることがあるのですが、そのようなことはありません。

強い負荷がかかる運動は、無酸素運動に使われる白筋が主に刺激され、瞬発力を発揮するので、短時間の運動でも強化することができます。弱い負荷を繰り返す運動の多くは有酸素運動に使われる赤筋が主に刺激されます。

筋肉を太く、強くするためには白筋が刺激される運動が必要なので、弱い負荷で長時間をかけても、期待通りの結果は得られにくいのです。だから、筋肉強化のためには短時間でもよいので、強い負荷をかけることが必要というわけです。

毎日30分の運動をするのか、それとも2日に1回、60分の運動をするのかという選択もあって、1日置きに運動をすることを考える人もいます。強度と時間はイコールであっても、毎日続けるほうが筋肉を強化する効果があります。

といっても、運動選手のトレーニングのレベルの筋肉運動ではなくて、激しい筋肉運動は筋肉が傷つけられて、その回復に時間がかかるので、途中で休みを入れることで強化される“超回復”が採用されています。

“超回復”については次回に説明しますが、毎日の筋肉運動が筋肉を強化して、その強化された筋肉を落とさないようにする方法となります。

筋肉の細胞である筋繊維は生まれたときから数が変わらず、何歳になっても強化することができるので、今日は休んでも明日2倍やればよいとの考えも出てきそうです。しかし、それは年齢を重ねた人で運動をしたがらない人に対して言うことであって、筋肉強化を目指すなら毎日の運動習慣がすすめられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

筋肉運動をすると、そのあとに筋肉が増えるという印象があるかと思いますが、筋肉が増えるタイミングは運動後だけでなく、睡眠中にも起こっています。この睡眠中というのは、運動したときから長い時間が経過した夜間の睡眠のことを指しているのですが、運動をした後の睡眠でも効果があります。

激しい運動をしたあとに食事をして、その後に寝るというのは相撲の力士に取り入れられている筋肉強化法です、“食べてから寝ると太る”というのは一般の話であって、筋肉強化をするためには、筋肉の材料になるたんぱく質が多く含まれる食品(肉、魚、卵、乳製品、大豆・大豆製品)を食べて、それから寝ることがすすめられます。

このことは筋肉量が成績に大きく影響する他のスポーツにも取り入られていることです。体内で何が起こっているのかというと、寝ているときに成長ホルモンが多く分泌されます。この成長ホルモンが筋肉を増やしていきます。

成長期の子どもは1日中、成長ホルモンが多く分泌されているのに対して、成人以降は運動後と睡眠中に多く分泌されるだけです。高齢になると運動をしても成長ホルモンの分泌量が増えにくいことから、特に睡眠が重要となるものの、高齢者では自律神経の副交感神経の働きが低下することから、良質の睡眠が得られにくくなります。

だからこそ、効果的な睡眠によって、筋肉運動による筋肉強化を進めるようにしたいのです。成長ホルモンは睡眠中に均等に分泌されているわけではなくて、深い眠りになっているときに多く分泌されます。

睡眠は90分周期で深い・浅いを繰り返す波のような動きがあり、初めの90分は深く、だんだんと浅い眠りとなっていきます。

初めの深い眠りが大切で、そのためには副交感神経の働きを少しでも高められるように、リラックス状態で就寝するために興奮するようなことを避ける、リラックス作用がある飲み物を飲む、胃腸に負担がかからないように食事は就寝の3時間前までに済ませる、室温と湿度を快適な状態に保つ、周囲の音が気にならない環境で寝る、そして身体が温まった状態から徐々に体温が下がっていくときに入眠しやすくなるので入浴は就寝前にするか寝る前に身体を温める工夫をする、といったことがすすめられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

筋肉は強く刺激すれば、刺激する時間が長ければ強化されるという考えが、いまだに広まっているところがあります。筋肉を強化して身体年齢を若く保つために激しい運動をすることで、かえって筋肉強化の効果を低下させることがあります。

それは休養に関する認識の違いで、「休んでいるときもトレーニング」という感覚をもって、適度な休養を入れながら筋肉強化の運動をすることがすすめられます。

筋肉が刺激されると疲労物質の乳酸が増えていきます。以前には乳酸は悪い働きしかしない有害物質と思われていたこともありますが、乳酸は糖質がエネルギー代謝されるときに不完全燃焼状態によって発生するもので、完全燃焼状態にすることで発生量を減らし、さらにエネルギー源として活用できることがわかってきました。

しかし、筋肉を強化する無酸素運動(息を止めてもできる運動)では乳酸が多く発生します。完全燃焼状態にするには、多くの酸素が必要になるからです。ということは、乳酸をエネルギー化させるためには無酸素運動のあとに有酸素運動をすればよいことがわかります。

筋肉を強く刺激する運動を続けるほど乳酸が発生しますが、乳酸は筋肉の動きを止めようとする作用があります。いつまでも筋肉が動き続けなければならない状態は、エネルギーを多く使いすぎて生命維持にも影響が出てくるからです。

最悪の場合には、心臓を動かす筋肉が動かないということにもなります。だから、筋肉が強く刺激されると乳酸が発生して、筋肉が動きにくくなり、運動が続けられない状態にしているのです。

筋肉を動かすことで効果的に強化するためには、乳酸が溜まってきたら休息を入れて発生量を抑える、緩やかな(歩く程度の)有酸素運動を途中に入れて乳酸を減らすという方法も大切になってくるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