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栄養バランスを取ることは健康維持のための食事の基本中の基本とされています。

「栄養バランス」という用語は、必要なものを摂取するというイメージがあって、「これだけは食べなければならない」という義務的な指示にもなっている一方で、「これだけ食べていれば大丈夫」という安心材料にもなっています。

用語を聞いただけで、なんとなくイメージはできるものの、実際に何を、どれだけ食べればよいのかということになると、よく理解できていない、他の人に説明しようとしても、どう話せばよいのかわからないということも少なくないはずです。

NHK総合テレビの「チコちゃんに叱られる!」で、好奇心旺盛でなんでも知っている5歳の女の子(という設定の着ぐるみのチコちゃん)が素朴であり、当たり前すぎてかえって答えられないような疑問を投げかけて大人を困らせていますが、その疑問として問われてもおかしくないようなことです。

実際には、まだ「栄養バランスってなに?」という疑問を投げかけるシーンは登場していません。

それならば、その疑問を、ここで解説しよう――ということではないのですが、テレビ番組で取り上げられるようなことがあったとしたら、こんなような内容にしたらどうだろうか、ということで着目したのが「100kcalで考える栄養バランス」です。

一般的に栄養バランスと言われて思い浮かべるのは、六つの基礎食品群かと思います。

これは三大エネルギー源のたんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)のバランスを基本として、これにビタミン、ミネラルを必要な分だけ摂ることで、さらに食物繊維の摂取もすすめられています。ここであげた6種類は「六大栄養素」と呼ばれています。

食品の摂取のバランスとして示されることが多く、六つの基礎食品として六角形の図で示されることも多いことから、見たことがある人も多いはずです。

図解は理解しやすいので、「100kcal栄養バランス」も感覚的にわかるように伝えたいのですが、日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報のコラムは、すべて文字原稿だけにしています。

栄養バランスの大切さは、話をするだけで理解してもらえるようにする必要があると考えていることから、図表なしで、どこまで伝わるか挑戦をしていきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

妻は京都生まれですが、両親ともに岐阜県の高山地方の出身で、京都には父親が京都大学で学び、教える立場であったときに暮らしたこともあって、“京都人”という雰囲気は容姿以外には感じられません。

京都の気質は、京都に居続けている人に脈々と受け継がれているもので、そこを離れて暮らしていると徐々に薄れていくと言われています。しかし、京都の気質を言い表す「伝統と進取の気風」は京都を離れても続くところがあり、特に京都出身者だけでなく京都で学んだ方々にも強く残っているようです。

京都大学は研究成果では日本第一の実績があり、さらに異能の才能を生み出すことでも知られていました。これは今も続く伝統のようなもので、私の義父は京都大学で薬学博士となり、薬を使わないで済む健康づくりの研究を生涯にわたって続けていました。

私と1歳違いの親戚は、京都大学で宇宙工学を学び、のちにインターネット総合研究所を設立して東証マザーズ上場第1号として注目されましたが、今でもネット社会の根幹に位置しています。

わずかな身近な例だけでなく、仕事で付き合ってきた京都出身者(京都府というよりも歴史的な京都の中心地出身)、京都大学出身者も「伝統と進取の気風」に溢れた方が数多くいました。

そんな京都の方々と付き合ってきて、独特の言い回しには今でも理解しにくいところがあり、根幹を見誤らないようにすることには気を使ってきました。そこが読めなかったために、京都の方々との交流がうまくいかなかった例も随分と見てきました。

普通であれば「考えておく」と言われたら、それは前向きの姿勢であり、少なくとも興味がないというような意味の言葉ではないはずです。

ところが、京都の方に「考えとくわ」と言われたら、これは「お断り!」を意味します。それも消極的というよりも「!」がつけられるような意思表示です。

これが理解できたところで、次に困惑させられるのが「考えてみてや」です。これを真に受けて、会議の後に反省をして、新たな提案をしても素通りされることにもなります。それは「考えてみてや」が「やめてくれ」の意味だとわかっていないからのことです。

強めに「考えてみてや!」と言われたら、「やめてくれ!」と!をつけて言われたのと同じなので、これは引き下がるしかありません。

では、よく会話に出てくる「よろしいなあ」は、少しは受け入れてくれる気持ちがあるのかと思いがちですが、京都の方々にしたら「あ、そう」といったくらいのニュアンスです。これも理解していないと、無駄に期待してしまうことにもなりかねません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「胃腸の日」日本OTC医薬品協会が胃腸薬のPRのために胃に(12)いい(11)の語呂合わせで制定。

毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

速歩と普通歩行を繰り返すインターバルウォーキングについて前回(日々修行102)取り上げたのは、高齢者の筋肉強化の効果について説明するためでした。

これは後追いの効果のようなもので、インターバルウォーキングはエネルギー代謝を高めて、余分な体脂肪を代謝させるためのものとして研究が進められてきました。

速歩は無酸素領域の運動となる歩行で、普通歩行は有酸素運動に分類されています。速歩と普通歩行の繰り返しは、無酸素運動と有酸素運動を繰り返すことになります。

無酸素運動と有酸素運動の繰り返しというと、ジムやフィットネスクラブなどで行われているのはサーキットトレーニングと呼ばれている方法です。これは無酸素領域の運動としてマシンを使い、有酸素運動としてはジョギングを行っています。

女性向けのフィットネスクラブで、それぞれ30秒ずつ繰り返すものもありますが、施設のオーナーから普段でもできる方法を紹介できないかとの相談があり、そのときに教えたのがインターバルウォーキングです。

無酸素領域の運動では筋肉に多くの酸素が取り込まれますが、その後に有酸素運動をすると筋肉が酸素を多く使って、脂肪の代謝が盛んになります。筋肉の赤筋は脂肪酸をエネルギー源としているので、速歩と普通歩行を切り返して歩くことによって、体脂肪を減らしていくことができます。

フィットネスクラブで30秒ずつ繰り返すのは、30秒以上の無酸素運動によって疲労物質の乳酸が作られるので、その前に切り替えるという説明がされています。無酸素領域の運動で乳酸が多くたまっても、そのあとに有酸素運動をすると乳酸がエネルギー源として使われるので、何も30秒にこだわることはありません。

インターバルウォーキングの場合は、速歩と普通歩行のどちらを先に始めてもよいのですが、最後は有酸素運動の普通歩行で終わるようにします。

これを実施しているおかげで、筋肉の低下を防ぎながら、余分な体脂肪がたまらないようにすることが(今のところは)できています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本人のカルシウムの摂取量は少なく、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」と、実際に摂取した量を示す「国民健康・栄養調査」の結果を見ると、必要量の20~30%も下回っていて、栄養素の中では最も摂取率が低くなっています。

カルシウムは食品によって吸収率が異なっています。通常の食品に含まれているカルシウムの吸収率は30%ほどです。小魚やほうれん草をカルシウム源としてすすめられることがありますが、その吸収率は小魚も30%であるものの、ほうれん草は17%ほどとなっています。

牛乳にはカルシウムの吸収率を高める成分のCPP(カゼインホスホペプチド)が含まれているので少し高めの40%ほどとなっています。CPPは牛乳のたんぱく質が消化の過程で生成される成分です。乳製品の中には、加工によってカルシウムの吸収率が50%ほどまで高められたものもあります。

1日のカルシウム摂取の目安量は年齢によって差があり、男女差もありますが、一般には600mgとされてきました。この600mgの裏付けですが、これは生命維持のために1日に必要なカルシウム量である180mgを確保するために、吸収率が30%として計算した結果です。つまり、「600mg×30%=180mg」というわけです。

通常の食事で不足するなら、サプリメントとして吸収しようと考える人も少なくありません。通常のカルシウムのサプリメントの吸収率は、食品と同じ程度で30%ほどとなっています。一般のサプリメントのカルシウムは、牛骨や貝殻が原材料になっています。

栄養機能食品として有効性の一部を表示することが認められており、「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」と表示することが許可されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害は、境界線を確定させるのが極めて難しいところがあり、連続している中の一つの状態ということでスペクトラムという言葉が使われています。自閉症はASDとの略称で呼ばれることがあり、これは自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)を指しています。

スペクトラムは境界が曖昧で連続していることを意味した言葉で、独立したものではなくて連続した状態という特徴があります。

スペクトラムを色の変化で表すと、例えば白と赤の2色の割合を少しずつ変えていくと、極めて白に近い赤(ピンク)から真っ赤まで、さまざまな色彩が現れます。白が99%:赤が1%から始まって、98%:2%、97%:3%………、最後は白が0%:赤が100%という段階で変化していくと考えられています。

