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発達障害の特性があると学習に影響が出やすくなります。発達障害は自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害に大きく分けられます。他にもあるものの、この3種類が大半を占めています。

自閉症スペクトラム障害でも注意欠陥・多動性障害でも、その特性から学習面に支障が出やすくなっています。自閉症スペクトラム障害は、一つのことに集中しすぎる特性があることから、周囲に目が行き届かなくなり、全体的に学ぶのが困難になることが指摘されています。

注意欠陥・多動性障害は、自閉症スペクトラム障害とは逆に、周囲に目が奪われて、一つのことに集中しにくくなることから学習で困難さが生じやすくなります。そのために、発達障害の困難さで最も多いのは学習障害だとされています。

自閉症スペクトラム障害も注意欠陥・多動性障害も、それぞれの特性が着目されて、その改善が第一に取り組まれます。それは改善の取り組みとしては正しい選択ではあっても、それと同時に考えるようにしてほしいのは、学習障害も同時に起こっているとの認識です。

学習障害は、3種類の特性があげられています。それは識字障害、書字障害、算数障害です。それぞれ簡単に紹介すると、識字障害は文字が読めないこと、書字障害は文字が書けないこと、算数障害は計算ができないことと説明されています。

これだけのことではなくて、それぞれについて他にも学習面で困難さがあるのですが、文字が読めないこと、文字が書けないこと、計算ができないことが学ぶことで困難さが大きいことから、その面が強調されがちです。

また、3種類の特性が別々に生じているように思われて、それぞれの改善がすすめられるようになりがちですが、学習の困難さということでは連続して起こっていることがあります。

文字が読めないと、その文字を書こうとしても書字が進まないというのは、よく見られることです。まずは識字障害の改善に取り組むことによって、書字障害も合わせて改善を図っていくことができるという認識も必要です。

算数障害は計算が主に考えられていますが、計算の能力が高まってきてもテストで力が発揮できないことが多く見られます。それはテスト問題で質問されている意味がわからないために取りかかることができないということで、これも識字障害を改善することが大切になります。

識字障害の改善というのは、文字を読むことができるようにするということだけでなく、読んで、その意味を理解する、理解したら次の行動を起こすことができる能力を引き出すことが重要になるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「身体検査の日」1888年12月28日に身体検査を実施する訓令を文部省が発したことから制定。

毎月28日:「にわとりの日」(日本養鶏協会)、「ニワトリの日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

「支援する人を支援する」というテーマを掲げて活動をしていると、普通の聞かれるのは誰を支援するのかということです。このことに答えるには、元々の支援先が誰なのかということが重要で、その支援先によって「支援する人を支援する」対象が違ってきます。

最終的な支援先が今、中心的に取り組んでいる発達障害児であるとすると、「支援する人を支援する」の対象者は第一義的には発達障害児の保護者となります。その保護者への支援は各種団体によって行われていて、発達障害の改善のための運動支援は、充分とは言えないまでも児童発達支援施設などによって実施されています。

児童発達支援施設などで子どもの対応をしている専門スタッフの健康維持は、会社・団体の義務であって、運動などによって健康でいるから的確な仕事をして、子どもも的確な支援が受けられるということになります。

「支援する人を支援する」内容が栄養面である場合は、運動のようにはいかなくて、児童発達支援施設や放課後等デイサービスなどで食事の指導が行われることは非常に少ない状態です。

運動の支援は、子どもに対して直接的に実施されていても、保護者に対して運動指導をすることはほとんどありません。保護者も一緒になって身体を動かす機会を提供していることはあっても、子どもに対する機能訓練的な内容に比べると低いレベルで止まっています。

これに対して、栄養面の支援となると直接的に食事やおやつなどを提供している施設はあっても、栄養の重要性、発達障害に特有の食の困難さを解決するための支援は期待しにくい状態です。

保護者にまで栄養に関する支援情報を伝えても、子どもに伝えるときに理解のためにアレンジしないといけないような内容では保護者のところで止まってしまうことにもなります。子どもにも重要なことが伝わって、それを子どもが活かせるところまでを考えると、これまでの支援方法では済まなくなります。

子どもの健康面の改善は、発達障害に限らず、すべての改善対策の基本となることです。これは保護者に直接伝えるか、施設で働く専門スタッフに伝えて間接的に情報発信してもらうというのが通常の「支援する人を支援する」内容となります。

私たちは、どの段階へのアプローチであっても、最終的に子どもの健康づくりに直接役立つことを目指した活動をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

昭和100年問題を回避するための対応、問題が実際に起こったとしてもシステム障害の被害を最小限にするための対応は、随分と進められていると聞いていますが、根本的なところ、つまりデジタル時刻のカウントは古いまま使われていて、改善はされていないのが実情です。

2024年(令和6年)は昭和元年から数えると99年になります。2025年の年明けは昭和99年から昭和100年になる記念すべき瞬間となります。

このバトンタッチがうまくいかない可能性として最大の問題とされているのは日本のコンピュータのデジタル時刻と、それを採用して機器に組み込まれている年の情報のシステムが昭和の元号の2桁表示をベースに構築されていることです。

