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IT業界との関わりは、前々回(日々修行106)、前回(日々修行107)で触れてきましたが、技術的なことは私が得意でないことはIT業界の方々は知っているので、できるだけ砕けた表現をしてくれていました。

また、パソコン専門誌からは、息抜きのコラムのような、パソコン作業で生じる肩こり、腰痛、眼痛などを改善する体操やツボ療法、ストレス解消に効果のあるサプリメントなどの仕事があるくらいでした。

ところが、親戚の方がインターネット業界の雄であったことから、IT業界から顧問の依頼がありました。私のコンテンツや情報というよりも、人脈を期待されてのことでしたが、これも経験と思って、六本木ヒルズの喫茶店に出向きました。

六本木にはテレビ朝日の本社があり、食品の広報(主には納豆、豆腐、豆乳)でディレクターとは六本木ヒルズでよく会っていたので、喫茶店はほぼ知っていました。待ち合わせの場所は、六本木ヒルズ森タワー内のチェーン店でした。

ここで話をするのかと思っていたら、すぐに席を立って、目の前のエレベータに案内されました。森タワーのエレベータはダブルデッキ式という画期的なもので、存在は知ってはいたのですが、実際に乗ってみると快適とはいえないものでした。

ダブルデッキエレベータは1台のエレベータが2階建てになっていて、行き先が偶数階と奇数階とで乗り込む位置が違っています。1回の行き来(上下動)で2倍の定員になるので効率的ということでしたが、その通りにはいかないものでした。

自分が乗っているカゴには乗る人、降りる人がいなくても、つながったカゴに乗り降りする人がいると停止します。停止したのに扉が開かず、そのまま待たされるというのは気分がよくないものです。

気分がよくないというのは、“待たされ時間”が無駄という感覚ではなくて、不安感でした。このまま動かないのではないか、目的の階についても扉が開かないのではないかという感覚に加えて、同乗する人がいたときの気まずい時間の過ごし方(天井を見るしかない)も嫌なものでした。

このダブルデッキエレベータには週に3回は乗っていて、その期間は2年近くにもなりましたが、最後まで不安は消えないままでした。

よく「仕事が楽しければ移動も苦にならない」と言われるのですが、楽しい仕事だったのに、ずっと移動は苦でした。

どんな楽しい仕事だったのか、何を求められたのか、何をしてきたのかという修行の日々については次回(日々修行109)で書かせてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本のコンピュータシステムをコントロールする基本となるデジタル時刻が昭和の元号の2桁表示をベースに構築されていることから、スムーズに2025年を迎えることができるのかというのが「昭和100年問題」の根幹です。

正確に更新して3桁に移行できるのか、それとも3桁目の1が切り捨てられて00になるようなことが起こるのかは、そのときになってみないとわからないということから、「昭和100年」をテーマにしたコラムを書き始めました。

「昭和100年問題」が問題ではなく、現実となったときには、電気で動くものは、すべてが影響を受けることになるわけですが、その前触れというのは、その時になってみなければわからない、多くの人が気づくことはないということです。

ところが、その中でも前触れとして起こっていると指摘されているのは通信環境の乱れで、現実的に起こっているのはSNSの不調です。

SNSは、Social Networking Serviceの略で、日本語的に表現すると「社会的なネットワークを築くためのサービス」というところです。一般にはスマートフォンを用いた情報交換のシステムという感覚で、SNSの不調は元々のシステムどおりに動かないことを指しています。

ネットワークに参加するために、友達申請をして承認されることが必要で、これができないということであれば故障なり、不具合ということになります。

私が経験していることでは、自分から友達申請することはできなくなっていて、友達申請を承認しても、自分からは通信をすることができなくて、申請した人からのメッセージがないと通信できないという状態です。

別のSNSでは、友達申請はスムーズにいくものの、急につながらなくなることがあり、不通期間は3〜7日も及びます。

こういったトラブルを解決したくて、運営会社に連絡をしようにも、SNSのシステムの中で問い合わせできる仕組みにはなっていません。問い合わせ窓口の電話もFAXもメールアドレスも明らかにされていないので、原因も対処法を聞くことはできません。

