1日に必要な摂取エネルギー量を計算したら、現在の自分の食べている量が、それに比べて多いのか、それとも少ないのかを確認して、食事を減らすのか、逆に増やすのかを考えるようにします。
まずは、自分が食べている分量を100kcalに当てはめていきます。主食ではご飯を茶碗に2杯食べていたら200kcal、パンは5枚切りで1枚なら200kcal、麺類は1食分(1玉)なら300kcalとなって、主食だけで700kcalとなります。
主菜では肉は2切れで200kcal、魚は1切れで100kcal、卵は1個で100kcal、豆腐は1丁で200kcalで600kcalとなります。副菜はサラダや小鉢、味噌汁は1つが25kcalで1日に100kcal、牛乳はグラス1杯で100kcal、果物は1個で100kcal、このほかに油は調理に使われている分が100kcalで400kcalとなります。
追加で1日に菓子を100kcal分を食べていると、これで合計は1800kcalとなります。1日の摂取エネルギー量の計算で1700kcalだったとすると、100kcalを摂りすぎていることになります。菓子を2回、食べていれば、200kcalの摂りすぎになります。
摂取エネルギー量だけが合っていればよいわけではなくて、バランスも重要です。理想的な100kcal単位の食品のバランスは、それぞれの摂取エネルギー量に合わせて作ってあります。200kcalが多いなら、バランス表を見ながら、何を減らせばよいのかを考えていきます。
理想的には、3食以外に食べる間食(嗜好品)を削って、それから理想的なバランスに合わせるようにすればよいわけです。それでは大きく食べる内容を大きく変えなければならないとすると、長続きしにくくなります。それで100kcalの食品を他のものと変えて、だんだんと理想に近づけていくようにします。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)