心臓にまつわる病気を総称して心疾患といいます。虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心臓弁膜症、期外収縮心筋症、心不全、心房細動、不整脈などがあります。心疾患による死亡数は、悪性新生物に次いで年間死亡順位の第2位となっています。心疾患による死亡の第1位は心不全ですが、心不全は病名ではなく、心臓にまつわる病気によって心臓の機能が低下した状態を指します。心疾患の80%ほどは虚血性心疾患が占めています。心疾患の危険因子は、血圧のように心臓に直接影響するものと、動脈硬化を介して間接的に影響するものがあります。
〔参照〕悪性新生物、血圧、心筋梗塞、動脈硬化、不整脈