睡眠と覚醒に障害が起こる病気のことで、不眠症、睡眠関連呼吸障害、過眠症、概日リズム睡眠障害、睡眠時随伴症、睡眠関連運動障害の6タイプに分けられます。不眠症には寝つきが悪い入眠障害、夜中に目が覚める中途覚醒、早く目が覚める早朝覚醒、熟睡できない熟睡障害があります。睡眠関連呼吸障害は睡眠中の呼吸障害によって睡眠の質が悪化する状態で、睡眠時無呼吸症候群があげられます。過眠症は日中に強い眠気が起こる状態をいいます。概日リズム睡眠障害は昼に活動して夜に眠るリズムが壊れているものです。睡眠時随伴症は夢遊病や知らないうちに食べたり物を壊すなどの異常行動を起こすことをいいます。睡眠関連運動障害は睡眠中に体が動くことによって睡眠が障害されるものです。自律神経の乱れや生活習慣病によって引き起こされることが多くなっています。
〔参照〕自律神経、生活習慣病