血圧は心臓から押し出される血液が血管を流れるときに血管壁にかかる圧力のことで、高血圧は圧力が慢性的に高い状態が継続することをいいます。心臓が収縮して血液を送り出して血管に一番強く圧力がかかった状態が収縮期血圧(最高血圧)です。そして、収縮したあとに心臓が拡がるときに圧力が一番低くなった状態が拡張期血圧(最低血圧)です。原因疾患が明らかな二次性高血圧症と、原因が明らかではない本態性高血圧症に分けられます。病院で血圧を測るときにだけ高血圧になる場合があり、これは白衣高血圧と呼ばれ、白衣を着た医師や看護師に対面したストレスが原因していると考えられています。喫煙やカフェインが含まれた飲み物を飲んだときにも血圧は上昇します。高血圧は動脈硬化の要因の一つにあげられています。
〔参照〕血圧、ストレス、低血圧