

最新情報
一過性黒内症と一過性脳虚血発作
毎日更新している「最新情報」ですが、ときどき1日に2本以上が掲載されることがあります。これは、その日のうちに伝えたいことが複数あるということですが、理事長が早朝から動き回って多くの人と会う前日に、よくあることです。別の方と次々に会うのに、同じような話題がのぼることがわかっているので、細かなことは「最新情報」で説明してあるから、そちらを見てほしいということで書いたのが始まりです。掲載から数日して一覧
糖尿病の改善には糖質制限だけでよいのか
糖質制限は、その名のとおり、食事で摂る糖質の量を制限することです。日本人の食事摂取基準(2015)によると1日の摂取エネルギーのうち糖質を50〜65%、脂質を20〜30%、たんぱく質を13〜20%のバランスで摂ることが推奨されています。半分以上のエネルギー量を摂るべきとされる糖質を制限するのですから身体に影響が出ることは当然のように考えられます。 その影響をよい方向で捉えてすすめているのが“糖質
名前を変えたら大ヒットした話
納豆の有効性について研究とPRを納豆業界の依頼で実施したことがあります。その後に豆腐業界、豆乳業界からも依頼がありましたが、どれも大豆が材料で、同じような資料で、同じようなことを書けばよかったので、それほど困難な仕事ではなかったのですが、それぞれに特徴があり、納豆には納豆菌という優れた発酵菌があります。発酵させるだけでなく、商品としての納豆になってからも残って、これが腸内の発酵を進めることから善玉
無症候性アルツハイマー病はよい状態なのか
未病の話をしたときに、東洋医学の未病は自覚症状があるのに検査をしても特に原因がみられないものを指すと説明しました。しかし、西洋医学の最新の検査を実施することによって、詳細が判明するようになると、それなりの原因があることわかってきました。その検査の一つにMRI(Magnetic Resonance Imaging:核磁気共鳴画像法)があります。脳や内臓を画像化して詳細に見ることができるので、これまで
腸内細菌の多様性がダイエットにつながる
腸内には約100種類、100兆個以上の腸内細菌が棲息するという話は、今でも当たり前のように語られています。WEBサイトを閲覧して回っていると、この情報は今でも数多く紹介されています。しかし、300種類、300兆個という説が登場し、今では500種類、1000兆個という発表もされています。こんなにも腸内細菌の数が増えた、という話ではなくて、研究によって実態が明らかになってきたということですが、これだけ
やせている先生のダイエット法は正しいのか
ダイエット法の情報ほど怪しく感じるものはなくて、科学的な解説がされていると信じてしまいがちですが、正しいことなのか、怪情報なのかの判断は難しいことです。ダイエット情報が正しいかどうかの判断基準として、ありがちなのはダイエット法を語っている先生が太っているか、やせているかを一般の方々は重要視していることです。どんなに素晴らしい研究者で、素晴らしい研究をしている先生であっても、その先生が太っていたら、
「ジェネリックは先発医薬品と中身は同じ」は本当か
処方箋薬を購入するときには「ジェネリックにしますか」と聞かれます。ジェネリック医薬品は、先発薬と呼ばれるオリジナルと一緒という話をされ、しかも安いのでお得だと言われます。先発の医薬品には20〜25年間の特許期間があり、その期間が過ぎたものが後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品です。先発医薬品とジェネリック医薬品で同じなのは有効成分の種類と量のことで、錠剤やカプセルとしての医薬品全体が、まったく一
30食品に含まれるもの含まれないもの
女性月刊誌の記者から、「七味唐辛子は7食品になるのですか」という質問をされました。これは以前にセミナーでギャグとして話したことと一緒のことだったので、あえて返答させてもらいました。品目数については、以前に“1日30食品”ということが言われ、1日に食べる食品の数を増やすことが栄養バランスを整えることだというので、メディアにも盛んに取り上げられました。 日本メディカルダイエット支援機構は“おかず”は
同じ先生がテレビで違うことを言っている
日本メディカルダイエット支援機構では、厚生労働省をはじめとした官公庁、大学などの研究機関の研究成果などの情報を検索して、医師、研究者、団体役員などに健康情報メールとして毎週1回、発信しています。このうち研究成果は、まだ途中の段階のものもあり、ここまで研究が進んでいるということを知ることで、研究が重ならないようにする、さらなる研究の道を目指すといった使い方がされています。研究途中のことなので、同じよ
医薬品としての三大ヒトケミカル
メディア関係者から、以前に返答したことと同じ質問が来ることがあります。教えてもらったことを忘れたということではなく、記録や資料を調べるよりも、もう一度聞いたほうが簡単に済むということもあるようです。そういった質問に再び答える当方の姿勢がメディアの方々を安易にさせてしまうのかもしれませんが、このコーナーでも同じことを繰り返して紹介させてもらいます。少しだけ書き方を変えますが。 その質問というのは、