「あまりに会員数が多いことから、対応するのは不可能」といったことが、ほとんどのSNSの立場です。ということで、現在のシステムに不具合が起こっても、何も対応してもらえない状況が、もしも「昭和100年問題」が起こったときには、解決されないまま受け入れるしかないということになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本人と欧米人の血液の温度の違いは、歴史的に主に食べてきたものが関係しています。

民族による血液温度の違いは前回(シン・日本人の体質15)紹介しました。

日本人の主食は、現在こそ多彩になっているものの歴史的に食べてきたのは米飯です。欧米人の主食はパンや麺類で、分類としては米飯と同じ糖質ではあるものの“実際の主食は肉”と言われるほど欧米人は肉の消費量が多くなっています。

ステーキのサイズの一つのポンドステーキは、1£(ポンド)の重量のステーキということで、1£は450gに相当します。牛肉100g(脂肪付き)のエネルギー量は400kcalほどであるので、450gでは1800kcalにもなっています。

ヨーロッパの文明は北方で発展したために、穀類を充分に摂ることができず、主なエネルギー源を肉類に頼ってきました。肉類には脂肪が多く含まれることから、脂肪を効果的にエネルギーとして使って、血液の温度を高める能力が高まってきました。

脂肪をエネルギーとして代謝させるために必要な成分として、体内で合成されるL‐カルニチンがあります。代謝促進成分のL‐カルニチンは肉類に多く、歴史的に肉類を多く食べてきたことによって体内にL‐カルニチンが多く蓄積される体質となりました。

この体質は、同じ寒い環境で暮らす人たちに遺伝によって伝えられていきました。そのため、肉類を多く食べても脂肪をエネルギーとして代謝させる高い能力が備わり、その分だけ多くの体熱を作ることができるようになったということです。

その能力は、日本人は残念ながら低くなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「観光バス記念日」1925年12月15日に遊覧バスが初めて運行したことにちなんで制定。

毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

1995年はWindows95の登場を受けて、パソコンの認識と使い方が大きく変わった年であり、インターネット総合研究所の設立の前年であることから、日本のインターネットのスタートの年ともされています。

インターネット総合研究所は東証マザーズ上場第1号の会社で、親戚の方が代表でした。今でも代表を務めていますが、上場前には一緒の会社で私も役員に名を連ねたこともあります。

その当時は、日本人はキーボードの操作が苦手という認識で、キーボードではない別の入力方法を真剣に考えていました。

それが杞憂であったと思うくらいに、インターネット業界の旗振り役も想像をしていなかった勢いで、生活や仕事に欠かせない当たり前の存在になりました。

その代表がインターネット業界の推進のためにデータセンターを立ち上げましたが、そちらはハードすぎて私の出番はなさそうと感じていました。

そんなときに、私にしたらソフトと感じるネット情報の発信の話が飛び込んできました。それは総合ポータルサイト会社の設立でしたが、これでも複雑怪奇な世界であったので、数あるポータルサイトからダイエット情報を発信するサイトに絞って関わってきました。ダイエットSNS最大のサイトでした。

そのときにダイエット情報としてのコンテンツの作成依頼がありました。「ダイエットとメディカルダイエットは違う」と頑張ったのですが、最後は押し捲られて241本のコラムとコンテンツを提供しました。

約束は240本だったのに、どこかでナンバリングが重なっていて、余計に1本と書いてしまいました。勝手に書いたことになるので、ギャラは240本分でした。それこそ余計な話ですが。

インターネットを使っているほうは、どのようなシステムかというハードはわかっていなくても、サービスとしてのソフトのほうは楽に使えるので、一般的な認識に合わせたソフトの部分で関わっていくことにしました。

インターネット業界の雄の親戚のおかげで、その関係性を知ったIT業界から私への接触が続き、最大のポータルサイトのダイエットの情報を提供していましたが、そこで知り合った方々のつながりで、六本木ヒルズでも仕事をすることになりました。

そこでの修行については、次回(日々修行108)に書くことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

カルシウムが不足している人がサプリメントとして摂取するときには、単体よりもビタミンDとともに摂取したほうが吸収率が高くなることが知られています。これはビタミンDによってカルシウムが小腸の細胞膜に取り込まれやすくなるからです。

カルシウムの吸収率が30%なら、単体であっても3倍の量を摂れば同じような量が吸収されるように思うかもしれません。しかし、カルシウムは胃酸で分解されてイオン化されてから初めて吸収されます。

