最新情報
甘いものはダイエットの敵なのか味方なのか
ダイエットは食べる量を減らすか、運動量を増やすのが基本とされています。食べる量が多くて摂取エネルギー量が多ければ太り、運動量が少なくて消費エネルギー量が少なくても太るということになります。その逆に、食事が少なければ、そして運動量が多ければやせるという単純なことだと説明されることが多いようです。要は食事量と運動量のバランスで、食事で摂る摂取エネルギー量が運動で使われる消費エネルギー量を上回っていれば
消化酵素が含まれた食品なら肉まで分解してくれるのか
ワサビの産地の高原を訪問するテレビ番組で、牛肉ステーキにワサビをつけて食べるシーンがあり、それにコメントしていた専門家らしき人が「ワサビの辛味成分には消化作用があるので、肉の消化をよくしてくれる」という話をしていました。この話に従うなら、ワサビをつけて食べると肉は消化されて吸収もよいということになります。栄養学を学んでいれば、そのようなことは話さないはずですが、コメントをしている人の肩書きを見て、
「次世代を育てるのは現役世代の大切な役割」という話
「嵐の前の」とくれば、それに続くのは「静けさ」というのは普通の発想で、クイズ番組でも正解となります。ところが、一部の業界では「嵐の前の」に続くのは「Kinki Kids」です。ジャニーズのグループのデビューの順番を指しているのですが、1997年にKinki Kids、1999年に嵐、この後は2002年にタッキー&翼、2003年にNEWSと続きます。ちなみにKinki Kidsの前は1995年のV6
白い筋肉を増やすと体脂肪は減るのか
気になる腹部の脂肪を減らすために、腹部に巻いておくだけでスリムになる、という謳い文句の商品をテレビの通販番組で見ていて、気になることがありました。腹筋を細かく、数多く振動させることで筋肉をつけて、しかも脂肪が減るなら、こんなによいことはありません。苦しい腹筋運動をしなくても大丈夫、という言葉にも引かれます。そこでテレビ画面に出ている電話番号にアクセスするということになるのでしょうが、電話をする前に
悪玉コレステロールを減らすために何をするべきか
悪玉コレステロールと呼ばれるLDLが増えすぎると、動脈硬化のリスクが高まります。それに結びつくのはLDLコレステロール値が140mg/dl以上となったときで、この状態になると高LDLコレステロール血症と診断されます。 体内のコレステロール量が増えると、これを全身に運ぶためのLDLが増えていきます。その増え方を測定するのがLDLコレステロール値です。コレステロールは肝臓で合成されるときに材料として
コレステロールの上限値がなくなって脂質異常症はなくなったのか
「日本人の食事摂取基準」が改定されて、2015年版からコレステロールの上限値がなくなりました。「日本人の食事摂取基準」は5年に1回、現状に合わせた改訂版が出されていて、現在のものは2019年まで有効です。2020年からは新たな改定版が採用されます。コレステロールを多く摂ると動脈硬化のリスクが高まると言われ続けてきましたが、コレステロールの摂取量によって動脈硬化のリスクが高まることが証明されなかった
桃太郎を歌いながらウォーキング
ウォーキングの認知症予防の効果を高めるためには、ただ歩くのではなくて、頭を使いながら歩くことがよいというのは、さまざまな研究によって明らかにされています。「頭を使いながら」といっても、歩くことに頭を動かしてバランスを取るというようなことではなくて、使うのは脳です。ウォーキングの認知症予防効果を高めるために、歩きながら計算をしたり、俳句をひねりながらということをすすめている人もいます。歩いているとき
「卵はサイズで黄身の大きさは変わらない」は本当か
コレステロールをテーマにしたテレビ番組の中で、「卵は小さくても大きくても黄身のサイズは変わらない」と紹介していました。この場合の卵は鶏卵のことですが、番組ではサイズが大きいのは白身が多いだけという説明をしていました。この番組を見ていた方が講習会に参加されていて、「これまではコレステロールを心配して小さい卵を食べていたけれど、安心して大きなものが食べられる」という話をしていました。コレステロールの摂
活性酸素を減らしてLDLの酸化を防ぐ
悪玉コレステロールとも呼ばれるLDL(低比重リポたんぱく)は、動脈硬化のリスクを高めるので、まさに悪玉だと思われがちですが、LDLの役割は肝臓のコレステロールを全身に運ぶことです。LDLが増えるということは、全身の細胞膜の原料とホルモンの材料であるコレステロールが運ばれることなので、身体にとってはよいことのはずです。それが悪玉と呼ばれるようなことになるのは、LDLが酸化して酸化LDLとなってしまう
LDLとLDLコレステロールの違い
LDLが増えると動脈硬化のリスクを高めるという話をしたときには、それに続いてコレステロールとLDLコレステールの違いについて話すようにしています。コレステロールは全身の細胞膜の原料であり、ホルモンの材料となっている重要な脂質成分です。コレステロールは血管を通って全身に運ばれる必要がありますが、血液は水成分で、コレステロールは油脂成分なので、“水と油”の関係から溶けることはなくて、そのままだとコレス