赤血球に含まれる赤い血色素で、鉄を含むヘムとたんぱく質のグロブリンから構成されています。血色素とも呼ばれます。体中に酸素を供給する働きをしており、肺で酸素を受け取り、血液で全身に運ばれ、必要な組織に酸素を渡しています。血液が酸素を運搬する能力はヘモグロビン量とほぼ比例しています。鉄が不足するとヘモグロビンが減少し、各臓器は酸素不足のため機能が低下します。ヘモグロビンと血液中のブドウ糖が結びついたものがヘモグロビンA1cで、長期間にわたって血糖値が高い場合に数値が上昇することから、糖尿病の診断に使用に使われています。
〔参照〕赤血球、ブドウ糖、ヘモグロビンA1c