Diet Cure8 健康食品にある行動変容のヒント

医師から生活習慣病の治療のために食事の改善、運動の実施などをすすめられても、なかなか実践できないということがあります。これまでの生活を変えるのは行動変容と表現されています。

生活習慣病は、自分自身の生活の結果が招いた結果で、「自業自得」と言われることがあり、自分で頑張るしかないと言われるものの、本人だけの責任と撥ねつけられることでもないはずです。

というのは、なぜ生活習慣病が危険で、行動変容が重要であるのかを説明されても、効果がある方法、自分に合った方法でなければ、取り組もうとするモチベーションも高まらず、取り組んだとしても長続きしなくなるからです。

では、どのようにすればよいのかを考えるヒントとしているのは健康食品の選択の手順です。健康食品は何を選べばよいのかがわかりにくいのですが、それは食事療法で示される献立も同じことです。献立の通りに食材を並べて、料理をすれば、それで改善ができると言われても、それでよいのかの保証がないと実施しにくいことにもなります。

内容的に正しいとしても、それが一般的なものであると個人に適したものなのかという疑問も抱かれます。健康食品も素材が優れたもので、その組み合わせも正しくても、それが自分の状態に合っていなければ優れたものだということにはなりません。

生活習慣病は、そもそも初期段階では自覚症状がないのが特徴的なところで、それだけに改善が進んでいても実感ができないので、この方法でよいのかという疑問も生じやすくなっています。

健康食品の継続は、ただ摂取するだけでよいのに対して、食事療法は飽きずに続けるには工夫が必要です。そこが一番の違いですが、正しいものを選ぶ、自分に合ったものを選ぶ、継続できるものを選ぶ、という流れで行動変容の内容を選択することが重要になると伝えるようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