昭和を西暦に換算して、それに経過した年数を足して、それから令和に換算するという面倒なことをしています。面倒だというのは人間の考え方であって、コンピュータにしてみれば簡単なこと、即座に終了することですが、その仕組みが時代に合っていないと思ってもみないようなことが起こりかねません。

昭和100年問題は、そこが重要なことであって、今でも官公庁や金融機関を中心に公文書では、年を昭和2桁で表現するシステムが存在しています。令和の今もシステム内部では昭和として扱われているのです。

元号で使われるのは1世代の年であるので、99年の間で表現できます。そこが元号のよいところではあるものの、昭和100年になったときには、想定をしていなかった3桁になるので、これを昭和0年と認識することが起きてしまい、デジタル時刻で動いているシステムが正しく動かなくなるシステム障害が懸念されています。

アメリカをはじめとした世界のデジタル時刻は初めから西暦です。1999年から2000年になるときに、2000年を1900年と認識して誤作動を起こすシステム障害が懸念されました。

そのようなことにならないようにするための対応は官民をあげて取り組まなければならないのに、日本のデジタル化は世界から大きく遅れています。しかも政府が少数野党となってデジタル改革の旗振り役が誰なのかわからない状態です。

マイナンバーカード健康保険証への切り替えも、万が一のシステム障害を想定して紙の確認書を発行するという小手先の対応が目立っているのは、昭和100年問題という観点では、ひょっとするとよいことかもしれないと言われるような状況なのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

便通がよくないと免疫が低下することが知られています。その最大の理由として考えられているのは、腸内細菌の悪玉菌が作り出す毒素(有害物質)の影響です。

悪玉菌が毒素を作り出すということですが、それとは別の表現があって、人間の身体に良くないものを作り出すのが悪玉菌、良いものを作り出すのが善玉菌とされています。

善玉菌も悪玉菌も細菌としてやっていることは同じで、栄養源を取り入れて、内部で代謝を起こして、その結果として不要となったものを外部に排出しています。その排出されたものがアルカリ性であり、有害性がある物質である場合は、悪玉菌とされています。

悪玉菌は腐敗をさせる菌でもあって、悪玉菌が多くなるほど毒素も増えていきます。

毒素は大腸で増えていきますが、大腸からは水分が吸収されています。大腸から水分が吸収されることによって、便は適度な硬さと量になります。水分が吸収されるときには、毒素も一緒に吸収されて血液中に入ります。

血液中に入った毒素は肝臓まで運ばれていって、肝臓で解毒されます。肝臓で完全に解毒されていれば血液中の毒素はなくなることになるのですが、毒素が多くなりすぎると血液中に入って全身を回ることになります。

この毒素は免疫細胞の白血球やリンパ球が攻撃して処理をしていきます。処理する毒素が多くなると、それだけ免疫細胞が使われることになり、免疫が低下していくことになります。そのために、がんや病原菌と戦う力が弱まってしまいます。

腸内細菌の数は、ほぼ決まっていて、善玉菌が増えると悪玉菌の数は減っていきます。免疫を維持するためには、善玉菌を増やすことが大切で、善玉菌の栄養源(エサ)となる糖質や食物繊維を多く摂り、善玉菌が増えやすいように腸を温めることが便通をよくすることにつながります。

食物繊維は2種類あって、野菜や根菜類などに多く含まれる不溶性食物繊維は腸壁を刺激して腸の蠕動運動を盛んにします。きのこや海藻類などに多く含まれる水溶性食物繊維は便を柔らかくして通過しやすくさせます。

ということで、両方の食物繊維を摂ることが便通をよくして、最終的に免疫を高めることにつながるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「寒天発祥の日」伏見寒天記念碑を建てる会が12月末に寒天の元となるところてんが伏見で提供されたとの資料から12月とふしみ(24+3=27)から制定。

毎月27日:「ツナの日」

「支援する人を支援する」活動は、栄養学や運動科学の専門家の先生方がテレビ番組に出演するときのコメントや台本づくりの支援から始まり、そこから定期的な情報支援へと移っていった経緯は前回(日々修行118)紹介しました。

情報支援から実践支援として医学系、栄養学系の学会や協会の後方支援に移っていったのですが、その初めは後方支援でした。健康に関わる情報を広く発信することから、一定の会員などに発信するというのは大きな変化ではなかったように感じていましたが、団体の後方支援となると表に仕事(周りから見えること)だけでは済まなくなります。

裏と言ってよいのかどうか、関連団体や行政などとのつなぎや交渉、団体の主張とは異なる考えをするところとの接触、テレビをはじめとしたメディア対策も徐々に増えていきました。

専門家の支援は間接的には多くの人の支援につながっているのかもしれないのですが、「支援する人を支援する」という私たちのスタンスからすると、単なる支援で終わっているような感じがありました。

