水分を吸収して膨らむタイプの食物繊維で、胃の中で溶けて余分な脂肪や糖質を包み込み、吸収させずに排泄させる作用があります。水溶性という名称から水に溶ける印象を持たれることがありますが、食物繊維は溶けることがありません。水溶性食物繊維が多く含まれるものには、コンブやワカメなどの海藻類、コンニャク、キノコのほか、果物に含まれるペクチンがあります。コンニャクは粉の状態では水溶性食物繊維の性質があるものの、凝固剤で固まった状態では不溶性食物繊維と同様になります。水溶性食物繊維には便を軟らかくする作用があり、便通を促進させます。
〔参照〕食物繊維、糖質、不溶性食物繊維