オリゴ糖は通常は鎖状ですが、両端がつながって環状になったものをいいます。シクロデキストリン(Cyclodextrin)とも呼ばれ、シクロ(サイクロ)は環状、デキストリンはオリゴ糖を指します。環の大きさによってα‐シクロデキストリン(ブドウ糖6個)、β‐シクロデキストリン(ブドウ糖7個)、γ‐シクロデキストリン(ブドウ糖8個)に分けられます。ナノサイズ(10億分の1m)で、フタと底のないカップ状の構造をしており、外側は親水性が高く、内側は親油性が高く、水に溶けやすく、有効成分を包んで必要な部位まで運ぶという特徴があります。水溶性食物繊維としての働きも注目されています。
〔参照〕オリゴ糖、水溶性食物繊維