最新情報
噛む噛むeverybody1 咀嚼の健康効果
よく噛んで食べることは、唾液によって消化を助けることが第一にあげられます。このほかにも病気予防や脳の活性化などの、さまざまな効果が得られます。これらの健康効果は「卑弥呼の歯がいーぜ」と表されています。 卑弥呼の時代には固いものを食べていたので歯がよくなければ生きていけないということも表してはいるのですが、それぞれの文字が健康効果を表すために当てられたのが「ヒミコノハガイーゼ」です。 「
健康食品の法規制42 損害賠償の恐ろしさ
健康食品の表示の法律違反が指摘されたために販売ができなくなることがあります。健康食品を規制する法律の一つの医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)は医薬品を守るための法律といえるもので、医薬品にしか許されていない医薬品的な効能効果などを表示して健康食品を販売した場合には、“無承認無許可医薬品”とみなされます。 医薬品は国の承認と許可を受けて販売されて
Age free岡山15 コロナ禍の健康度の低下を取り戻す
コロナ禍の3年間で住民の健康度は大きく低下しました。健康づくりの基本とされる運動の機会が減り、歩くことすら制限されるような状況でした。外出が減ったことで食事の内容が変わり、食べ過ぎで太った人が増えました。外食・飲食の機会が減ったことで、かえって栄養面で良い結果になったという人がいるものの、全体では口寂しさを紛らせるために食べる機会が増えたという例のほうが優っています。 健診の受診率が下がり、
エネルギー代謝75 自宅にいないと免疫が高められない
免疫を高めるためには、体温を上昇させることが重要であるということを前回、紹介しましたが、日本人は体温が低めの体質です。血液温度は36.5〜37℃ですが、欧米人や北方系アジア人は血液温度が1℃ほど高くなっています。これは全身の細胞の中で作り出されるエネルギー量が少ないために、血液が温まりにくくなっているためです。 基礎代謝は消費エネルギーの70%を占めていて、基礎代謝のうち70%は体温の上昇に
身体年齢17 身体年齢と体内年齢の関係
体内年齢は体組成計を使って測定した代謝能力を年齢として表示するもので、その中心となっているのは筋肉量です。筋肉はエネルギー代謝が多く、筋肉量は20歳をピークにして年齢を重ねるほど減少していきます。筋肉の割合が高いほど年齢的に若いという想定のもとに年齢を計算しています。 このことは体組成計を開発した会社の会長から直接聞きました。筋肉量は若さの証明ではあるものの、筋肉と体脂肪、骨などの量から筋肉
健康づくりの「カスタムメイド」と「カスタマイズ」
健康づくりを視野に置いたカスタムメイド(custom made)とカスタマイズ(customize)について前回、他の用語についても解説的なところから書きましたが、それに続いて、健康づくりの実践のための考え方について、また用語解説からスタートします。 前回の例は服装のような感じでしたが、これは20年間、東京・原宿のど真ん中で暮らしてきて、日常的に耳にしてきたことが影響しているようです。今回の
発達栄養107 改善に欠かせない発達栄養
発達障害がある子どもは、その状態だけでは発達障害児とはなりません。これは発達障害者支援法に書かれていることで、発達障害があって、社会的障壁があることによって生活に困難さが生じる状況がある場合に発達障害児となるというのが法律的な解釈です。 発達障害があることが前提となっているわけですが、発達障害は身体の障害のように判定しやすいものではありません。自閉症スペクトラム障害は、スペクトラムが連続体・
ツイン・ウォーク53 一石二鳥の効果を目指して
同じ歩くことであっても、健康効果が一つではなく、複数になれば、これは嬉しいことであり、ウォーキングの可能性を拡げてくれます。ウォーキングの効果といえば、一般には有酸素運動があげられます。ウォーキングは代表的な有酸素運動、という表現もされています。 有酸素運動だけでなく、歩行速度を高めると無酸素領域の運動にもなります。歩いているだけでは、どんなに速度を速めても無酸素運動にはならないとしても、ほ
身体年齢16 免疫力の加齢推移
年齢を重ねていくと免疫が低下していきます。一般には免疫力と呼ばれていますが、これは免疫の能力のことで、免疫は身体にとっての敵(自己)と味方(非自己)を判別して、敵だけを攻撃することを指しています。 人間は亡くなったときから腐敗が始まります。生きている人間が腐ることがないのは、免疫が働いて、腐敗させる細菌やウイルスなどに対抗しているからです。免疫は健康維持のためには欠かせない能力となっています
理想実現のための代謝促進24 エネルギー代謝による高血圧対策
高血圧の話をする前に、「糖尿病の改善は簡単だ」と言われているということについて紹介します。このようなことを言っているのは循環器治療の専門医で、糖尿病は血液検査で簡単に診断され、その原因は血糖(血液中のブドウ糖)が多くなることで、治療も血糖値を下げればよいというシンプルな病気だからです。 それなのに糖尿病患者と血糖値が高すぎる糖尿病予備群を合わせると国民の20%にもなっているのは、血糖値を下げ