その感覚のままでも依頼される仕事をこなしながら、これは社会的な貢献になるということでもよかったのかもしれなかったのですが、もっと直線的・実践的な支援のための支援ができないかと考えていました。

その実践の一つは栄養に関わる団体の支援で、産業栄養指導者会への支援は、一人ひとりの産業栄養指導者の支援となり、産業栄養指導者が最終的に支援する企業や団体で働く人の支援の質を高めていくことになります。

これと同じ形で、ヘルスケア・トレーナー会への支援も企業や団体で働く人の支援の質を高めていくことになり、これもその考えは達成されたかと思っています。

日本健康スポーツ連盟の理事を務めていたときに、連盟を通じて健康運動指導士に対して資格の更新単位としてサプリメント講習を講師として担当しましたが、これは健康運動指導士が直接的に指導をする働く人やフィットネスクラブなどの利用者の支援にもつながりました。

このことは受講者から直接の声を聞き、利用者からの質問に対して健康運動指導士から返答ができるように文書にして送りました。そのときに交流が始まった健康運動指導士の数人には今でも情報発信を続けています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

私は寺院の出身で、子どものときから何度も京都の本山に連れて行ってもらい、自分でも出かけていたこともあって、京都の人たちの“歓迎モード”には慣れていたつもりでした。

それが京都の周辺にも行くようになり、県民性(京都の場合は府民性?)が徐々にわかってくると、なんとなく違和感を感じることもありました。

京都で宿泊すると、古式ゆかしきとは言わないものの出迎えてくれる方々、接待してくれる方々の独特の雰囲気が京都人の特性だと感じていたこともあったのですが、それは違っていることを指摘してくれたのは京都の出版社の東京事務所の編集者でした。

ほとんどの編集部員は京都出身で、京都人らしい雰囲気がありました。東京に出てきた大阪人のように大阪丸出し(わざと大阪出身らしく話す)ということはないものの、京都にいるときよりも京都を意識した話し方をしているという雰囲気はありました。

これは京都に限ったことではないのですが、観光地では当地を訪れる方々のイメージに合わせて振る舞う(演じる)ところがあります。イメージを崩さないように、あえて県民性丸出しにして接してくるところがあります。

それは当地の旅館などで働く人が、地元出身ということもあるのですが、京都の宿泊施設では京都の人が迎えてくれていると思い込みがちです。それが違っていることを教えてくれたのは京都出身の編集者でした。

経営者や女将、支配人などは京都の人であっても、その下で働く人は実は奈良の人が多いということを聞きました。同じ言葉をかけられても、京都の人と奈良など周辺地域から働きに来ている人とでは意味合いが違っているということも教えてもらいました。

東京から、もっと遠いところから京都に来たことを知ったときに、「遠いところから来てはるんですね」と言われたとすると、京都に働きに来ている人の気持ちは「遠くから来てくれてありがとう」という意味合いだということです。

ところが、京都出身の方の中には「田舎者」という気持ちがあるということを聞かされました。本当に遠くから来てくれたことを感謝しているときも、田舎者扱いしているときも、言葉も一緒、態度も一緒ということで、それを受ける“田舎者”としては、どのように思われていても気にしないようにしようと思ったものです。

京都で宿泊して滞在する期間は、人生の中では、それほど長くはないのですから。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「発達障害」は医学用語であり、法律用語でもあります。

医学の世界では、日本精神神経学会などが「障害」から「症」の読み替えを進めていて、現在では「神経発達症」が診断名として採用されています。これはWHO(世界保健機関)の定義を受け入れたものです。

発達障害は、「害」という文字がマイナスイメージを抱かせるということから、支援団体や自治体でも「障がい」を採用するところが増えてきています。

しかし、メディアでは「障害」を使い続けているところがほとんどです。NHKは「障害は、その人自身ではなく社会の側にある、障害者は社会にある障害と立ち向かっている人」ということを示しています。

障害によって車椅子を利用する人が2階に行きたくても行けないのはエレベータなどの移動手段が整えられていないからで、それらがなくても移動できるように支えてくれる人がいないからである、という考え方です。

内閣府は、その使い分けについて、人や人の状態を表す場合には「ひらがな表記」(障がい)、法令や条例などに基づく制度や公式文書、専門用語として漢字が適当な場合には「漢字表記」(障害)とすることとしています。

しかし、これはまだ国民的には浸透の前段階で、使い分けは充分ではありません。

医学的な意味での発達障害は障害であるとしても、その障害がある人が障害を感じて生きにくい状態にあるかは周囲の対応にかかっています。表記だけを「障がい」に変えても、対応が変わっていなければ、本人や家族が“障害”と感じたまま生活をしなければならない状態は続いていることになります。

それぞれの発達の特性を知り、それに合わせた対応をすることが障害と感じさせないために、まずは取り組まなければならないことといえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毎月26日:「風呂の日」(東京ガス)、「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)