このうち、どの割合であれば発達障害と判断するかは、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害などによって違いがあります。それぞれ診断基準を超えたときに発達障害と診断されます。

診断基準を超えた同じ状態であっても、それぞれの人の困難さには違いがあり、対応できる状態にも差があります。発達障害は脳の機能が関係するものであるだけに、そのときどきの体調や周囲の反応、環境などによっても耐えられる範囲が違ってきます。

自閉症スペクトラム障害は、「社会的コミュニケーションや対人関係の困難さ」、「限定された行動、興味、反復行動」といった特性が見られることが多く、本人の状態だけで確定されるようなものではありません。

たまたま診察を受けたときの状態、初めて医師に診察・診断されるときのプレッシャー、親の反応などによっても発達障害と診断される状態に変化が現れるのは普通のことです。

どの程度のスペクトラムの範囲で変化するのかがわからないと、誤った診断をされることがあり、発達障害児の療育を担当する現場の専門家(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、保育士など)からも、診断内容が合っているのかとの疑問の声が聞かれるのも実際に起こっていることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

12月11日
「胃腸の日」日本OTC医薬品協会が胃腸薬のPRのために胃に(12)いい(11)の語呂合わせで制定。
毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

12月12日
「杖の日」丸富士(東京都大田区)が高齢者や障害者の外出を促す目的で杖を持ってイッチニ(12)イッチニ(12)の語呂合わせで制定。
「あるこう!の日」アクトス(岐阜県可児市)が元気に歩く声がけのイチ、ニ、イチ、ニを1212と読んで制定。
「5本指ソックスの日」ラサンテ(東京都立川市)が1974年12月12日に元祖5本指ソックスの実用新案を提出したことから制定。
「明太子の日」前田海産(山口市下関市)が日本で初めて明太子が新聞に掲載された1914年12月12日にちなんで制定。
「漢字の日」日本漢字能力検定協会が、いい字(12)一字(12)の語呂合わせで制定。
毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

12月13日
「ビタミンの日」ビタミンの日制定委員会がビタミンB₁の発見者の鈴木梅太郎が1910年12月13日に学会発表したことにちなんで制定。
「胃に胃酸の日」太田胃散が胃を酷使する忘年会シーズンに合わせて胃に(12)胃酸(13)の語呂合わせで制定。
「大掃除の日」東和総合サービス(大阪府大阪市)が正月事始め・煤払いの日に合わせて制定。
「伊達のあんぽ柿の日」ふくしま未来農業協同組合が、あんぽ柿の最盛期が冬で、普及に携わったのが13人であったこと、発祥地の福島県伊達市梁川町五十沢(いさざわ)の13(いさ)にちなんで12月13日、1月13日、2月13日を制定。
毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)

12月14日
「マダムシンコの日」バウムクーヘンのカウカウフードシステム(大阪府大阪市)が川村信子(マダム信子)会長の誕生日にちなんで制定。
毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

12月15日
「観光バス記念日」1925年12月15日に遊覧バスが初めて運行したことにちなんで制定。
毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

12月16日
「紙の記念日」1875年12月16日に初めての製紙工場創業にちなんで制定。
毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)

12月17日
「明治ブルガリアヨーグルトの日」明治がブルガリアヨーグルトの発売日の1973年12月17日にちなんで制定。
毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)

12月18日
「ナボナの日」亀屋万年堂が和菓子のナボナの発売日の1938年12月18日にちなんで制定。
「『食べたい』を支える訪問歯科診療の日」デンタルサポート(千葉県千葉市)が、い(1)つ(2)までも、いい(1)歯(8)の語呂合わせで制定。
毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

12月19日
「信州・まつもと鍋の日」おいしい信州ふーど・信州まつもと鍋開発プロジェクトチーム(長野県松本市、松本大学、JA松本ハイランド、JA松本市)が温かい鍋がおいしい冬の12月、1月、2月で、食の語呂に合わせて19日を制定。
「森のたまごの日」イセ食品(東京都千代田区)が木が3つで森になることから第3木曜日を制定。
毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

12月20日
「ブリの日」ブリは師走(12月)の魚で、ブ(2)リ(0)の語呂合わせで制定。
毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)

