一定量の血液に含まれる赤血球の容積の割合を調べる検査で、その数値はヘマトクリット値といいます。貧血や赤血球増加の程度を判断する基準として使われます。赤血球数が減ると、ヘモグロビン量が減り、ヘマトクリット値も下がるというように、3種類の値は関連して増減しています。この変化から貧血の種類が診断されます。また、ヘマトクリット値が高い場合には、多血症や脱水症、心臓や肺の疾患や腫瘍が疑われます。 〔参照〕赤血球、貧血、ヘモグロビン