GOT(AST)

グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)はアミノ酸を作り出す酵素です。近年ではAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)が国際的な標準として使われつつあります。肝細胞、心臓、筋肉、腎臓にある酵素で、これらの臓器の細胞が破壊されると数値が高くなります。肝臓障害、心筋梗塞、溶血などの診断に使われます。正常値は40IU/L単位以下で、飲酒後、運動後には上昇傾向があります。GOTが高い場合には心筋梗塞、進行性筋ジストロフィーが疑われます。GOPとGTPがともに高い場合には急性肝炎、GOTがGPTより異常に高い場合には肝硬変、肝臓がんが疑われます。
〔参照〕肝機能心筋梗塞GPT