ウォーキングの歩数を記録するために複数の歩数計を使っているという話を前にしました。それぞれの精度を確認するのが一つの目的で、もう一つは歩き方によるカウンターの反応を確かめるためです。歩数計には振り子式と3D加速度センサー式があって、精度でいえば後者が圧倒的に優れています。それなのに、わざわざ振り子式も使っています。振り子式は、しっかりとした歩き方をしているときにだけ反応するので、どんな歩き方を知るために使っています。
振り子式は、すり足式のズルズルと引きずるような歩き方、スリッパをはいての室内の歩行、小走りなど普段の歩き方とは異なる歩行だと、センサーがうまく動かずに、すべての歩行はカウントされなくなります。これは弱点ではあるものの、1日中つけていて、すべての歩数のうち、しっかりとした歩き方をしたときだけカウントしてくれるので、活動的なウォーキングでの歩数を知るには役立ちます。
そんな面倒なことをしなくても、活動量を記録してくれる加速度センサー式の歩数計もあります。これを使えば同じ歩行であっても、どれくらいの強度であったのかがわかり、運動としての効果があるウォーキングをやった時間と歩数を知ることができます。そのタイプの歩数計も使うと4個が必要になってきます。