動物と植物の細胞に含まれる有機化合物で、細胞核内の産生物質であることから核酸と名づけられました。遺伝を司っており、DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)があり、DNAは新しい細胞を作るときの設計図となる情報を持ち、RNAは設計図に基づいてアミノ酸からたんぱく質を合成して細胞を作る働きがあります。この2種類の核酸があることで、細胞は分裂してコピーされていきます。食品では白子、レバー、サケ、タラ、イワシ、ビール酵母などに多く含まれます。これらの食品を摂ることで細胞内の核酸が補われ、細胞の新陳代謝を活性させ、細胞を修復させ、老化を防ぐといった作用があります。また、疲労回復、肌や髪の活性化、免疫力の強化、脳機能の改善などの作用も期待されています。
〔参照〕アミノ酸