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あくまでも噂話125「“自分は聞いていない”で済ませる人」
会社や団体の行動や判断に影響を与える重要事項が伝えられていなかったら、“自分は聞いていない”と発言するのは当たり前のことです。比較的最近あったのは、団体の活動として得ていたはずの収益が、いつの間にか団体の代表者の会社の売上になっていたことを会計書類で初めて知ったことです。 こうなると、「なぜ報告しなかったのか」と詰問するレベルではなくて、団体の存続にも関わることです。そして、誰が団体を辞める
健康デザイン13 100kcalの栄養指導
歯科健診をきっかけとした口腔と全身の健康の研究(健康デザイン11、12)で登場した日立健康管理センタは、日立グループの事業所の健康診断、産業医活動、産業保健師活動、カウンセラー活動などを実施している産業保健サービス機関です。 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策の特定保健指導プログラムとして、独自に100kcal単位の食事指導の「はらすまダイエット」を実践しています。 100
健康食品 敵か味方か51 体験談が広告にならない雑誌の基準
健康雑誌が最盛期だった時代には、雑誌の記事が健康食品の体験談になっているというのは当たり前の光景でした。10ページを超える体験談が連続して何本も載っている状態でしたが、これだけでは販売につながらないということで、購入方法が掲載されています。 その多くは広告で、体験談の記事と合わせて読むことで、広告では触れていない効能効果を知って、注文をしてもらおうという戦略です。そんな記事広告が法律違反とさ
ツイン・ウォーク68 血糖値改善の効果的な歩き方その2
歩くスピードは、普通の速度(時速4~5km)でも10分間も歩けば、ブドウ糖のエネルギー代謝を盛んにさせる効果があります。しかし、もっと効果を高めるためには速歩がすすめられます。速歩は一般には普段の歩き方よりも20%ほど速く歩くスタスタ歩きのことを指します。 時速にして7km以上になりますが、少し息が弾むような速歩でもジョギングに比べて30%ほどエネルギー消費が少ないだけです。つまり、速歩で1
Age free岡山29 働き世代のプレフレイル予防
フレイルとプレフレイルが地域的に急増する懸念が抱かれる中、日本生活習慣病予防協会が、医師330名に対してアンケートを実施しています。 働き世代のプレフレイル予防として、有効だと思うものについての質問に対して、以下のような回答(複数回答)が得られています。(予防がとても重要だと思う、重要だと思うと回答した282名への質問) 「定期的に運動をする」(75.5%)、「なるべく自分の足で歩く時
利き腕、利き足、利き目
利き腕は、誰もが知っていることで、右利きか左利きかによって同じことでも苦労、かかる時間に違いが出てきます。日本の文字は右利きが原則で作られているので、左利きには不利となります。そこで幼いときに左利きを右利きに矯正されることもあります。 左利きの割合は世界的には10%ほどです。日本人の場合には右利きが88.5%、左利きが9.5%とされています。残りの2%は何かというと両利きです。自分のことで言
エネルギー代謝83 無酸素領域の運動
軽い運動から運動強度が徐々に増していくときに、有酸素運動から無酸素運動に切り替わる転換点があります。このときの運動強度レベルは無酸素性作業閾値と呼ばれており、英語表記ではAT(Anaerobics Threshold)とされます。 軽い負荷の運動では、筋肉でエネルギー産生されるときに酸素が多く使われる有酸素運動となります。激しい運動では酸素の必要量に対して供給が追いつかなくなり、筋肉を動かす
噛む噛むeverybody17 乳児期のう蝕予防
厚生労働省の「健康日本21」では、歯・口腔の健康について目標を定めて健康づくりを推進しています。その現状と目標から歯の喪失の防止について乳児期のう蝕予防を紹介します。 ◎乳児期のう蝕予防 乳児う蝕は3歳児で昭和60年に1人平均2.9歯、有病者率56.2%であったものが、平成10年には1人平均1.8歯、有病者率40.5%となるなど、近年確実に減少傾向を示しています。 しかし、都道府県別
身体年齢38 筋肉強化のためのたんぱく質摂取
年齢を重ねていくと、活動量が減るために筋肉が増えにくくなり、消化力が低下するために食欲が湧きにくくなってきます。どちらが先かというと、高齢者の場合には多くの場合、筋肉が減ることがきっかけで、運動不足から食欲が以前よりもなくなり、そのために筋肉強化に必要なたんぱく質の摂取量が減るようになります。 その結果として、筋肉が増えにくくなり、ますますエネルギー代謝が低下するという悪循環に陥りかねません
発達障害支援20 親子の発達障害の確率
兄弟姉妹の発達障害の発現確率について、前回は自閉症スペクトラム障害を例に紹介しましたが、これを受けて親子の発現率についての研究結果について紹介します。 その研究が進んでいるのは発達障害の注意欠陥・多動性障害についてで、親が注意欠陥・多動性障害であった場合には子どもの約70%に注意欠陥・多動性障害がみられると報告されています。 これは世界的な調査で、条件によって違いがあって、50〜80%