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発達栄養講習7 自律神経調整の研究進展
人間の生活のリズムは自律神経によって整えられています。自律神経は呼吸、血液循環、体温調節、消化、吸収、排出、内臓の働き、免疫、生殖などの機能をコントロールするために24時間働き続けている神経系です。 昼間や活動しているときに活発に働く交感神経と、夜間やリラックスしているときに活発に働く副交感神経の2種類があって、身体の機能を調整しています。 自律神経は、環境や身体の状況に応じて、本人の
あくまでも噂話87「日本ボディビル・フィットネス連盟」
公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟は日本のボディビルの総本山で、全国に都道府県連盟が存在しています。日本ボディビル・フィットネス連盟は、公益財団法人日本健康スポーツ連盟と同じビルの別の階に本部があります。というのは、日本ボディビル・フィットネス連盟の会長と日本健康スポーツ連盟の理事長が一時期同じ方であったことが関係しています。 その両団体のトップであったのは玉利齊さんですが、通常は
健康情報共有28 乳酸菌の100億個は多いのか少ないのか
健康のキーワードとして「100億個」が登場してから久しいのですが、いまだに「なんと!100億個」というフレーズが耳に残って、あたかも数多くが摂取できるような気になりがちです。そのフレーズは青汁のテレビコマーシャルから始まり、今では乳酸菌の健康食品の比較にも使われています。「200億個」「300億個」という数です。 世界人口が2022年のうちには80億人に達するというので、100億というのは確
ツイン・ウォーク2 ウォーキングの2つの健康効果
「ツイン・ウォーク」という言葉を使うと、「2人で歩くのか」「2本のポールを使って歩くのか」と聞かれることがあります。その意味も含めてのネーミングではあるのですが、歩く(walk)ことには、一般にイメージされる効果だけではなくて、別の効果もあるということを知らせるために使っています。 その複数の効果を得るために、同じ歩くにしても姿勢を変える、速度を変える、ポールを使うなど歩き方を変えるといった
脂肪代謝促進研究29 余分な脂肪はL‐カルニチンで解消
代謝促進成分はα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10が代表的なもので、初めに医薬品成分から食品成分として使用が許可されたのは2001年のコエンザイムQ10でした。続いて2002年にL‐カルニチン、2004年にα‐リポ酸が同じく医薬品成分から食品成分としても使うことができるようになりました。 α‐リポ酸にはブドウ糖を細胞のミトコンドリアに取り込む働きがあり、L‐カルニチンには脂肪酸をミ
記念日11月15日〜21日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月15日 カンロが、いい(11)ひと(1)こ(5)えと読む語呂合わせで「のど飴の日」と制定。TAISHI Co.(大阪府大阪市)が、いい(11)イ(1)ベリコ(5)の語呂合わせで「イベリコ豚の日」と制定。 11月16日 ビール酒造組合が、いい(11)ビール(16)の語呂合わせで「いいビール飲みの日」と制定。麦とろ童子(静岡県熱海市)が、い
エネルギー代謝45 吸収阻害の成分には限界がある
サプリメントや健康食品は、ただ摂取すればよいというわけではなくて、その種類に合わせた行動を起こすことが求められます。ダイエットのために糖質や脂質の吸収を阻害する成分が含まれる健康食品を摂れば、食事として食べた糖質や脂質の吸収量が減るので、特に苦労することはないと思われがちですが、健康食品に含まれるくらいの成分量で、食事で摂ったことを帳消しにしてくれるほどの効果はありません。 例えば、ブドウ糖
講習NAVI30 発達障害支援とメディカルダイエット
団体や企業のWebサイト(情報ホームページ)の内容は、その団体などの考えを示すものと捉えられます。そのために、日本メディカルダイエット支援機構のサイトには私たちの活動の内容を、できるだけ掲載するようにしています。 ただ、サイトのデザイン構成がよくないので、新たなコンテンツを入れるところがないことから、「最新情報」の中に詰め込んでいる状態です。バックナンバーは4290本を超えました(2022年
発達栄養講習6 脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖
発達栄養についての専門書籍は存在していないものの、発達障害児の改善を掲げた書籍は数多く、その中に栄養も取り上げられています。しかし、複数の書籍に目を通すと、自説を示すために発達障害を利用しているものもみられます。 糖質制限によって発達障害は改善できるとして、大きくブドウ糖を減らすことをすすめている書籍もあります。ブドウ糖の摂りすぎが低血糖を起こし、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が急激に
発達栄養77 感覚過敏の五感の特性
発達障害に特徴的な感覚過敏によって食べられないものがあるのは、味覚過敏だけではありません。 視覚にも敏感で、揚げ物、炒め物、煮物、焼き物などの茶色の料理が嫌という子どもがいれば、鮮やかな色が落ち着かない、気持ち悪いということを言う子どももいます。また、嗅覚にも敏感で、苦手な料理の匂いがするだけで気持ちが悪くなるので、単品しか食べられない、他の人と一緒に食べられないという例があります。噛むとき