食卓に並べて食べるべきものとして「まごわやさしい」という標語が以前から示されてきました。ま(豆)ご(ごま)わ(わかめ=海藻)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ=きのこ)い(芋)の頭文字を並べたもので、和食を食べることで摂ることができます。
これは子どもが食べるべき食材ですが、「オカアサンハヤスメ」という子どもが食べる機会が多いものを減らして、代わりに食卓に並べたいものとして「まごわやさしい」が登場しました。「オカアサンハヤスメ」はオ(オムライス)カ(カレーライス)ア(アイスクリーム)サン(サンドイッチ)ハ(ハンバーグ)ヤ(焼きそば)ス(スパゲッティ)メ(目玉焼き)を並べたものです。
「まごわやさしい」だけでは栄養バランスが取りにくいというので、「まごたちはやさしい」ま(豆)ご(ごま)た(卵)ち(乳=乳製品)わ(わかめ)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ)い(芋)、「まごたちにわやさしい」ま(豆)ご(ごま)た(卵)ち(乳=乳製品)に(肉)わ(わかめ)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ)い(芋)ということも言われるようになりました。
さらに「まごたちにはやさしいわ」ま(豆)ご(ごま)た(卵)ち(乳=乳製品)に(肉)は(発酵食品)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ)い(芋)わ(わかめ)ということも言われるようになりました。
これまでのことは表現こそ違っていますが、DNA認定講習のテキストでも紹介しています。これが最終形かというと、まだ先もあって、新たに登場して、徐々に耳にするようになってたのが「かきくけこ やまにさち」です。
か(海藻)き(きのこ)く(果物)け(鶏卵)こ(穀物)や(野菜)ま(豆)に(肉)さ(魚)ち(チーズ=乳製品)の頭文字を並べたもので、たんぱく質を摂取して健康づくりに役立てようということで提唱されたものです。元はシニア向けでしたが、今では偏食が目立つ子どもに対しても使われるようになっています。
〔発達栄養指南:小林正人〕