通常のカルシウムのサプリメントの推奨量は1回の消化液でイオン化できる量となっています。だから、通常の推奨量よりも多くの量を摂ったから、その分が吸収されるわけではないのです。1回にイオン化される量よりも多くの量を摂っても、それは無駄なものとなってしまいます。

カルシウムが完全にイオン化されて吸収されるには約3時間はかかります。最も頻繁に摂取するなら3時間ごとに摂るとよいわけです。しかし、約6~7時間ごとに朝食、昼食、夕食を食べるとなると、充分にイオン化ができるタイミングは1日に何度もあるわけではありません。

吸収される量が高まる空腹時、例えば起きてすぐ1回と、寝る前に1回摂るのを基本として、ビタミンDが吸収されやすい脂肪が含まれた食事をした昼食か夕食に合わせて、もう1回という方法が効果的な方法としてすすめられています。

起床直後にカルシウムを摂取するのは、副甲状腺ホルモンの血液中の濃度とも関係があります。副甲状腺ホルモン濃度は、血液中のカルシウム濃度と反比例しています。

食品に含まれるカルシウムの量にもよりますが、夕食後にはカルシウム濃度は高まり、副甲状腺ホルモン濃度は下がります。寝ている間に徐々にカルシウム濃度は下がり、逆に副甲状腺ホルモン濃度が高まっていきます。

そして、起床直後には副甲状腺ホルモン濃度がピークに達していて、ここでカルシウムを補給すれば副甲状腺ホルモン濃度を抑えることができます。だから、起床直後はカルシウムを摂取すべきタイミングとなります。

最も効果を高めるにはイオン化が最も進む3時間は何も食べ物を入れないことですが、そうはいかない人が多いので、できるだけカルシウム摂取と朝食との間をあけるようにすることをすすめています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、栄養素の指標を設定しています。ここでは栄養素の指標の各項目について紹介します。

〔推定平均必要量〕
推定平均必要量は、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づいて母集団(例えば30〜49歳の男性)における必要量の平均値の推定値を示すものです。つまり、当該集団に属する50%の者が必要量を満たす(と同時に、50%の者が必要量を満たさない)と推定される摂取量として定義されます。

推定平均必要量は、摂取不足の回避が目的ですが、ここでいう「不足」とは必ずしも単独の栄養素の摂取量が不十分であることによる欠乏症が生じることだけを意味する者ではなく、その定義は栄養素によって異なります。

最近では個々の栄養素の摂取量や生体内での栄養素の機能状態などを示す生体指標(血液中や尿中で測定される物質などでバイオマーカーとも呼ばれる)が複数使用可能となっていて、各栄養素の摂取量の変動や整理機能に特異的な生体指標に基づいた推定平均必要量の見直しも行われています。

なお、食事摂取基準において、原則として「欠乏」とは栄養素の体内量が必要量を下回ることを要因として不可避の病態が現れる状態を指していて、「不足」とは栄養素の摂取量が必要量を下回ることを要因として、ある病態のリスクが生じる状態を指しています。

生体指標は直接的に欠乏後の発症率と関連する場合もありますが、特に「不足」の指標として用いる場合には疾病発症リスクを正確に見積もることは難しい場合が多くなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「マダムシンコの日」バウムクーヘンのカウカウフードシステム(大阪府大阪市)が川村信子(マダム信子)会長の誕生日にちなんで制定。

毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

日々修行の連載コラムの中で、何度か1995年の出来事が登場しています。阪神・淡路大震災など、さまざまな出来事があり、その影響は自分にとって今も続いていることはあるのですが、その中でも細々ではありながら、まだ先にも影響を与えそうなことはマイクロソフトのWindows95の登場です。

新たなパソコンのソフトが始まったという見方をすれば、それは外れてはいないかもしれないのですが、これまでのインターネットの使い勝手と可能性が大きく転換する、あまりにエポックメイキング(画期的な、というよりも新時代)な転換点でした。

11月23日の日本語版のリリース日に秋葉原に買いに行ったのですが、買うことができたのはソフト(OS)だけでした。Windows95は画期的なOSすぎて、これまでの少ない容量のパソコンでは完全に動かすことができないので、対応するパソコンも同時に購入するつもりでした。

