日本メディカルダイエット支援機構の活動は、その名のとおり、メディカルダイエットの支援です。自らがメディカルダイエットを実施するというよりも、メディカルダイエットに関わる活動をする団体や個人を支援することが目的で設立されました。いくらメディカルダイエットの研究をして、その成果を講習や情報として発信しても、それを活用する人たちに的確に届かなければ目的を果たすことはできません。
その活動のために、特定非営利活動法人(NPO法人)の法人格を得るために、内閣府に認証を求めました。今では全国規模の活動をする団体も都道府県内の活動だけの団体も、都道府県の所管となっていますが、私たちが認証申請をしたときには、所管は内閣府でした。
申請をすれば、あとは認証されるのを待つだけ、もしくは書類に不備がある場合には修正して提出するだけというのが通常のことでしたが、内閣府の担当部署(NPO室)から呼び出しを受けました。用件は団体名のことでした。
役員に医学者がいないのに日本メディカルダイエット支援機構と名乗る理由が聞かれました。役員は運営者であって、会員には薬学博士、病院の管理栄養士、運動科学の研究者などもいて、医学的なダイエットの活動に問題はないと考えていました。また、自分たちが医療行為をするわけではなくて、広く医学・医療に関わる団体の活動支援のために情報提供をすることが第一の活動として“支援機構”と名づけていたので、これも問題はないとの認識でした。
しかし、内閣府の担当は、メディカルは医療を指す言葉で、それを名乗ることに難色を示して、認証のためには名称の変更を持ちかけられました。(実際に言われたのは「名称変更という選択もある」ということでしたが)
内閣府には厚生労働省からの出向も多く、その方面からの意見であることもわかりました。
それを乗り越えて、日本メディカルダイエット支援機構との名称で特定非営利活動法人として認証されるまでの道のりについては次回に説明させてもらいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)