血液中のブドウ糖である血糖の濃度が高くなって起こります。多くなった血糖は尿中に排泄されますが、血液中で濃くなったときに血管の細胞に入り込んで、糖アルコールとなって細胞に影響を与えます。高血糖状態が長く続くと、網膜症や腎症、神経障害などの合併症を引き起こします。インスリンの分泌が極端に少ない1型糖尿病、インスリンの分泌や働きが悪い2型糖尿病に分けられ、2型糖尿病が糖尿病患者の約95%を占めています。初期には自覚症状がなく、進行すると喉が渇く、尿の量や回数が増える、尿が泡立つ、よく食べるのに痩せるといった症状が現れます。
〔参照〕血糖値、ブドウ糖