「アロエヨーグルトの日」森永乳業がアロエヨーグルトを1994年12月10日に販売したことから制定。

毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

「歩くだけでは筋肉はつかない」と言われることが多く、歩くだけでは筋肉強化につながらないと感じている人も少なくありません。中でも高齢者は、歩いている割には筋肉が増えない、むしろ筋肉が弱っていく(減っていく)ということもあります。

運動をした結果として筋肉が増えていくのは、筋肉が傷ついて、それを修復するためにタンパク質が集められていくからで、これによって筋繊維(筋肉を構成する細長い細胞)が太くなっていきます。

年齢を重ねると、この筋繊維が減っていくように思われることもあるのですが、そのようなことはありません。

筋繊維の数は誕生したときから変わることはなくて、筋肉が太くなっていくのは、それぞれの筋繊維が太くなっていくからです。逆に言うと、筋肉が細くなっていく、弱っていくのは筋繊維が細くなっていっているからです。

このことからわかるのは、高齢になっても筋肉を刺激する運動によって、筋肉の強さを保つことができるということです。そして、筋肉を強化するのに遅すぎることはないということです。

とはいっても、高齢者では筋肉の周りにタンパク質を集めてくる酵素(AMPキナーゼ)が減少しています。AMPキナーゼは有酸素運動をして一時的にエネルギーが不足した状態になると増えていく特性があります。

この特性を活かすようにするのが速歩(早歩き)です。

歩く速さが大切だという話をしてから、体育館の中などで実際に歩いてもらうと、ちょこちょこ歩きをして早く到着することを目指す人が少なからずいます。筋力が低下してくると早く歩くには歩幅を広げるよりも、狭い歩幅で足を動かす回数を増やすほうが楽になります。

しかし、それでは筋肉への刺激も弱く、AMPキナーゼも増えにくいので、筋肉の維持・増加によって歩く力を高めようとしたら、歩幅を広げて、できるだけ早く歩くことです。

これに加えて重要なことは、早歩きと速歩を交互に繰り返すことです。切り替えは時間でも(1分以上)距離でも(20mほど)よいのですが、早歩きと速歩を交互に繰り返すインターバルウォーキングによって、筋肉が強化されることは大学によって研究が続けられていて、NHKの「あしたが変わるトリセツショー」でも紹介されていました。

私の場合は、電信柱の間隔(30〜40m)を目安に切り替えたり、ポールを使ってグイグイと歩く速歩と負担をかけない普通歩行で切り替えをしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「昭和100年問題」は、日本のコンピュータシステムをコントロールする基本となるデジタル時刻が昭和の元号の2桁表示をベースに構築されていることから、スムーズに2025年を迎えることができるのかという重大な解決課題を指しています。

正確に更新して3桁に移行できるのか、それとも3桁目の1が切り捨てられて00になるようなことが起こるのかは、そのときになってみないとわからないというのが、「昭和100年問題」であり、恐れを感じて対応が急がれている所以です。

もしも日本のデジタル時刻が期待通りに更新されなかった場合には、デジタル社会がストップしてしまうようなことにもなり、無事に2025年(昭和100年)を迎えることができたとしても、公にされないまま不具合を抱えて過ごしているだけという不安がつきまといます。

明治時代のような状態に戻るようなことはないとしても、コンピュータが存在していなかった時代と同じようなことになってしまったら、そのような便利なものに頼らなくてもよいようにする、使用したとしても必要不可欠なところだけ限るという選択肢もあります。

そのような選択をしたのが、前回(「昭和100年」14)で紹介した東京に遷都された後の京都でした。禁門の変によって古都の中心部が焼失した京都は、一からの作り直しをする機会でもありました。

第二次世界大戦の大空襲によって焼け野原になった東京、名古屋、大阪、神戸、岡山、広島などは都市計画によって、近代化を進めました。それに対して、京都は大空襲がなかったという幸いもあり、明治時代になってから復興させた古都が、そのまま受け継がれることになりました。

明治時代の京都の復興は、千年の都の京都のイメージそのままの文化都市として進められました。この基本を守りつつも、景観を変えない範囲で新たな産業や技術を取り入れ、新たな京都のイメージが作り上げられていきました。

すべてを近代化するのではなく、伝統とのバランスを取りながら、さまざまなものを取り入れていく、その思想が突然の出来事にも対応できる日本人の知恵であるとの考えで、「昭和100年問題」への対処法を取りまとめているところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