あまりの混雑で、ハード(パソコン)まで販売員の手が回らないということで、買いたくても売ってもらえない状態でした。そこで、事前に対応するパソコンを混入していた親戚の方に頼んで融通してもらいました。

当時は東京・原宿に住んでいて、歩いてもいける距離に親戚の会社があったので、秋葉原から帰ってくる30分ほどの間に、パソコンが運ばれてきていて、買ったばかりのWindows95を入れ込んでくれて、その日から使える状態になりました。

当時はWindows95の存在は広まっていても、それがソフトであることがわかっていなくて、秋葉原の店頭でWindows95というパソコンを買いきていた人もいて、店員と話が噛み合わずに悶着を起こしていたシーンを今でも覚えています。

通信量が増えるということで、いわゆる銅線のケーブルでは対応ができないことから、今では当たり前になっている光ファイバーケーブルを一般家庭に引いていました。それでも今のようにサクサクと動くということは容量の関係でできなかったのですが、その当時にしたら“驚きの速度”でした。

なにしろ通信で表示される画面が、1行ずつ増えていくというようなスピードではなくて、初めに外枠が表示されて、モノクロになり、その後に色がつく、写真はもっと時間がかかるというレベルでした。

その当時のWindows95パソコンは、ガラケーよりも容量が少なかったので、これも仕方がないことだと今更ながらに感じています。

1995年はWindows95の登場を受けて、パソコンの認識と使い方が大きく変わった年であり、そのことを事あるごとに話をしてきたのですが、その当時も以後も私が使っていたのはマックパソコン(アップルコンピュータのMacintosh)です。

その当時に主に付き合っていた医療、出版などの業界がMac中心だったからです。Windowsは機種によって容量が限られていましたが、Macは容量が増やせるので、便利に使われていました。

私もMacで仕事に支障はなかったものの、これからはWindowsシリーズが広まり、原稿を送る先も送ってくる人もWindowsになることはわかっていたので、それに対応するための導入でした。

複数の異なるパソコンを使うしかなかった時代は、MacでWindowsのソフトが使える互換ソフトの登場で終わりました。ということで、今でもWindowsユーザーにしたら理解しにくいMacで普通に仕事をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

特定非営利活動法人セカンドステージ連盟は、2025年から義務化される定年退職年齢65歳、70歳までの雇用の努力義務の時代に合わせた健康づくり支援を目指して設立されました。

働く人の健康は家族にも影響を与えることであり、また家族の心身の健康状態は働く人の健康にも影響を与えるというように相互に関係しあっています。

70歳まで働く時代は、働く世代と高齢者の一部が重なり合っているだけに、超高齢社会の実態を把握しておくことは重要です。

高齢者の平均寿命は今でこそ日本は世界一ですが、今から80年前の終戦直後は男性が50歳に達したばかりで、女性も53歳台でした。それが今では男性が81歳、女性が87歳となり、平均寿命は30年以上も延びました。

この30年を孫の世代のため、地域のために使ってもらえないか、というのが私たちの望みの一つです。高齢者は年齢を重ねるにつれて社会参加ができにくくなるのは事実です。

しかし、社会参加できるような仕組みと周囲の理解を進める環境づくりによって、全世代を通じた次の活躍の場(セカンドステージ)を構築することは可能であり、それを最終的な目標として特定非営利活動法人セカンドステージ連盟は活動を進めています。

高齢者の健康状態については、日本老年学会と日本老年医学会が高齢者は心身ともに10年前に比べて10〜20年は若返っているという発表をしています。超高齢社会は全体的には健康度が低下しているように見えてはいるものの、個々の健康度は着実に高まっています。

この状況を受けて、日本老年学会と日本老年医学会は、65〜74歳の前期高齢者を「準高齢者」として社会に支えられる側ではなく、むしろ社会を支える立場として活躍する社会を示しています。

活躍の場を個人や家族、職場などで見出すことは難しいことであっても、地域での取り組みによって、すべての世代が活躍できるセカンドステージを高齢者がリードしていく姿も現実化が可能な世界として思い描いています。

私は、特定非営利活動法人セカンドステージ連盟の代表も務めていることから、健康の維持・増進を全体像として捉えて活動していくことを心がけています。
〔特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