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Diet Designer16 生活習慣病を踏まえた食生活チェック

食生活チェック表には、より正確な判定と指導ができるように、生活習慣病のチェックも判定項目に入れています。これは生活習慣病の患者や予備群の人にとって、摂りすぎを控えるように指導される食品を示すのが一つの目的となっています。 生活習慣病のリスクを高める食品は減らすのが原則であっても、減らせば解決するということではありません。実際に生活習慣病で治療をしている人の場合には、栄養指導に従って注意をして


あくまでも噂話79「原宿には服屋がない!?」

結婚して原宿の一族に加わったときに、急に買い物に困ったことを覚えています。それまで住んでいたのは吉祥寺の近くで、大手のスーパーもデパートもあったので、少なくとも着るものを買えなくて困るということはありませんでした。突然に喪服が必要になり、白いワイシャツと黒いネクタイが必要になっても問題はありませんでした。 原宿はファッションの街で、ほしいものは何でもある街だということは聞いていたのですが、実


健康あない人15 検査結果は患者のもの

医療機関を受診して検査を受けた結果(検査数値の記録、レントゲンやCTスキャン画像など)は、医療機関が保存するのは当たり前のように考えられています。同じ医療機関に通うのに、いちいち検査結果を持って行くということを考える人はいないかもしれません。ところが、アメリカの制度を知ると、常識として考えていたことが実は非常識だったということに気づくかもしれません。 検査結果を預かるのは医療機関のサービスと


エネルギー代謝36 エネルギー代謝と免疫の関係

免疫を高めるためには多くのエネルギーが必要で、そのエネルギー源は糖質(ブドウ糖)と脂質(脂肪酸)です。全身の細胞は60兆個とされていますが、これは全身を構成する細胞だけでなくて、血液中を流れる赤血球と白血球も含まれています。 赤血球は1ℓあたり500万個とされていて、血液量は体重の13分の1なので60kgの人の場合は4.6ℓとなります。これで計算すると2300万個です。白血球は1ℓで400万


発達栄養68 3歳までの脂肪の摂取が味覚に影響を与える

味覚は3歳児までに形成されると言われます。3歳までに味覚形成にマイナスとなる要素は減らしたいところですが、それとは逆に親や兄弟と楽しい雰囲気で食事をした、友達と一緒に食べたらおいしかった、配膳などの手伝いをしたら楽しく食べられた、といったプラス要素が加わると、これらのすべてを含めて食事をおいしく食べることができる能力が身についていきます。 子どものときの食事の内容は一生涯の味覚を左右すること


サプリ概論220 食品も効能効果が言えなくなった

健康食品は法律の規制で、医薬品的な効能効果を述べることはできません。医薬品は疾病の診断、治療、予防に使われることが目的とされるものです。基本的には健康食品ではない一般の食品は、機能的なことは述べてもよいという判断が続いてきました。 例えば納豆や豆腐が業界をあげて健康機能のPRに励んでいたときには、納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かす作用があるので血管の健康を保つ効果がある、納豆菌が


Medical Diet141 ダイエットと腸内環境調整はセット

ダイエットを始めると、腸内環境に変化が起こってきます。中でも食事の量を変えたときには、食べたものの結果として起こる便通が変わるのは当然のことです。この指導を初めて経験したのは、スポーツ選手の体重コントロールチームに参加したときのことで、対象者が若い女性であったので、生活を変えるだけでも腸内環境に影響を与えやすいからです。 そのときのチームに参加していたのは栄養科学、運動科学の専門家が中心で、


整えるダイエット12 最低限の体脂肪率を下回らない

身体の中に蓄積される体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)は、重要なエネルギー源で、食事で摂る脂肪(中性脂肪)が大きく減ったときには、脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪を分解して血液中に放出します。この脂肪酸は血液の流れに乗って、全身の細胞に運ばれて、エネルギーを作り出すための材料となります。 食品から摂る脂肪は中性脂肪の形になっていますが、胃で消化されると脂肪酸となります。中性脂肪はグリセロールと


Diet Designer15 食事回数は信号機の色分けで指導

食生活チェック表は、自分が1週間に食べたおかずの回数をチェックするだけで食傾向と栄養摂取のバランスを見ていくためのものですが、その回答編としてチェック項目を3色に色分けしたチェック表を用意しています。これは指導する人の便利ツールとして作っているもので、3色は信号機を意識して赤・黄・青としてあります。色による判定は、赤は改善指導、黄は注意喚起、青は合格と、一応の色分けになっています。 “一応の


あくまでも噂話78「予定稿もゴーストライターの仕事」

報道記事というのは、事実としての出来事が起こってから書くものというのが一般的な認識ですが、それでは間に合わないこともあることから、先に仮の原稿を書くことがあります。いわゆる予定稿ですが、あとになって予定稿が出てきて、「筋書き通りの出来事が起こった」などと言われることがあります。しかし、その多くは、事実が起こった瞬間に消されるべき予定稿が残っていたというだけのことです。 これをもって、筋書きに